ゼンメルワイスはハンガリーの英雄で、ハンガリー国内では広く知られています。 封筒の中には、mRNAワクチンを開発したハンガリーの研究者、カリコー・カタリン氏の本も入っていました。過去から現代へ、ハンガリーの高名な科学者に思いを馳せています。
これは以前からとてもおもしろい事実だと思っていて、日本人は「眠い」と「疲れた」を確実に区別しているし、間違いなく"異なる状態"だと思っているけど、「そう思っているから異なる表現がある」のではなく、「異なる表現があるからそう思う」のではないかと。 twitter.com/AmericanT_Laur…
仕事ができる人は「時間配分が上手」「優先順位の設定が適切」といった特徴がある一方、所作そのものはむしろゆっくりで、余裕を持って動いているように思う。 できる人の真似をしようとして仕事を「素早く」やろうとしてもなかなか上手くいかないという。
幼い頃から「正答を探す」「原因を見つける」といった思考を訓練するためか、答えのない問いや原因のはっきりしない現象を「グレーなままにしておく」「判断を保留にする」といった振る舞いを苦手とする人が多いように思う。 大人になると、むしろ結論に飛びつくことが危険なケースは多いのだが。
ご自身が肺がん、脳転移で治療を受けられている、緩和ケア医の関本先生のインタビューです。 一言一言が胸に突き刺さります。 nhk.or.jp/osaka-blog/liv…
もちろん熱傷の範囲や重症度によって状況は異なり、体の反応にも個人差はあります。 ただ、人体を構成する成分は自然界に存在する他の有機物とそれほど大きく変わらない、だからこそ正しい手順で身を守らなければならない、という事実を改めて痛感する外傷の一つが熱傷だと思います。
日本に人工肛門・人工膀胱を持つ人(オストメイト)の方は30万人以上とかなり多いのに、実情はあまりに知られていません。 オストメイト対応トイレに表示される「オストメイトマーク」は、駅やデパートなどあらゆるところにありますが、それも知られていない。まずは知ることが大切だと思います。
SNSでよく話題になる、鉄玉子を煮たら本当に十分な鉄分が摂取できるのか、という疑問については堀向先生が以前記事にされています。 少なくとも貧血の治療や予防として利用しようと考える方は、その効果が不確実であるリスクを十分に知っておく必要があると思います。 news.yahoo.co.jp/byline/horimuk…
ある朝起きたらTwitterがなくなっていた、なんて日が来るかもしれないので、私のサイトの便利リンク集を再度共有しておきます。 各診療科の先生方のご協力をいただいて作った、学会や公的機関の一般向け医療情報サイト一覧です。 ぜひブックマークしておいてください😊 keiyouwhite.com/guideline-for-…
バズっているツイートに強く心を動かされ、何か行動に移そうと思ったとき(何かを実践する、購入する、誰かに伝える、拡散に協力する、など)は、その前にリプ欄を見るのを習慣にした方がいいと思っています。 そうすることで、自分が傷ついたり、誰かを傷つけたりするリスクは減ります。
医療の現場にいると、昨日まで普通に元気だった人が今日突然命の危機に瀕する(場合によっては亡くなる)例には日常的に出会う。「次は自分や家族かもしれない」と現実感を持って想像できる。 「今日も一日みんなが元気だった」という事実は、一見当たり前のようで実はあまりにも尊いこと。
完全に私見だが、人間関係において、相手の気持ちを「がんばって読もうとする人」と「全く読もうとはしない人」がいるように思っていて、前者の人は、相手のふとした発言、表情、メールの文面等からひたすら背後に隠れた感情を読み取ろうとする。 で、それは無意識なので気づかないうちに疲れている。
Twitterなんかやって何が面白いんだと言われることは未だにあるのだが、今や学会公式ですらTwitterを駆使し、有益な情報交換を行う時代。もう随分前からTwitterは「やるかやらないか」ではなく、「どのようにやるか」のフェーズに入っていると感じる。
