1951
1952
人間は顔だけで独裁者と民主主義のリーダーを区別できると判明
nazology.net/archives/97087
第一印象はやはり偉大でした。
カナダのマキュアン大による研究によれば、人間は顔だけで独裁者と民主主義のリーダーを約7割の精度で判別できたとのこと。
独裁者は険しく民主主義者は温和な表情のようです。
1953
バジルの天然化合物に「アルツハイマーの予防効果」があった
nazology.net/archives/97825
サウスフロリダ大はバジルに含まれる化合物「フェンコール」に、アルツハイマーへ予防効果があると報告。病の原因「アミロイドβ」を減少させる作用があったそう。どのように脳に届けるのが最適か検証が必要です。
1954
廃コンクリートとCO2でつくる新しい建材が開発される
nazology.net/archives/97883
世界のCO2の約7%はセメントの製造で排出されており、その削減が課題です。そこで東京大学は廃コンクリートとCO2で生成できる新しい建材を開発。CO2をリサイクルできるため、非常に有望な発明だと言えます。
1955
カモの親子が一列に泳ぐ理由は「後ろの子ガモに推進力を与えるため」と判明
nazology.net/archives/97850
英ストラスクライド大は、カモがまっすぐに並ぶ陣形で泳ぐ理由を究明。数理モデルにより「波乗り」と波を後続にリレーする「波渡し」が起きると分かりました。成果は貨物輸送船の効率化に役立ちます
1956
マッサージ効果の科学的解明に成功! 炎症物質を洗い流し回復速度を2倍に
nazology.net/archives/97864
未だに大系的な研究がないマッサージのメカニズムをハーバード大はマウスを用いて分子化学的に分析。好中球など炎症物質を洗い流すことで回復速度向上や筋繊維増大に貢献すると明らかにしました
1957
冥王星の大気は薄くなっていると明らかに
nazology.net/archives/97828
米SeRIは星食を利用した観測から冥王星の大気密度が低下していると報告。冥王星の公転周期は248年もあるため、太陽との距離が変化した場合の影響は未知の領域です。惑星から除外されてもまだまだ魅力的な天体なのは間違いありません
1958
-196℃で灰色から黄色に変化する「極低温カメレオンダイヤモンド」が見つかる
nazology.net/archives/97841
GIAは極低温で色が変化するダイヤモンドを報告。宝石の色は不純物で生じるため低温における結晶内の電荷が影響していると推測されていますが希少なため明確なメカニズムは謎のままです。
1959
夜行性ヤモリが「暗闇でも色が見分けられる」メカニズムを解明
nazology.net/archives/97754
ヤモリには暗闇でも色を識別できる種がいます。京都大らはヤモリの色識別時の目のはたらきを解明。進化の過程で、本来なら明所で働く物質を暗所でも使える形に変化させていたそうです。
1960
遺伝操作でタッチの代わりに「青い光で発情する」マウスを作成
nazology.net/archives/97723
米ペンシルベニア大はやさしいタッチにより性欲のスイッチが入るかどうかを研究。触覚の神経を光に反応するようにマウスを操作した所、光照射で発情しました。触覚の神経が交尾と深く関わっていると考えられます
1961
機械的な力で原子を操作し「化学結合を破壊する」瞬間が撮影される
nazology.net/archives/97745
米プリンストン大は原子間力顕微鏡の探針の先端に取り付けた銅原子を鉄-炭素結合に徐々に近づけるという方法で化学結合が切断される瞬間を撮影。さらにそこにかかった力が150pNだったと報告しています
1962
「飛行可能な二足歩行ロボット」が開発される
nazology.net/archives/97772
米Caltechは驚異的なバランス感覚を持った飛行能力を持つロボットを開発。両肩のプロペラで重心を制御し綱渡りやスケボーも乗りこなします。現状の問題は消費電力の大きさで100秒の飛行しかできません。動画は綱渡りの様子。
1963
養殖によって「サケの目が小さくなっている」と明らかに
nazology.net/archives/97734
英バンガー大により養殖の鮭の目が養殖開始以来小さくなっていると報告。養殖環境の鮭は天敵に襲われる心配やエサの争奪がないため、このような変化が起きたと考えられます。人が生物に与える影響は大きいんですね。
1964
ニンジンを食べすぎると肌がオレンジ色になる可能性がある
nazology.net/archives/97517
研究者によると人参を食べ過ぎると色素のβカロテンが血液を通じて皮膚に沈着し手などがオレンジに変色するそう。柑皮症と呼ばれ日本ではミカンでかかることで有名です。ただ健康には無害なので心配はいりません。
1965
ホットドッグ1個食べると寿命が36分減るという研究
nazology.net/archives/97712
ミシガン大は日常食品が健康寿命にどれだけ影響を与えるかを分単位で算出する研究を発表。「健康栄養指数」を元に加工肉1gで寿命が0.45分失われる、など影響を数値化しました。分かっちゃいるけどやめられない。
1966
ナタデココをペースト化した新食品「ナタピューレ」を開発
nazology.net/archives/97663
農研機構はフードロスの対策にナタデココを粉砕したナタピューレを作成。これは適度な繊維質感を持ったピューレ状の素材で、粉をペースト状にまとめるのに便利でフード3Dプリンタの素材などに利用できるとのこと。
1967
1600万年前の琥珀中に「新種クマムシ」を発見 さすがに死んでる?
