某所をみながら。「作家は経験したことしか書けない」云々は、つまり、実体験に基づくノンフィクション的なクリエイティビティしか認めないという意味で「俳優は自分とは違う人種を演じてはならない」「外国人が日本文化を描くのは文化盗用」等の問題にもつながって行くのだなあと。なるほど。
バッドエンド信仰(バッドエンドこそ尊い的な考え)みたいなのの背後には『ハッピーエンドは幼稚』とかいう考えがある気がするんだよな....
誰の言葉だっけな。 『誰も貴方のようには書かない』 意識的にパクるのは論外としても、ネタが被ろうが物語構造が同じだろうが、今、その人がきちんと自分で考えて書いたものなら、被った作品と同じモノになる可能性は非常に少ないですよ。 twitter.com/benikake_soran…
>>これはつまり、いいとか悪いとか以前に、大量のエンタメ作品を我々は摂取できる環境にいて、「お約束」というものを自分の中に構築できる状態にあるからこそ、デウスエクスマキナのように、「このセリフが出てきたら話がオチた証拠ね」という風に>>
『初対面で、しかも年上、目上と分かってる人間相手にタメ口はやめろ、最低限の礼儀作法とは自分を守る』、と生徒に教えてたら、『お前はちょっと出版社にちやほやされたからっていい気になってるんだ』と文句言ってきた『同業者』が居たなあと。>RT
ラノベの値段が高い、というのはラノベの部数が減ってきてる事にも絡みそうだけど(ものすごくざっくり言えば初版部数が多ければ多いほどに理屈の上では単価は下がる)、元々中高生をターゲットにしているからこそ、ハードカバーや新書より単価が安い文庫形式をとってるはずで。
完成させる事の重要性のツイートがぷちバズってるのでついでに。 大学でもその辺の話はしてるし、Twitterでも何度も書いてるけど、『ゴールを小刻みに設定してその都度、完成させる事の満足感を重ねていく』のは、なかなか作品完成させるのが下手な人でも『効く』場合があるので、お試しあれ。
某所見ながら。 なんか『基本をきっちりできるようになるのが大前提、個性出しや応用、変化球はそれから』なんつー当たり前の話に、『オリジナリティは要らないだと!?』と曲解して噛み付く人っていつまで経ってもいなくならないのな。 ........まあ当然か。 地道な基礎を積み上げるの面倒だしね。
>>無意識に判断する癖がついているのではないかなあとも。それが読み手の場合には別に問題ないが(作者の意図が伝わってない可能性はあるとしても)、書き手の場合には「なんとなくそれらしいいい雰囲気の会話だけさせておけばお話が一本出来ちゃった」的な判断をしてしまう危険性があって>>
>>例えば「自分の居場所は自分で見つけるしかないのだ」というのがテーマの物語で、その生徒さんが持ってきたプロットは、退魔師の家系の末裔で、異能故に周囲から差別されてきた主人公が、現代の退魔師の組織に所属して、自分を助けてくれた先輩(冒頭に死亡)の後釜に座るという話。>>
いいかい学生さん。ラノベを、ラノベをいつでも読めるくらいになりなよ。それが、人間、えらすぎもしない、貧乏すぎもしない、ちょうどいいくらいってことなんだ。 ..........え。最近のラノベって八百円とかすんの!?
前に書いたけど、亡くなった声優関係の知り合いが昔、専門学校の生徒さんに言われた『ガンダムってアニメ化してたんですね!』もすごいと思う。良いとか悪いとかじゃなくてこう、世代間ギャップというか。
前にも言ったけど一人だけ、『あかん、こいつには勝てない』と思った生徒が居て、実際その子は徳間の新人賞で賞取ったが、天才ゆえの不安定さがあったようで、二作目がどうしても書けずに居た。 そう考えると小説一本書き上げるというのは、諸々の条件が揃った奇跡のようなもんで、
専門学校で教えてた時代からずっと言ってますが、とにかく『まずはなんでも良いから一本書いて、完成させる』を目標にしてください。小説家志望でも脚本家志望でも。 その最初の一本の完成度はどうでもよろしい。 悪かったら悪いでそれは『直すべき部分の洗い出しに役立った』と考えてください。
悪人正機説じゃないが、「本物になろうと足掻く偽物は、本物たることを当然に享受する本物と比べて志として尊いのではないか」というのは、割とライフワーク的なテーマだったりする。
sow先生のこの一連のツイートは、読んでおいた方が良いですよ。創作目指す人は。 twitter.com/sow_LIBRA11/st…
念の為。 大学のラノベ論の授業でも教えてるけど、『ライトノベルの歴史は読み易さ、読書のハードルを下げる方法論の追求の歴史』だと私は思ってるので、意識的に描写を簡略化する事は、ある意味で正当進化とも言えるのよ。意識的にしてるならね。
前にも何度か言いましたが、物語構造の分解、物語の要約のコツは「とことんパーツそぎ落として5W1Hレベルに簡素化する」「その上で改めて特徴的なパーツで肉付けする」です。
昔のロボットアニメが云々の話。 正直、私も根性とか力押しのアニメだと勝手に思い込んでいた部分があるが、故大迫純一先生と話した際『例えばマジンガーz、あれ、極めてロジカルに戦ってて、根性とかで解決とかしませんぜ、榊さん』と教えられて目から鱗だったな。
>>プロットを見る限り、主人公は何も能動的に動いていない。流されて、組織に求められて、先輩の後釜に座って、最後に『これが俺の居場所だ』という。全然自分で見つけてない。>>
本当にね〉RT 専門学校時代、敬語丁寧語はフリーランスだろうとなんだろうと使えるようになっておけと生徒さんに強く教えたのだけど、「お前は出版社とかに先生言われてチヤホヤされてるからイキってそんな事を言うのだろう」と因縁つけてきた プ ロ 作 家 の講師が居て呆れた事がある。
なろう系の作家が誤字脱字も直すのを嫌がる、という話は何度か聞いた事があるけど、それはそれとして、私は校正者から「この一文は『物理的に』おかしいので直しておいた」と提案ではなく、小説の一文にダメ出しを食らった事があります。 しかも見当違いの指摘。 勿論、校正原稿で元に戻しましたが。
(某所見ながら) 「主人公の名前、性別、性格、容姿、為人やモチベーションをまず最初に提示(描写)すべき!」というのは分かるし同意するんだけれど。 作品コンセプトとして、あるいは物語構造として「それらを明示しないから成り立つ」ものも例外的にあるのは、言い添えておいた方がいいですよ。
専門学校ではよく見かけたパターンなのですが。 コレを避けるために延々と自作を書かない、書いても見せない、もしくは見せて全面肯定されないと、次々と見せる相手を変えて全面肯定してくれる人を探す、という事に陥る人が。 別の人の意見を聞くのは良いのですけどね......その目的がね.... twitter.com/hibikiyu_/stat…
『奴隷』だの『馬の骨』だの、急に『差別表現に当たる可能性』が指摘され始めてるな。過去作を電子書籍化してると『昔はスルーだったが最近の風潮で著者に言い換えをお願いする』事例が増えた。一方で、この傾向は出版社だけで、ゲームシナリオとかで指摘受けた事は無いな(こっちから指摘した事はある)