再び唐突に怖い小説を紹介してみる。 ある理由により「絶対に映像化してはならない作品」などと言われるほどの圧倒的なおぞましさ。 何より膨大な文献を参考にしたと思われる、凄まじい量の専門知識。ただしジャンルは明かせない。 読むならググるなネタバレ厳禁です。 amzn.to/3hIqgvp
これは今度出す本のテーマなのだが、一生医療と関わらずに済む人はまずいないのに、病院のかかり方や、薬、検査などに関する基礎知識を学ぶ機会があまりに少ないと思う。 専門的な知識は当然要らないが、ごく基本的な知識は幼い頃から正しくインプットしておく方がいい。将来自分の身を守るためにも。
本文は素晴らしいのですが、このタイトルとツイートは誤解を招きそうです。 本文の冒頭、 「ほかの臓器に転移したがんを手術で取り除けないときには、多くの場合、大腸にある元のがんを取り除く手術が行われてきました」 が最重要の前提です。「進行した」だけだと早期がん以外全て含んでしまいます。 twitter.com/nhk_seikatsu/s…
何度でも書くのだけど、”がん”というのは全く異なる多くの病気の「総称」に過ぎないし、たとえ同じ種類のがんでも進行度や体の状態は全く異なる上に、取り巻く環境、得られるサポート、あらゆる社会的背景によって「やれること」は全く異なってくる、というのは大事なこと。
新刊のお知らせです。 人体の仕組みから医学の歴史まで、学校では学べない医学の面白い話を分厚い一冊に詰め込みました。 きっと楽しい読書時間をお届けできると思います。 ぜひご覧ください! amzn.to/3skWVgM
東洋経済ONLINEに取材記事が掲載されました。取材してくださったのはメディ勉の市川さん(@mam1kawa)です。 SNSやnote等で一次情報を容易に受け取れるようになり、既存メディアで何が報じられて"いない"かが分かるようになったことは情報収集における重要な変化だと思います。 toyokeizai.net/articles/-/349…
誰かを激しく叱責し、その相手がひどく落ち込んでしまった時に「あいつは心が弱いだけだ」とさらなる追い討ちをかける人がいるけど、ダメージの受け方に個人差があるとは言え、優先順位としては「自分の叱り方が妥当だったかを振り返ること」が先だと思う。
フィクションにケチをつけるのは野暮だけど、医療ドラマの緊急手術を本当にリアルにしたら、身体診察、レントゲンやCTなどの検査、患者さんやご家族への説明、同意書の取得、麻酔科・手術室との交渉、手術に入るメンバーの確保、他の科への診察依頼などで、手術が始まる前に映画が1本終わります。
何か希望を問われた時に、「自分が何をしたいか」を考えるより先に、まず「相手がどういう答えを求めているか」を考えるタイプの人は、割と人間関係に疲れやすいと思う。 そして、希望を問われた以上は「相手の期待に応えようとする必要はない」と勇気を持っていいと思う。
大学時代に「本を読んでもなかなか内容を覚えられない」と嘆いていた私に父が「覚える必要はない。読んだ時に何を考えたかが大事だ」と言ったのは記憶に残っている。 大人になると、「その命題を一度でも考えたことがあるかどうか」がアウトプットの質を左右する。単なる暗記より遥かに大切なこと。
Twitterは、少数の偏った意見があたかも巨大勢力の一つに見える錯覚があったり、フォロワー数やRT数のような分かりやすい数的指標で正しさや信頼性を評価しようとすると恐ろしい誤解に陥るという問題があるのだが、いわゆる「嘘を嘘だと見抜ける人」にとっては超絶便利という、なかなか難解なツール。
日本では「効果のある治療ほど安い(保険で承認されている)」というのが原則。でも、まだ保険が利かないものの中にも「将来性の見込める治療」と、「科学的根拠のない怪しげな高額治療」がある。 これをどう区別するか? 大須賀先生(@SatoruO)の記事が最も分かりやすいです。 gendai.ismedia.jp/articles/-/594…