「〇〇したらがんが消えた」 「〇〇を食べればがんが治る」 書店や図書館には、科学的根拠の乏しい医療・健康本がたくさん並んでいます。Amazonのランキングも同じ。 本なら信用できるはず…、そう考えて医療・健康本を読み込み、治療機会を失ってしまう方もいます。 本当に大きな問題だと思います。 twitter.com/NHK_PR/status/…
確かにネット上にはまだまだ危険な医療情報は溢れている。だがWELQ問題から約3年。ネット上では見事に自浄作用が働いた。そして今も絶えず動いている。この動きを常にウォッチしてきたから、変化の大きさはよく分かる。 一方で、長年変われないメディアもある。 絶え間ない自省こそが大切だと思う。
思わずムッとして「一言言わないと気が済まない」と思った時も、すぐに発言せずに少し時間をおけば「全然言わなくてもいいこと」だとあっさり分かることも多い。 ふとした感情のたかぶりは、「言うべきか言うべきでないか」という判断力を相当鈍らせてしまう。
自分や家族ががんと診断された時、真面目な人ほど本やネットで何時間も調べ尽くし、「調べすぎ」た結果、怪しげな情報に行き着くという皮肉な現実があります。 がんになったらまず「がん情報サービス」→ここで解決しない疑問はがんの専門家に相談。これがオススメです。 ganjoho.jp/public/index.h…
人は信じたいものを信じ、信じたくないものは信じない傾向がある。 どれほど正確で分かりやすい情報発信がなされても、「信じたくない人」は最初から受信していない。 ニュートラルに情報収集しているつもりで、自分の観念を補強する情報のみを集めている人は多い。 もちろん自分自身も注意している。
この仕事をしていると、昨日まで全く元気にしていた人の命が突然に奪われてしまう、そんな例を何度も目にすることになる。 「生」というのは、一見何気なく享受しているようで、実は想像以上に脆く、はかない。 「今日を生き延びた」という事実は、一見当たり前のようで、実は想像以上に尊い。
Yahoo!ニュースで新しい記事更新。 自称「祈祷師」の男性が、1型糖尿病の男児に「治療」と称し、インスリンを投与させずに死亡させた事件。母親は「わらにもすがる思いで、難病治療を標榜する被告に治療を依頼した」とされています。 このような偽医療に思うことを書きました。news.yahoo.co.jp/byline/yamamot…
ちなみに「がん情報サービス」とは、 「がんについて知りたければググる前にまずアクセスしてください」 と専門家が口を揃える、がん情報サイトの最高峰です。 ブックマーク必須のサイトの一つです。 ganjoho.jp/public/index.h…
これは本当にそうで、患者さんによって鼻の穴の形も微妙に違い、奥まで入れるのに苦労する人もいます。 きちんとした手法で行われた検査でないと、結果には何の意味もなくなってしまいます。 twitter.com/SaitoSeiji/sta…
これ本当に重要なので、ぜひ知っていただきたいです。 ただ、こういう商品は、効果を強く信じている方に対してその行為を否定すると不快な思いをさせたり強く反論されたりすることもあり、指摘が難しかったりします。 テレビなどで繰り返し注意喚起されれば変わるかもしれませんが…。 twitter.com/cutetanaka/sta…
これは重要なアドバイスで、ぜひ知っておいていただきたいです。 近年Googleのアルゴリズムの改善によって、正式病名であれば正確な情報が上位に表示されやすいですね。 twitter.com/SatoruO/status…
生後10ヶ月の乳児が、床に寝ている時に飼い犬に陰部を咬まれ、両側の精巣を失うという事例がありました。 飼い犬に陰部を咬まれる例は特に乳児に多く、生殖機能を失いかねない点で人生に多大な影響を与えます。 小児科学会Injury Alertからの注意喚起をまとめました。 diamond.jp/articles/-/302…
