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大須賀先生の記事、大事な内容です。
抗がん剤にまつわるデマは本当に多い。
元気な時なら「そんなはずないだろう」と笑えるような話でも、自分や家族が当事者になると冷静な判断は難しいものです。
だからこそ、日頃からこうした発信に触れておくことは大切です。
news.yahoo.co.jp/byline/osukasa…
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緩和医療学会発行の「がんの補完代替療法クリニカル・エビデンス」によれば、代替療法を受ける患者さんの61%は主治医に相談せずに受けているとされています。打ち明けたら怒られるのでは、といった不安があるのかもしれない。
だからこそ相談してくださった貴重な機会を大切にしなければと思います。
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忽那先生が重要な内容をタイムリーに記事にしてくださっています。
期待によって報道は過熱するかもしれませんが、現状を冷静に見ることも大切だと思います。
早期承認見込み 新型コロナ治療薬レムデシビルの有効性は?(忽那賢志) - Y!ニュース news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
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家族とはあんまり喧嘩しない方がいいよなあといつも思っていて。次会った時に謝ろうと思っても「次」はもうないかもしれないし、その時の後悔は計り知れない。
人の命は全く予期しない形で突然にして失われる。決して少なくない頻度で。この仕事をしているとよく分かる。
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「怒っている人ばかり選んでRTする人」の中には、「誰かに代わりに怒ってもらって溜飲を下げている人」がいるものと思うのですが、これをやりすぎると取り返しのつかないレベルに心が汚れていく恐れがあります。 twitter.com/Dr_yandel/stat…
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【新刊】
10月28日に、高齢者とそのご家族を対象にした単行本『患者の心得〜高齢者とその家族が病院に行く前に知っておくこと』を発売します。
時事メディカルの連載記事をもとに、高齢者向けに大幅加筆修正しました。
きっとお役に立てると思います。ぜひご覧ください!
amzn.to/3jFjQOV
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科学的に妥当な選択肢は、私たちにとって時に不都合で、耳障りで、そして一見すると非合理的に思えることもある。
まず、そういうものだと理解しておくことが大切だと思います。
安易に大衆のウケのいい方向に舵を"切らせない"ためにも。 twitter.com/mph_for_doctor…
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とにかく色んなことをあれもこれも言いたい人が目立つ一方で、守備範囲を適切に見定めて発言を控えている人もいて、その人のおかげで助かっている人もきっといて、今や「発言力」ではなくて「沈黙力」みたいなものが試されているなあなどと思う。
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専門家は、非専門家の提言が時に重要な解決の糸口になることもあるため謙虚に耳を傾ける方がいいし、非専門家は、自分が思いついた「名案」はたいてい専門家はとうに思いついている(その上で採用していない)可能性が高いと考える方がいいと思う。
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感情的な言葉が踊る文章は、時に人の心を打つのだけれど、煮えたぎる思いを理性と知性で冷えた文字列に昇華させ、読み手に「感情的だ」とは決して思わせないように、しかし溢れる感情は確かに伝わるように、そういう精緻な心配りで書かれた文章の方がむしろ心を動かされるし、書きたいとも思う。
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忽那先生のYahoo!ニュース記事、いつもながらとても分かりやすいです。
抗体検査について、何か難しそうだなと思っている方はぜひ読んでみてください。
news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
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他人を激しく攻撃できる人は、自分が攻撃されてもそのことを短時間でサクッと忘れられる人なのだと思う。
攻撃されたことを長く引きずって辛い思いをするような人なら、他人に同じ思いをさせたくないと思うものである。
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高額ながん治療ほど効果があると信じて、法外な値段の出費をしてしまう方がいます。
多くのお金を払えば、いい食事ができて、いい車に乗って、いいホテルに泊まれますが、医療にこの原則はあてはまりません。
効果の確かな治療ほど保険が利き、自己負担は安いからです。
medical.jiji.com/topics/2638
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人間関係にストレスを感じやすい人は、「ここは自分が担わなきゃ」と過剰に考えてしまう傾向があるように思う。
逆に「任せておいても "なるようになる"」と考える人のストレスはとても低い。
そして大体 "なるようになる" のだ。
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以前のツイートもぶら下げておく。失礼ながら、紙媒体で医療情報収集するなら、もはやTwitterよりレベルの高い選球眼が必要かもしれないとも思う。
twitter.com/keiyou30/statu…
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知人や親戚から頻繁に「病気が治ったかどうか」を問われて困る、と患者さんに相談されることがあります。
病気の勢いを抑えながら治療を続けつつ付き合っていく病気はむしろ多く、その場合、どこかでスッキリ「治ってしまう」わけではありません。
「治る」という言葉の使い方に注意が必要です。
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『一部のSNSなどで「ステージ4なのにおかしい」「売名行為」「詐病ではないか」と批判する投稿が執拗に続いている』
こういう誤解は本当に多いです。
がんの種類が違うとステージの分け方も全く違い、治療法も全く違います。同じがんで同じステージであっても、その中には様々な病状があります。 twitter.com/SatoruO/status…
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SNSなどで一般にウケやすい発信者の特徴として、「物事を単純化するのが上手い」という点が挙げられる。単純に見せれば納得感を与えやすく、支持も得やすい。
一方、複雑な知見を正確に解説しようと骨を折る人は、誠実なのに「なんか分かりにくい」と敬遠されやすい。悩ましい問題。
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歴史を学ぶことが大切なのは、今当たり前に享受しているものが「当たり前」になるまでにどれほどの多くの人が汗を流し犠牲になってきたかを知るとともに、今の最高水準である知識や技術ですら後から顧みれば「発展途上」に過ぎないのだろうと未来に思いを馳せ、ひたすら謙虚になれるからだろうと思う。
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経験値が増えると「仕事が素早くできるようになる」よりも、「やらなくてもいい仕事を見抜けるようになる」が大きいし、「分からないことが分かるようになる」よりも、「分からないままでも困らないことが見抜けるようになる」が大きいと感じる。
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Yahoo!ニュースで新記事更新。
広く知ってもらいたいと強く思うこと。
それは、信頼できる専門家たちがTwitterやnoteで懸命に発信を続けていて、それを誰もが無料で読めるという事実です。
今回もクラスター対策班の神代先生(@KJindai)にご意見を伺いつつ記事にしました。
news.yahoo.co.jp/byline/yamamot…
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『新型コロナウイルスに効くとうたって漢方薬の売買契約をした』
『1人暮らしの80代女性宅を訪れて漢方薬の売買契約を結んだ』
この手の話は無数に出てきます。
ご高齢のご家族がいらっしゃる方は特にご注意を…。
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-…
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単なる噂話にしても、科学的な情報にしてもそうだけど、基本的に他人から聞いた「〇〇らしいよ」という話については「ソースを自ら確認するまで判断を保留にする」という行動パターンを自分に染み付かせておいた方が確実に安全だし、人間関係にも傷がつきにくいと思う。
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「食事しながら話す」というのは実はすごい技術で、咀嚼、嚥下、発声、呼吸という複雑な動作を口という単一の器官のみを使って同時に行う。
「むせる」とか「食べ物が口からこぼれる」とかが”たまにしか起こらない”のは奇跡とすら思えるし、高齢になるとこの複雑な動作が難しくなるのも自然に思える。
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フィリピン人の医師と話す機会があり、普段タガログと英語をどう使い分けるのかという話題から、「医学をタガログで学べるか」という質問をしてみたら「まさか!」と笑われた。ほとんどの学問は英語じゃないと学べないよと。
母国語だけでここまで学んだ我々がいかに恵まれているかを改めて痛感した。