悪人正機説じゃないが、「本物になろうと足掻く偽物は、本物たることを当然に享受する本物と比べて志として尊いのではないか」というのは、割とライフワーク的なテーマだったりする。
そういえ某社のファンタジー小説で『奴隷』と書いたら校正さんから「差別に通じるので危険な語句ですが、歴史的記述なので今回は見逃します」みたいな事書かれてた事あったな。歴史て。 というか奴隷って単語すら『無かった事』にせんとあかんの?
昔、教え子のAとBがプロットの名義を入れ替えて見せてきた事が有って。Aに「これ本当に君が書いたのか?」と問うたらニヤニヤしながら「さすがですねー」とか言い出した。「お前を試したのだ」系のことをリアルで言ってくる奴は、その一言で以後、永遠に信用されなくなると理解してるのかねえ。
『奴隷』だの『馬の骨』だの、急に『差別表現に当たる可能性』が指摘され始めてるな。過去作を電子書籍化してると『昔はスルーだったが最近の風潮で著者に言い換えをお願いする』事例が増えた。一方で、この傾向は出版社だけで、ゲームシナリオとかで指摘受けた事は無いな(こっちから指摘した事はある)
編集者が作家のSNSフォロワーで本を出す出さない決める云々だが。 ラノベに限って言えばそりゃそうなるだろうとは思う。「なろうの高P作品を漁って右から左に書籍化する」事だけしかしてこなかった(それこそが今風の編集仕事だと思っている)編集者は、純然たる数字が無ければ何も判断できないからね。
鈴木先生もよく同趣旨のツイートしておられるけど。 「ラノベ作家になるために、これだけは読んでおけって本を教えてください!」とは学校でよく聞かれた。  大体それ聞く子は、出来るだけ本を読む手間をかけずにラノベ作家になりたいから、それだけ読んで『ノルマ果たした』と思いたいのな。>RT
何にしても「出来るだけ本を読む手間かけないでラノベ作家になりたい」っていうのは、「出来るだけ身体動かさずにスポーツ選手になりたい」ってのと同じなので、まあ、才能の有る無しはさておき、そういう子は、この商売に向いてないなあとは思った。
.....えー。 たった今、娘がトラックに轢かれて異世界転生する四コマ漫画を描いていることが判明しました。 今こそ言おう。 『俺の屍を越えて行け』と。
「作家は体験した事しか書けない」  いやまったくそのとおりですよ。  魔族化も、異世界転移も、巨大ロボ操縦も、美少女ロボット集めて指揮するのも、魔術学園で変な先輩に振り回されるのも、変な薬の中毒患者ぶち殺して回るのも、全部、私の実体験です。ええ。
某所をみながら。「作家は経験したことしか書けない」云々は、つまり、実体験に基づくノンフィクション的なクリエイティビティしか認めないという意味で「俳優は自分とは違う人種を演じてはならない」「外国人が日本文化を描くのは文化盗用」等の問題にもつながって行くのだなあと。なるほど。
本当にね〉RT 専門学校時代、敬語丁寧語はフリーランスだろうとなんだろうと使えるようになっておけと生徒さんに強く教えたのだけど、「お前は出版社とかに先生言われてチヤホヤされてるからイキってそんな事を言うのだろう」と因縁つけてきた プ ロ 作 家 の講師が居て呆れた事がある。
モデルガン趣味してると『人を撃ち殺したいと思ってるんだよね』とか言われた事が何度かあるな。 twitter.com/damarekozou35/…
セカイ系って言葉、私は「個人の感情やトラウマが家族や所属組織、社会をすっ飛ばして世界の存亡や謎に直結する」話だと理解してたんだけど、最近は「非中世ヨーロッパ的ハイファンタジー世界観=独自設定の世界観」の事を指すって認識になってんの!?
人って壊れると『仲良かった人間』を道理とか因果とか無視して『自分の不幸の原因』認定して攻撃しだす事があって(攻撃された経験が何度かある)、その心理が今ひとつ謎だったけど。 最近は『この人なら殴っても許してくれる』という歪んだ打算から来てるのではないかなと思ったりもする。
ちなみにこの『打算』だけど、『甘える』とか『助けを求める』的なものとも見ることが出来るので、だからこそ本当の原因相手ではなく『親しかった人』に攻撃が向かうのかもなあとも思う。どっちも救われない話だけど。
いわゆるサムライ(本物の武士ではなく)って好きでよく使おうとするモチーフなんだけど、大抵のラノベの編集さんは嫌がるんだよな。主人公をサムライにすると(日本刀持たせると)売れないからやめろと。ちなみに「鬼滅」の話すると多分「あれは例外です」と言う。多分。
専門学校時代『日本語なら誰でも書けるからラノベ学科来ました』とか『声優って喋るだけだから声優になります』とかいう生徒さんは毎年一定数見たが、『誰でも出来る』ならそもそも専門職として成立せんのよ。当たり前だけど。大体は授業重ねると『こんなはずじゃなかった』と来なくなるけども。
日本は企画レベルだとお金を出さない事も多いので、凄く気楽に「たくさん企画を書かせる」傾向がある。    ぶっちゃけ、超有名イラストレーターに絵を付けて貰えるなんて「権利」を商品に、企画コンペ(勿論、優勝者以外全員ただ働き)をさせた編集部もあるよ。何処とはいわないが。
sow先生のこの一連のツイートは、読んでおいた方が良いですよ。創作目指す人は。 twitter.com/sow_LIBRA11/st…
念の為。 大学のラノベ論の授業でも教えてるけど、『ライトノベルの歴史は読み易さ、読書のハードルを下げる方法論の追求の歴史』だと私は思ってるので、意識的に描写を簡略化する事は、ある意味で正当進化とも言えるのよ。意識的にしてるならね。
会議にて。 相手「何かご意見はございますでしょうか?」 私「あの。このプロットに書かれている『スペースシャトル』ですけど。下手すると今の若い子には分からない単語の可能性が……」 相手「――え?」 私「スペースシャトルが退役したのって10年前すよ」 相手「…………(絶句)」
悪いことは言わないからデビュー前の若いうちに数読んどいた方が良いよ。 年取ると小説一冊読むのにも疲れを感じる(楽しめるのとは別に)し、物書きになってからだと純粋に楽しめない可能性があるし(それこそ仕事に役立てられるかどうかって視点で読みがち)。マンガでも小説でも専門書でも。
私も一度、某巨大掲示板に『新人声優と一緒に夜の街に消えてった』とか嘘八百を書かれた事が有るが。 さすがにラノベ作家に声優側が枕営業するとか虚言もええとこやぞ。 そもそも大抵の現場で、ラノベ作家にアニメの声優決める権限無いと思うけど。(スタッフから声のイメージを聞かれる程度はあるが) twitter.com/tamamaru/statu…
生徒「ラノベで登場人物って一冊につき何人まで殺して良いんですか?」 榊「富士見は25人、電撃は38人、スニーカーは19人だな。美少女文庫は5000人」 生徒「美少女文庫、多いですね」 さかき「あそこはほら、よくエルフの森ごと焼くから.....」 念のために言いますが、嘘です。
これ、ラノベとかの専門学校業界にも当て嵌まる話だったりもする。 「とにかく現実は教えないでください」「褒めるだけで間違いを指摘しないでください」(そうしないと来期の授業料払わずに辞めちゃうから)的な事を言われた事がある。 twitter.com/dreaming_wave/…