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真剣に小説に向き合っててもスキルや経験が足りないから文章表現や各種演出に幅がでない人(そしてその構造に気が付けない)も居るし、逆に『読み手にストレスを与えないよう』にとにかく表現を簡素化する、削りまくる事に血道を上げる書き手も居る訳で。
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ごくたまに彗星の如く、突然変異的に下積みなしにいきなりすごい作品を書き上げる本物の天才ってのも居るみたいだし、それに憧れてるのは分かるけどね。
大抵その種の天才は自分のしてきた下積み(努力)を自覚してないだけだし、
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ややこしいのは、こういう話って、素人の眼から見ると「創作技術」に見えない事がままあるんすよね。
喜ばれないというか。
例えば、執筆に行き詰ってどうにもならんときに、「よし、映画見に行ってこい!」と言っても「それ創作技術と違う」と思うでしょ? twitter.com/game_sennin/st…
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今風に言えばあれだ。『ぼっち ざ ろっく』のアンソロジー小説本で、『ぼっちちゃんの短編』を依頼されてるのに、ぼっちちゃんは9割出てこないで、延々、原作にもアニメにもいないキャラのラブコメ見せられるような。そんな原稿。
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ついでに言うと『プロローグはダメ』とか列挙されてる幾つかの『ダメ出しポイント』は、創作における情報提示の順番や演出の『順番』についてよくわかってない人が、とりあえず『ダメ出し』し易いネタとしてしばしば使うので、大体は『何故そうなのか』が説明できないのよな。
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風呂敷は広げるより綺麗に畳む方が難しいんですがなかなか伝わらないというか「最後まで書いて畳んだ事がない」人はわからないのかもとも。
ちなみに大雑把にですが私はどの作品も『落とし所』はなんとなく最初に決めて企画作ります。途中で調整はするしお客さんの反応も見ますが。 twitter.com/misakijun/stat…
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まったくね。
昔教え子でどう足掻いてもこいつには勝てそうもないって天才がいたけど(実際SF大賞新人賞とった)、本人は『オーソドックスな萌えものラノベ』書いてるつもりだったという。
思いっきりサイバーパンク?でしたが。 twitter.com/R_jajamaru/sta…
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前にも書いたけど、私なんて『気に食わない新人を潰すために企画をボツにする悪辣なラノベ作家』なんて噂を、同じラノベ作家の後輩に流された事あるぞ。
そんな権力あったら新人潰す前に印税率とか発行部数上げさせるわい。
新人潰す事が仮にできるとして、それがなんの特になるというのか。
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しかし真面目な話、今後はなろうやweb系で出てきた作家の講師や教授も必要になってくるだろうなぁとは思う。私のような新人賞出身の書き手とは色々スキルが違いすぎて、web系で成功したい、という生徒さんをケアするのが難しい。
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なので、きちんと理路整然と、改善点を第三者にも分かる方法で指摘できる編集者はこちらから金払いたい位に有能だし、それが出来ないなら、その自覚をもって担当者に『強制』しない人はまだありがたい。(『コレは強制では無いですが』と明言する)
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あー。それとねー。
プロになったら、あるいは歳喰ったら、作品一つ見る、読むのにも、体力と気力消耗するようになるから、若いうちに大量に見て読んでおくのがオススメですよ、と。
いや、最近、テレビアニメですら疲れて、途中で止めちゃう事があるからさ……
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前に『アウトブレイクカンパニー』の最終巻で、表現の自由が徹底的に制限された近未来の日本で、同人作家らが警察に追われつつも主人公らに助けられる場面を描いたら、『表現の自由戦士』とか揶揄されたね〉RT
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ついでに言うと、ラノベ書きの場合、作品が売れてアニメ化だの何だのになった場合、いきなり翌年来る税金の額が(場合によっては桁違いで)跳ねあがるから、浮かれて使い込むとえらい目に遭う。
国民健康保険とかも跳ねるよ。
気を付けましょう。
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なんか『プロローグはダメ』的な言説についての話がやたらRTされてるけども。
結局のところプロローグに限らず、個々の良し悪しを見ずに一律一括して『●●がダメ』と唱えるのが思考停止だから、創作者はその言葉だけを気にしても仕方ないよ、という話です。
プロの現場でもこういう事言う人居るけど。
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バッドエンドは、正直、私の場合は『このテーマや世界観やキャラ配置だと、そうならざるを得ない』時に選択する選択肢であって、最初から志向するものじゃないって印象です。
まぁ最初からマクベスだのなんだのみたいなのが描きたいのなら、それはそれでだけど....あれも史実ベースらしいしからなぁ
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また某所で視点の話で揉めてるっぽい。
『彼は悲しんでいた』と全知全能の神視点で、自分以外の内心を断定的に書いたのなら、それに統一せんと。
うっかりその直後に『彼は●●しているようだった』みたいな推測混じりの表現を使うと、『じゃあさっきの表現は何?』と読み手が違和感覚えるですよ。
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たまたまこの彼の名前が、知り合いの講師の先生と話をしていて出てきたので、「そういえばそんなことありましたねえ」と遠い眼をしつつ、ツイッターに書く私。
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随分前だけど某ゲームシナリオ案件で、深く考えずに相手の言い値で引き受けたら周りからえらい怒られた記憶がある。
あんたがその額で引き受けたら、以後それを実例にして、より若手への価格交渉が始まると。 twitter.com/hose_s/status/…
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なので、あらすじをきちんと最後まで書ける、というのは、
「さんざん言われている、最後までオチを書くという『レギュレーション』に対応できる」ことの証、
と同時に
「自分の作品を理屈で理解し把握できているから、編集者と二人三脚で改善していけます」ということの証、
であり、
そのアピール。
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ふと。もともと『たわわ』という言葉は、私などは『たわわに実った●●の果実』という表現を一番見かけた気がするが、アレの騒動のせいで、いつしか『巨乳の表現』という性的な意味が『後付け』で『定着しそう』で、面倒臭いなあと思う。
言葉は生き物だとは言うが....
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ぶっちゃけ、専門学校や大学の学部でもそういう姿勢の人間は居るだろう(というかいた)
だから私は生徒さんに何らかの問題点を指摘する場合には必ずきちんとした理屈を添えるし、最終的にそれを受け入れる受け入れないは自由だから、とも言う。
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生徒さんから質問をうける。
主人公がある事でトラウマを負っているのだが、どうやって立ち直るかキャラの心の動きが考えつかない、との事。
そういう状況に自分がなったことがないので、と。
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このお話はよく分かる。(一部私の話と矛盾するように見えるが)
どこまで技術を固めても、物語の『部品』を選ぶ際の取捨選択基準は感性に因る部分を排除できない。
一定量以上の本を読め、物語を書け、というのはこの感性を経験という水やりで育てる行為な訳で。 twitter.com/saigareiji/sta…
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なので、⚫️⚫️が何万部売れた、とか、⚫️⚫️先生はこんなに儲けた、こんなにフォロワー居る、みたいな事「しか」言わない編集者より、「俺、⚫️⚫️って作品が好きなんすよ、古い作品で、あんまり売れなかったけど。知ってます?」とか語れる編集者の方が、個人的には信用できるなぁと思います。