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ちなみにこの『打算』だけど、『甘える』とか『助けを求める』的なものとも見ることが出来るので、だからこそ本当の原因相手ではなく『親しかった人』に攻撃が向かうのかもなあとも思う。どっちも救われない話だけど。
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ぶっちゃけね、私が司法書士補助者の仕事辞めたのは、当時の担当さんが夜中の三時にファックス送ってきて、棄てプリのキャラデザインに意見求めた上、私が答えたら、『あっそう。まあでも面倒臭いから全部A案で発注しとくね』と言われたからだよ。
こんな事続いたらどっちもダメになると思ったんで。
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そういえば、先日、『完全オリジナルの世界設定のファンタジーを描く際、世界設定を延々見せつけられるのは読者にとって苦痛だと聞いたが、読者に負担を強いない上手いやり方は無いのか』と生徒さんに聞かれたが。
そもそも普段とか苦痛とかの定義から考えないと色々見失うなあと思ったり。
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完成させる事の重要性のツイートがぷちバズってるのでついでに。
大学でもその辺の話はしてるし、Twitterでも何度も書いてるけど、『ゴールを小刻みに設定してその都度、完成させる事の満足感を重ねていく』のは、なかなか作品完成させるのが下手な人でも『効く』場合があるので、お試しあれ。
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その辺意識して、企画書にもどこでこの世界観やキャラ配置の設定が、『効いてくるか』を書き添えておくと良いのでは、とか。
や、本職のゲーム屋さんからすると的外れな話かもしれませんが。
物書き、物語屋から考えるとそうなるよ、という話でした。
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テトリスとかは確かにシナリオなくても成立するしね。
まぁゲーム(電源系ね)と一口に言ってもブロック崩しからファイナルファンタジーだの美少女ゲーだのまで色々あって、後半のやつはシナリオなくても成立するし、シューティングゲームだと、ほとんど何もないままいきなり始まるやつあるし。
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あらすじを語る、というオーソドックスなやり方の場合、ログラインレベルまで作品構造を分解してないと、大体、三分の一も語ったところで時間切れになる。
そんなにかからないでしょ、と思うかもしれないが、大抵は、少し語ってから前提条件としての世界観を語ってない事に気付いて戻るとか、
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いわゆるサムライ(本物の武士ではなく)って好きでよく使おうとするモチーフなんだけど、大抵のラノベの編集さんは嫌がるんだよな。主人公をサムライにすると(日本刀持たせると)売れないからやめろと。ちなみに「鬼滅」の話すると多分「あれは例外です」と言う。多分。
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専門学校で教えてた時代からずっと言ってますが、とにかく『まずはなんでも良いから一本書いて、完成させる』を目標にしてください。小説家志望でも脚本家志望でも。
その最初の一本の完成度はどうでもよろしい。
悪かったら悪いでそれは『直すべき部分の洗い出しに役立った』と考えてください。
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某所見ながら。
なんか『基本をきっちりできるようになるのが大前提、個性出しや応用、変化球はそれから』なんつー当たり前の話に、『オリジナリティは要らないだと!?』と曲解して噛み付く人っていつまで経ってもいなくならないのな。
........まあ当然か。
地道な基礎を積み上げるの面倒だしね。
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語ってる情報密度が高すぎる(そのまま語ると五分で終わらない)と気づいてまた最初から語り直すとかそういう事をやりがち。
理想はログラインレベル、十数秒で語れる話にまで単純化した上で、そこにどんな情報を追加して面白いと思ってもらえるかの選択をする。
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ここで全て語るのはかなり無理があるのでかなり割愛しますが、こう考えると(システム的に物語が必須でないタイプの)ゲームにおける物語の機能は、おそらく、インターフェイスというか、親近感や没入感の構築に役立ってるとも言える訳で。
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いいかい学生さん。ラノベを、ラノベをいつでも読めるくらいになりなよ。それが、人間、えらすぎもしない、貧乏すぎもしない、ちょうどいいくらいってことなんだ。
..........え。最近のラノベって八百円とかすんの!?
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悪人正機説じゃないが、「本物になろうと足掻く偽物は、本物たることを当然に享受する本物と比べて志として尊いのではないか」というのは、割とライフワーク的なテーマだったりする。
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逆に考えよう。
シナリオ(あえてここでは物語の意味で使います)がなくても成立するゲームで、シナリオをつけたものがあったとしたら、それはどんな効果をもたらした?
例えばテトリスの進化系とも言うべきぷよぷよは?
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何にしても「出来るだけ本を読む手間かけないでラノベ作家になりたい」っていうのは、「出来るだけ身体動かさずにスポーツ選手になりたい」ってのと同じなので、まあ、才能の有る無しはさておき、そういう子は、この商売に向いてないなあとは思った。
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昔のロボットアニメが云々の話。
正直、私も根性とか力押しのアニメだと勝手に思い込んでいた部分があるが、故大迫純一先生と話した際『例えばマジンガーz、あれ、極めてロジカルに戦ってて、根性とかで解決とかしませんぜ、榊さん』と教えられて目から鱗だったな。
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『初対面で、しかも年上、目上と分かってる人間相手にタメ口はやめろ、最低限の礼儀作法とは自分を守る』、と生徒に教えてたら、『お前はちょっと出版社にちやほやされたからっていい気になってるんだ』と文句言ってきた『同業者』が居たなあと。>RT
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『キャラクターから物語を創る』という事について。
『キャラクター創造論』なんてものを書いている私が言うのもなんだけど、本来、キャラクターってのは物語を構成しこれを動かす為のパーツであって、先にキャラクターを造るってのは、何に使うかも決まってないエンジンを作るようなもんなんですよ。
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モデルガン趣味してると『人を撃ち殺したいと思ってるんだよね』とか言われた事が何度かあるな。 twitter.com/damarekozou35/…
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日本は企画レベルだとお金を出さない事も多いので、凄く気楽に「たくさん企画を書かせる」傾向がある。
ぶっちゃけ、超有名イラストレーターに絵を付けて貰えるなんて「権利」を商品に、企画コンペ(勿論、優勝者以外全員ただ働き)をさせた編集部もあるよ。何処とはいわないが。
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そして私がよく言う『キャラが勝手に動き出す』という事の本旨はコレ、という話でもあります。
きちんとキャラができて(立って)いれば、特定条件を与えた時の言動について『まぁこいつならこうなるよな』と自動出力される感じ、作者の都合で動いてない、確固たる自我があるが如し、という。 twitter.com/kasai_sinya/st…
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……ラノベだのなろうだのの『高尚さ』『低俗さ』について。
職業に貴賎なしとも言いますが、ラノベだろうが、なろうの書籍化作品だろうが、『個人の好き嫌い』はあっても、絶対的な『高尚さ』とか『低俗さ』なんて存在しないというか、時勢によって変わるので、あてになりません。
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仕事前のウォーミングアップに。
これも前から何度か書いている事の再掲みたいになってますが。
『専門学校等に在籍しながらいつまでも原稿が書けない』人達の事を、昔は『単に怠惰なだけ』と思っておったのですが、必ずしもそうではないという話もあったので、ちょっと、モチベーション絡みの話。