そういえば学生時代、何となく世の中に対して斜に構えていた時期があり、「常に通説の逆張りをする識者」に強い信頼を置いていた。権威に媚びず忖度なしに真理を語る(ように見える)姿に心を熱くしたのだと思う。 今となっては恥ずかしいが、そういう経験は早めにやっておく方がいいとも思う。
忽那先生の最新記事です。 「クラスターから流行が広がる」というこの感染症の"特殊性"を理解することが最も大切だと思います。 ・患者の8割は誰にも感染させていない ・残り2割の患者が広げた環境は多くが「密閉・密集・密接」の3要素を持つ空間 “3密空間”を避けよう! news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
厚労省のホームページに、 「大規模イベントに参加されていた皆様へ」 という項目が追加されています。 ご参照ください。 mhlw.go.jp/stf/seisakunit…
こういう相手の分かるようなツイートは今まで一度もしたことがないですが、さすがに今回は疲弊したので許してください。 「そういう事例があるなら具体的に教えてほしい、早急に何とかしないといけない」と誠実な思いを伝えてくださったので、今は怒りも特にありません。
論理的に物事を考える習慣のある人は、理不尽な非難を受けても「何か正当な理屈があるはずだ」「自分に何か非があるはずだ」と思いがちですが、何の考えも理屈もなく「ただ嫌い」とか「ただ気に入らない」といった理由で他人を中傷する人もいるんですよね。
ヤフオクで大量のイソジン関連商品が高額で取引されています。 不確かな情報に飛びつき、大切なお金を消費してしまう。本当に残念なことです。 そのお金を自分の好きなもの、心を豊かにするものに使ってほしいです。
「〇〇でがんが消えた」といった科学的根拠のない民間療法の広告や雑誌の切り抜きを持ってきて相談してくださる方は時々いますが、そんなふうに伝えていただけることを心からありがたく思います。 怪しげな情報を信じて病院に来る機会自体を失ってしまう方とは、会って話すことすら叶わないからです。
HIKAKINさん(@hikakin)から若い方へのメッセージ。 私たち医者が言うより何倍も伝わりやすいですね。 「過度の買い占めはやめよう」 「3密を避けて行動しよう」 「若いみんなに危機感をもって欲しい」 「わざわざ実家に帰って爺ちゃん婆ちゃんに会うのも非常に危険」   youtu.be/ThfRyRj_1KI
忽那先生の記事です。 「病床数を圧迫している理由の一つとして、退院基準が厳しいこと」 「封じ込めを狙うフェーズはすでに過ぎており、今は中等症〜重症例の医療を必要とする患者を医療機関で診療すべき段階」 「局地的に医療崩壊が起こってもおかしくない状況」 news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
無症状の感染者はどこにいるか分かりませんし、常に感染対策が必要であることに変わりありません。 「本来自分に必要のない情報」とか「正誤を知る必要のない(正誤が誰にも分からない)情報」を何とか知ろうとして、そして「知らせてもらえないこと」に不安を感じてしまうのは割に合わないと感じます。
誠実な人ほど「真剣に話し合えばきっと分かり合えるはず」と考えがちだが、「分かり合えるか否か」はこちらの努力よりむしろ「相手が分かり合いたいと思っているどうか」に依存する部分が大きいと思うし、分かり合う気がない相手とは決して分かり合えないので、早目に気づいて体力を温存する方がいい。
「言語化」は、何かの発信に必要というより、むしろ自己解決において役に立つ部分が多く、そのため「言語化」は必ずしも「声に出す」「文字にする」行為とは限らない。 ただいずれにしても確かなのは、語彙力が豊富なほど有利ということ。
もちろん医療が逼迫する中で「新型コロナ以外の病気」に対する不安が高まるのはやむを得ないのですが、個人レベルの感染対策については、「もともとできている人」に何かの強化が必要なわけではないですし、忽那先生もYahoo!ニュース記事の末尾に毎回同じ最善の対策法を書いてくださっています。