よく『クチだけのクリエイター志望者』の表現で『遊んでる様に見えるかもしれないが俺様は今、新作のネタを練ってるのだ!』的なのを見かけるけど。 実際には『遊んでてすら仕事の事を完全に忘れる事ができない職業』なんだよな....
スレッタの一人称で書かれているのは良いとして、このせいでまずスレッタの外見イメージが提示されない。一人称の場合は鏡に映った自分を描写したりするが、それも無い(アニメにそういう表現が無いので当然だが) ここでもう完全第三者視点のアニメと、スレッタの一人称視点の齟齬が出る。
――ふと。 小説書きとしての能力を測る場合、実はポイントが幾つかあって、 『綺麗な(読みやすい、エモい等)文章を書ける』 事と、 『面白い(かつ整合性のある)筋立てが出来る』 事は、 全然別だったりするし、前者は写経的な鍛錬で短期である程度能力向上が見込めるけど、後者は……
でもってこの試験、普段から授業で構造分解だの換骨奪胎だのは言及してるんだけど、それをある程度、実践してないと、大体、対応出来ない。(九割の子が対応出来なかった)
その辺意識して、企画書にもどこでこの世界観やキャラ配置の設定が、『効いてくるか』を書き添えておくと良いのでは、とか。 や、本職のゲーム屋さんからすると的外れな話かもしれませんが。 物書き、物語屋から考えるとそうなるよ、という話でした。
ここで全て語るのはかなり無理があるのでかなり割愛しますが、こう考えると(システム的に物語が必須でないタイプの)ゲームにおける物語の機能は、おそらく、インターフェイスというか、親近感や没入感の構築に役立ってるとも言える訳で。
結局、編集者云々と同じで、校正者だって人間だから、皆均一な訳でもなく、すごく有能でいい人もいれば、意味もなくマウントとってくる人もいるんですよ。後者はほとんど見かけませんけどもね。
これもキャラクター創造論で書いたけど。 基本、最低限お話を回す為に必要なキャラの数は、三人だという話がありまする。 主人公。協力者。敵対者(対立者)。 大抵はこの形に落とし込める(勿論、一部、例外はありますし、回想の形でしか出てこない対立者とかもありますが)
情報提示の順番の話。 例えばだけど、これは実際にうちの内弟子が以前やった文章構成だけど 「異世界転移した主人公が、その転移先の少女に剣術の修練を受けている場面」 「数ページに及ぶ訓練シーンが終わる」 「最後に訓練用の木剣を片付ける段になって、『いわゆる木刀とは違う』などの描写が入る」
逆に考えよう。 シナリオ(あえてここでは物語の意味で使います)がなくても成立するゲームで、シナリオをつけたものがあったとしたら、それはどんな効果をもたらした? 例えばテトリスの進化系とも言うべきぷよぷよは?
ふと思ったが、昨日の『一国の首相が無意味だと言い放つ世界征服に対して、悪の組織の幹部がどう返すか』ってのは大喜利にできるかもしれんなあ。 『あなたは悪の組織の幹部です。制圧した国の首相があなたに世界征服なんて無意味だと言います。上手く反論してください………はい、歌さん早かった』
『ラノベ作家はアニメのライターより早いです』とざっくり諸々斬り落とされて実際の雑誌には書かれちゃって。 確かに「嘘」は盛られてないんだけど、こう切り取ると、私がライターさんを馬鹿にしてるようにしか見えないのだよな。
厳密な話をすると、総合出版社において、一般文芸より素早く利益を上げることが期待されるラノベは、短期決戦型の商品を数多く揃える必要があり、『旬』のネタを乱打する傾向は昔からある。 『ゼロ使』がヒットした際に、異世界召喚モノしか企画が通らなかった某社とか。 twitter.com/novelpengin/st…
飯食いながら子供らと日本語の話になったのでついでに。 講義ではよくやるネタですが。 小説の文章と、単純な日本語の違いの話。 日本語で色としての『あか』を示す場合に、どんな漢字を使うのか。 中1の娘に聞くと『三種類は知ってる』とのことで、詳しく聞いてみると『赤』『紅』『朱』だそうな。
創作物に銃を出す場合、ガンアクションが作品の唯一絶対の肝(100%ガンオタ向けとか)でもない限り、これで十分ではあると思う。 実際、リアルとリアリティは違う様に、圧倒的多数の想定読者が納得する、感心するレベルであれば、それ以上の細かい銃描写は、むしろエンタメ性阻害しかねないし。 twitter.com/muhedoruri/sta…
あらすじを語る、というオーソドックスなやり方の場合、ログラインレベルまで作品構造を分解してないと、大体、三分の一も語ったところで時間切れになる。 そんなにかからないでしょ、と思うかもしれないが、大抵は、少し語ってから前提条件としての世界観を語ってない事に気付いて戻るとか、
大学で教えてるラノベ論に照らし合わせて考えた場合。 ラノベは『はい、小難しくないよ、いらっしゃい』と将来の小説読者さん達(現状の少年少女)に提供する入門的な側面があり、読み易さ、手に取り易さを重視して漫画的な挿絵をつけ、文庫を初売りにするというスタイルをとってきたと推測できるけど、 twitter.com/suo714/status/…
父の日のプレゼントに、何が良い? と娘に聞かれたので、『スマホケースになんか可愛いわんこの絵を描いて』と頼んだら今朝上がってきました。予想以上の力作。
世界観云々の話だけど、そもそも結構な人が(そして私もしばしば)『世界設定』と『世界観』をごっちゃにしてるのを見かける。 世界観は物語の雰囲気を含めた総合的なものだけど、世界設定はそうじゃない。世界観〉世界設定で、世界観を確定させるために補助として世界設定が使われる事が多い。
つまり、ガンダムのノベライズであるのにガンダムの描写が無い。その一方でエアリアルからの注意喚起のピープ音?に対してスレッタが『電子音』と描写しているのがあるが、スレッタはそれを『電子音』と言うだろうか? 彼女なら『エアリアルが呼んでる』と言わないか?
鉄血、鬱エンドだ、視聴者に喧嘩売ってる、とか言う人いるけど.....元々ヤクザ映画のノリなんだから、あのオチは妥当というか、ああなるのが既定路線だったからこそ主人公は初手でクランクオヂサンわざわざ対面で射殺してるんだろうしなあ。 私個人としては割と妥当な落とし所だなと思う。
『GS美神極楽大作戦』の横島くんのセリフだったかと思うが。 「自分ほど信じられんもんがあるかー!!」 私も概ね、これですw twitter.com/sow_libra11/st…
まぁ細かい話に見えるかもしれないが、その辺も押さえて書くのが小説の『演出』でありそれができるのが『本職』の物書きである以上は、その辺、『自分が出来ていない』自覚を持ってもらって、学んでもらうしかない、という話になる。 おそらくその先生もその辺を狙ってやらせてる。 無知の知というか。
私見ですが。 ドラマにおける山谷を作るために、事態を混迷させる『物語展開の障害物としての登場人物』=『敵』を置くのはドラマ作りの基本形の一つだけど、シン•ゴジラの場合、そもそもゴジラが障害そのもの、解決すべき問題だから、そういうのを人間で表現しなくても物語は成り立つのかなと。 twitter.com/ttee000800ttt/…
昨日の生徒さんの質問。 文字数制限のある中で、短編を書いた場合、どうしても想定できる(思いついた)シーンの幾つかを削らねばならず、スカスカ、あるいは物足りないものに感じてしまう、どうしたらいいですか、というもの。 こういう質問が出てくるのは個人的に良い傾向だと思う。