nazology.net/archives/97707
ハーバード大らはドミニカ共和国で採取された琥珀にクマムシが保存されていたと報告。クマムシは過去に地球で5回起こった大量絶滅を全て生き残っています。爪や口を調べたところ新種として記載できるそう。
1968
脳へ電気刺激を与える制御チップでうつ状態を自動解消へ!
nazology.net/archives/97691
重度のうつ病だった女性サラは米UCSFによる脳の電気刺激で症状を緩和。今回研究は電気刺激を制御チップで自動化し15カ月の運用で彼女がうつ状態にならないことを確認。この研究は次の被験者も11人決まっています。
1969
虐待の被害者は将来「愛の重い人」になってしまう可能性が高い
nazology.net/archives/97608
蘭ライデン大は虐待被験者を9年間追跡調査。成人後うつを発症させパートナーへ異常に依存したり逆に愛情回避を誘発して孤立しがちになると報告しました。虐待は恋愛に関する性格特性も捻じ曲げてしまうようです
1970
二酸化炭素から「人工デンプン」を合成することに成功!
nazology.net/archives/97659
デンプンは植物の光合成から作られますが、その効率は2%程度です。中国科学院はその8.5倍も効率よく人工的にCO2をデンプンに変換することに成功。食料を農業でなく工業的に生み出せる時代になるかもしれません。
1971
6才の少年が古代ゾウ「マストドン」の歯を発見!1万2000年前に絶滅
nazology.net/archives/97647
米ミシガン州に住むジュリアンさん(6)がハイキング中に「マストドン」の歯の化石を発見しました。マストドンの歯の化石は稀少だそう。彼は化石発見で100万ドルもらえるとの可愛い勘違いもしていました。
1972
一位は昭和レトロな生き物「再生能力をもつ生物TOP10」
nazology.net/archives/97629
生物には切断された部位が復活するほどの再生能力をもつものがいます。では「最も再生能力が高い生き物」ってどの生き物でしょうか?手足、脊髄、尻尾、心臓や目まで完全再生する能力をもつ生物もいるんだとか…。
1973
記憶喪失の原因となるタンパク質を特定! トラウマを消す薬ができる可能性も
nazology.net/archives/97564
英ケンブリッジ大はマウス実験で記憶喪失が起きるとき脳内で分解されるタンパク質を特定。同様のメカニズムが人間にあれば薬による選択的な記憶喪失でPTSDなどを治療できる可能性があります。
1974
ダーウィンの予言した世界最長30cmの口器を持つスズメガが「新種」に認定
nazology.net/archives/97563
これまでアフリカ本土のスズメガの亜種とされていたキサントパンスズメガがDNA調査の結果新種と認定されました。このガはかつてダーウィンが花の形状から存在を予言していたことでも有名です。
1975
TOSHIBAが「世界最長600kmの量子暗号通信」を達成
nazology.net/archives/97552
東芝は、将来量子コンピュータが台頭しても破られにくい「量子暗号通信」を600kmの通信距離で実証したと発表。量子力学の「観測されるまで物事の状態は確定されない」という理屈をうまく利用した技術です。