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短文ツイートでも長文原稿でも、下書きの状態で一晩置いてから読み直すと全く印象が変わることがあって、「まさかこんなひどい文章を投稿しようとしていたのか」などと驚くことすらあるわけですが、この現象を「一晩置くと他人になれる」と表現した方がいて、とても美しくて気に入っています。
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がんのデマと全く同じ構造です。
『「誰かが言っている」というのは、まったく愚にもつかない話。引用論文が明示されていないものは、一切信用しない方がいい』
『「有名人だけが使っている」「みんなが知らない」「政府が騙している」といったワードには注意してください』
buzzfeed.com/jp/ryosukekamb…
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自分は「知らなくて当然」の地雷を踏んだ後輩を怒るようなことは決してしたくはないので、この種のローカルルールには努めて自覚的でありたいと思っています。
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知念先生も以前おっしゃっていたけど、エビデンスに基づく正確な情報発信をしてもお金は儲からないし、それどころか多くの活動は手弁当なので赤字になってしまう。
一方、我流の健康法を広めたり、独自の思想やデマで信者を集める活動は、お金儲けにつなげやすい。
残念だけど、これが現実。
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大手製薬企業が時代を変える薬を作った話は面白いのですが、ファイザーと言えばやはりペニシリン。
兵士の傷の感染になす術がなかった時代にペニシリンを大量生産、1944年のノルマンディ上陸作戦では連合軍兵士全員分のペニシリンが供給され、その9割はファイザー製でした。
diamond.jp/articles/-/282…
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がんになった患者さんが、ひとたび科学的根拠のない治療にのめり込んでしまうと、もとの道に戻るのは相当難しいです。
正しいと信じて取り組んでいる行為を「中断」することは、ご本人や家族にとって身をよじるほど不安だからです。
とにかく、気持ちに余裕のある元気な時からの情報収集が大切です。
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今日の最後にお話ししたこと。
がん患者さんの中には、自力でがんの情報を調べに行く前に、家族や親類から医学的根拠のない治療や商品などを勧められ、適切な治療機会を失ってしまうケースが実は多い。
情報発信は、「がん患者さんの家族となりうる人」にも届けたいという思いでやっています。
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スマホ一つあれば「個人の体験談」より確実で安全な情報に当たることができます。
COVID-19の症状については、例えば専門医の先生がデータを元に、とても分かりやすく記事を書いてくださっています。
誰かに情報を紹介したい時は、こういう記事を使うのがおすすめです。
news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
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どれほど自分の考えが偏っていてもSNSでは必ず仲間が見つかるし、少数派の連帯感ゆえ、”偏っているほど”仲間は強く賛意を示してくれる。
この心地良い環境に身を置き、自分で物事を考えるという「しんどさ」から解放され、さらに取り返しのつかないほど偏っていく。SNSの怖いところ。
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明日からdelete Cという企画が始まります。
"C"はCancer(がん)の頭文字。各参加企業の商品から各々の形でCを消した写真をハッシュタグとともに投稿すると、がん治療の研究に寄付が贈られる仕組みです。
FBでは明日からCを消す専用フィルターも使えます。
#deleteC大作戦
例↓(本番は明日から) twitter.com/deleteC_/statu…
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もちろんこれは、自分が思わず感情的に声を荒げて周りの誰かに嫌な思いをさせてしまったかもしれない時の、自分への戒めと再発防止にも使えます。
誰もが聖人君子ではありません。
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寝る間も惜しんで働く人たちに心ない言葉を浴びせる人がいる。
現場を混乱させる言説を流布する人がいる。
本当に残念なことですが、しかし世の中の大多数の人はちゃんと理解しているし、感謝しています。
ありがとうございます。
