高山先生の非常に重要な記事です。 致命率の考え方、比較する時の注意点、私たち日本人がこれから必ず防がねばならないことを分かりやすく解説してくださっています。 「もっとも大切なことは、医療崩壊を起こさないことです。すなわち、患者数を急速に増大させないこと」 m.huffingtonpost.jp/entry/story_jp…
感染対策として、とにかく「顔を触らない」を徹底している。顔を触りそうになったらふと気づいて止める、を繰り返すと「1日のうち何回顔を触りたくなるか」がよく分かるようになってくる。 で、これがまた相当多い。 この動画では「人は1日300回ほど顔を触る」とあります。 twitter.com/nhk_seikatsu/s…
時事メディカル連載 点滴の時は「針が刺さったまま」と思われがちですが、実はそうではありません。多くの場合、点滴中はやわらかい管が血管内に入っているだけで、針は抜けています。 こうした知識を持っているだけで、少し不安が軽減するかもしれないと思い書きました。 medical.jiji.com/topics/2356
「他人に小馬鹿にされた記憶」って時にぐっさり心に残っているもので、言った本人が全く覚えていない一言でも、相手に消えない心の傷を負わせていることがある。 このリスク、わりと取り返しがつかないので、軽く考えてはいけないと思っている。
#フェイク・バスターズ では扱われていませんが、個人的には「新聞に掲載された書籍の広告」も相当大きな問題を孕んでいると思います。 新聞に載っていたら信頼できそう、と考える人は少なくありませんが、むしろ科学的根拠の乏しい本が非常に多いのが新聞広告だと思います。 diamond.jp/articles/-/307…
患者さんと話していると、「テレビでしか情報収集しない人」が結構多いことに気づくのだが、最近の情勢を考慮するに、これは危険極まりないと思えてしまう。 ネットだけで情報収集している方がまだいいかもしれない。もちろんネット上の情報も玉石混淆だが、少なくとも「玉」もそれなりにはある。
『今後、重症の感染者数が増加すると、人工呼吸器などが埋まってしまい、「本来、日本の医療水準であれば救えたはずの命が救えなくなる」』 →最も防がねばならないのはこの事態ですね。 「今、私たちにできる5つのこと」が書かれた記事です。 何とかみんなで気をつけたい。 buzzfeed.com/jp/sumirekotom…
とても分かりやすいです。 「寒暖差アレルギー」なる病名がネット等で見られるが、正確な医学用語ではない。そもそも「アレルギー」でもないし誤解を招く恐れもある。 ”存在しない病名”って危険で、検索すると変なコンテンツに行きついてしまうので、ひまみみ先生の記事があること自体が大切です。 twitter.com/ent_univ_/stat…
前にも書いたけど、自分が新人だったころ本当に頼りになる先輩といえば、仕事ができる人よりむしろどんなに忙しくてもテンションが安定していて機嫌の良し悪しがない人だった。 現場に慣れない後輩と仕事をする機会が多いこの時期、必ずこのことを思い出す。
「他人を誹謗中傷してはいけない」なんて、わざわざ口にするのも恥ずかしいくらいの常識なので、「言わないと分からない人」は「言っても分からない人」なのではないか、と考えると絶望的な気持ちになってしまう。
医療に関わる情報について、Googleの検索結果は2017年末頃から段階的にかなり安全性が増した。Twitterでも、怪しげな情報は専門家から強く否定される様を見ることが多い。 その点で比較すると、Instagramの世界は科学的根拠のない健康情報が大海原のように広がっていて、思わず絶句することがある。
ミスのない人間はいない。ヒューマンエラーは必ず起きる。 だから「エラーが起こらないよう気をつける」は対策にならない。 「エラーが起きても有害なトラブルにつながらないようにする」ための対策、仕組み作り、習慣づけが大切なのだろう。
私たちの体に起こりうる、比較的出会う頻度の高い医学的な現象については、ある程度の知識がある方が動揺したり慌てたりしにくいだろうとは思う。やっぱり学校で医学について学ぶ機会がもう少しあるといいなと思う。
他人にあまりイライラしない人は、性格的に寛容というより、いつも「背景に自分の知らない事情があるのかも知れない」という事実を謙虚に受け入れていると思うし、何より物事をよく知っていて情報収集力に長け、「知らない事情」そのものも少ない傾向はあるように思う。
消費者庁から再三の注意喚起です。 「現時点で、健康食品、アロマオイル、光触媒スプレー等については、当該ウイルスへの効果を裏付ける根拠は認められていませんので御注意ください」 twitter.com/caa_shohishach…
医学は「白か黒かはっきりしないこと」ばかりですが、厳密な臨床試験を経れば「白か黒かどちらかになる」わけでもありません。 「ある医療行為が妥当と判断できる程度に白寄りになるか、許容されない程度に黒寄りになるか」です。 テレビや新聞でも、ぜひこういう話を繰り返し伝えてほしいです。
冗談抜きで、大人になって良かったと思うこととして「授業中にトイレに行きたいと言う勇気を振り絞らなくて良くなった」というのはかなり大きいと思う。 小学生の頃はこれが相当恥ずかしくて、お腹の弱い自分はつらかった。 現にからかう生徒も結構いたように思う。先生も大して注意しなかった。
人は信じたいものを信じる。 自分が持っていた何かへの怒りや妬みを代弁してくれて、信念を補強してくれる言説は、それが科学的に正確かどうかを判断する前に「拡散したいという気持ち」が勝ってしまう。 いかに私情を退け、冷めた頭で科学的に物事を考えられるか。 医療デマの拡散は人の命を奪う。
世界で初めて「手洗い」の効果を示し、産褥熱から多くの母体を救ったハンガリーの産科医ゼンメルワイス・イグナーツを『すばらしい人体』の中で紹介したところ、ハンガリー大使館から御礼のお手紙をいただきました。 本を通して、このような繋がりが生まれることを幸せに思います。
忽那先生の新型コロナウイルス感染症関連のYahoo!ニュース記事。 どんな症状から始まり、どういう経過をたどるのか、といったイラストがとても分かりやすいです。 ご参考に…。 news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
科学の歴史を学ぶ時に一番ワクワクするのは、「理論的には存在するに違いないが今はその存在を確認する手段や技術はない」という「何か」の存在に初めて気づいた人の天才性に触れられることだと思っていて、医学だとたぶん「遺伝子」がその好例かなと思う。
「自分の意見を一切曲げるつもりはない」という人と言い争うのは精神的にも時間的にもコスパが悪すぎると思う。 「自分が正しいと思ってはいても、相手の意見を聞いて誤りに気づいたら考えを修正する」という人としか議論は成立しない。人生、他にコストを割かねばならないことはたくさんある。
前も書いたけど、“trust but verify(信じよ、されど確認せよ)”という格言はいつも頭の片隅に置いている。 あらゆる情報に関して「ひとまず信じてもよいが決して真偽の確認は怠らない。確認できるまで判断は保留にし、行動には移さない」というリテラシーは重要だと思う。情報が入り乱れる時は特に。
とにかく「何に役立つか」なんて露ほども考えず、すこぶる面白い本や漫画を興味のままに読みまくってひたすら楽しんできた人は、たいてい気付かないうちに思考の奥行きは深くなっているように思う。あとやっぱり語彙力も豊富。私見ですけれど。
臨床現場においては、エビデンスは「ありorなし」の二択ではなく「確かさの濃淡」があるだけです。ほぼ全ての事象は濃淡のあるグレーであり、行動の基準にする時にその濃淡を優先順位に反映させる、という形です。 世の中には「白か黒か」「お前は何派か」みたいな線引きをしたい人は多いのですが…