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「専門家から聞いた話では」「ある情報筋によると」「最新の研究によれば」といった枕詞は、ソースが明示されない限り、その情報の信憑性を全く保証しない。
不思議と信じてしまう人は多いのだが、ソースがないならむしろ積極的に疑いたくなるほど「分かりやすく怪しい」と思う。
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「批判すればするほどサービスの質は向上する」と思っている人が一部にいるように思う。それどころか「ひとたび批判の手を緩めればサービスは劣化するぞ」という焦燥に近い空気を感じることすらある。
当人にとって「市民代表として批判し続けること」は紛れもない善行で、正義に他ならないのだろう。
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以前からしつこく紹介していますが、学会や公的機関関連の信頼できるサイトのリンク集をこちらに作っています。営利目的のサイトよりはこちらの方が安全です。
ぜひご利用ください。
keiyouwhite.com/guideline-for-…
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『ビワの種について「食べるとがんに効果がある」という情報がSNSなどで広がっています』
『ビワの種には有害物質が含まれ、粉末にした食品などを多く摂取すると健康を害するおそれがあるとして食べないよう呼びかけ』
医療デマは病気の不安に付け込んできます。平時から有事に備えておくことが大切。 twitter.com/nhk_seikatsu/s…
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何かの講演で話したことがあるのだが、いわゆるクソリプや中傷コメントが「しんどい」のは、そのコメントの "真意" や、それに対する "反論" を考えようとするからだと思う。その時点でもう中傷をしっかり咀嚼してしまっているのだ。
本来そういう中傷には、ほんの少しも思考を費やさなくていいはず。
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スキルス胃がんの夫を救うため民間療法を片っ端から試した轟さん。
夫のセリフが心に残る。
「もうやめてくれ!目をさましてくれ! 君はだれのためにやってるんだ!僕のことなんか見ていないじゃないか……。
お願いだから、ちゃんと病気を、治療を、科学を理解してくれ!」
gendai.ismedia.jp/articles/-/706…
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今回、様々な学会が盛んに情報発信しています。非常に貴重な情報です。
学会の名で発信する以上、多くの医師が意見を出し合い、細かな部分まで神経をすり減らして作っているはずです。それほどの発信が「公式サイトで公開」だとやはりもったいない。
我々は少しでもその伝達役を担えたらと思います。 twitter.com/ent_univ_/stat…
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実は昔、当時売れていたデマ本に心酔してしまった経験があるのだが、Amazonや書店のランキング上位に科学的根拠のないトンデモ本が多数入ることを知り、本選びは相当慎重になった。読書好きとしては本当に残念だけど、特に医療本はそういう状況。でもこのことを「知っている」だけで安全性は高まる。
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先日の講演でいい質問をいただいた。
「書籍なら、内容をある程度信頼できると思うのはダメか?書籍を出版するハードルは相当高いはずだから」
実際こう考える人は多い。書籍の権威性は根強くある。
しかし医療関係では書籍は他媒体よりむしろ危ういことも多い。医療者の間ではよく知られた事実。
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「〇〇の治療は受けない方がいい」と友人に言われ判断に迷ってしまう方がいますが、「ある医療行為の是非を判断する」というのは高度な知識と技術を要する専門性の高い行為です。気軽な一言が誰かの健康を傷つけてしまうかもしれません。
その助言はぜひ専門家にお任せいただければと思っています。
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Yahoo!ニュースで新しい記事を書きました。
パルスオキシメーターの生みの親、青柳卓雄さんが逝去されました。
医療現場に必要不可欠で、そしてとてつもなく利便性の高いこのツール。まさに世界に誇る大発明と言えます。
「なぜすごいのか」を簡単に解説しました。
news.yahoo.co.jp/byline/yamamot…
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コロナは本当に大変だけど、現場で実感することは、コロナ以外の病気でも本当にたくさんの方々が辛い思いをし、家族との関係に悩んだり、修復したり、過去を悔やんだり、前を向いたり、色んな感情の中で人生を歩んでいて、私たち医療者もまたそれに伴走しているということです。以前と同じように。