何事においても「全く知らない人」より「中途半端に知っている人」の方が大きな誤解をしやすいように思う。 全く知らないなら詳しい誰かに頼るしかない一方で、中途半端に知っていると「手持ちの材料」を使って結論らしきものを自力で導き出せてしまう。
人工肛門(人工膀胱)を持つ方は日本に約20万人いるとも言われますが、その実態はあまりに知られていません。服を着ていると外観では分かりませんし、人工的な器械が入っていると誤解している人すらいます。 今後もオストメイトに関しては繰り返し啓発します。 詳しくは週末Yahoo!ニュースに書きます。
Yahoo!ニュースで新しい記事を書きました。 子どもの誤飲に注意を! 水と接触することで多量に吸水し、自重の100~1000倍に膨らむボール。誤飲による腸閉塞や小腸穿孔(小腸にあながあく)の例の報告もあります。 個人的に実験もしてみたので参考にしてみてください。 news.yahoo.co.jp/byline/yamamot…
大須賀先生もおっしゃる通り、著名人の病気に関する報道は頻繁にありますが、たいてい詳細が分からないため、医師の立場から見ても何かを判断、解釈することはほとんどの例で不可能です。 こうした情報の接し方に関して以前書いた連載記事を紹介します↓ medical.jiji.com/topics/793 twitter.com/SatoruO/status…
高知東生さんの一連のツイート、ご自身は「賢くない」とおっしゃっているけど、むしろ高知さんは「賢い人」で、「賢い人ほど陰謀論にハマるリスクがある」「しかし真に賢い人は周囲の意見を取り入れ軌道修正が利く」という二つの事実を示す好例ではないかと思う。
本や雑誌で「抗がん剤は副作用がひどくてまともに生活できなくなる」という話を見たので抗がん剤治療は絶対に受けたくない という患者さんに少なからず出会う。 もちろん副作用はある、つらい人もいる が、 予防する手段はかなり豊富になった 抗がん剤治療を受けながら仕事を続ける人も多くいる、… twitter.com/i/web/status/1…
感染症の数理モデルの専門家、西浦先生の解説、とても分かりやすいです。 他人との接触を80%減らすことができれば(青線)、感染者数の減少が期待できる。今までのような20%減(緑点線)だとその効果は非常に薄い。 みんなで何とかしたい。 twitter.com/ClusterJapan/s…
多くの学会や公的機関が、公式サイト上で一般向けの医療情報集を作っています。 私のサイトでは、各専門家の方々から助言を得て、信頼できるリンク集を作っています。 病気のことで不安になったら、慌ててググったり知人に相談する前に、一度こちらをのぞいてみてください。 keiyouwhite.com/guideline-for-…
「子供版」と「成人版」ももちろんあります(fdma.go.jp/publication/po…)。 また「救急車が来るまでに用意しておくもの」や「救急車が来たら伝えるべきこと」が書かれた付属資料もかなり便利です。 消防庁の「Q助」というアプリも便利ですが、ご高齢の方の場合はポスターの方が使い勝手が良さそうです。
「がんではないかを知りたいので、腫瘍マーカーを調べてください」と言われることがよくあります。 実は多くの場合、腫瘍マーカーでがんを早期発見することはできません。知っておいてほしい腫瘍マーカーの知識をこの記事でまとめています。 news.yahoo.co.jp/byline/yamamot…
何かを学べば学ぶほど気づくのは、「世の中の大体の疑問には過去の偉い人がすでに答えを出している」とか、「自分が思いつく”名案”は大体偉い人がすでに思いついている(その上すでに試行済み)」という事実であって、学びの大切さとは、圧倒的な自分の小ささを思い知ることにあるのだと思っている。
誰かが既に言っていたことや、自分が過去に言ったことがある内容を何度も繰り返す、という「しつこさ」は大切だと思います。 何度も同じことが繰り返し発信されたり、いろんな人の口から同じことが発信されたりすることで、その物事の大切さが自然と伝わり、発信の価値が高まると思います。 twitter.com/ent_univ_/stat…
Twitterで毎日紹介されるように、ネット上には良質な医療コンテンツは結構多くて、それらを定期的に読めば大きな誤解に陥るリスクは低いのですが、一定数いる「分かりたくない人」「納得したくない人」には、どんなに分かりやすい発信でも決して届かないというジレンマがあるんですよね。
JR東日本と大阪メトロのドア横広告で、ひときわ異彩を放つ一節 なぜ、肛門は「実弾と空砲を区別」できるのか
すでに言及している人は多そうだけど、ここに来て「おじぎ」という手法の利便性を痛感している。会話が不可能なほど距離が離れていても、相手が視界に入っていさえすれば無言で挨拶を交わすことができ、かつ丁寧な印象すら与えられる。 近距離で密接しないとできない挨拶だと今の時期はやはり辛い。
こういう最前線で診療に当たる先生はなかなかテレビ等のスタジオで話す時間はないと思いますが、「何を質問すべきか」を的確に認識しているインタビュアーが必要最低限のスキマ時間を利用して取材しているがゆえに成り立つコンテンツだと思います。 当たり前のようですが決して当たり前ではない。 twitter.com/keiyou30/statu…
Yahoo!ニュースで新しい記事を書きました。 「脂肪肝」という病名だけはよく知られていますが、それが時に生命の危険を及ぼすリスクについては、ほとんど知られていません。 今回は消化器内科医のふろ先生(@doctorhirosan)に監修していただき、分かりやすくまとめました。 news.yahoo.co.jp/byline/yamamot…
医療に関してネット検索したい時、オススメの方法としては、 ①学会サイトを利用する(ググらない) ②「〇〇(病名や症状名) 学会」と検索する ③or.jpをつけて検索する があります。 しかし最も重要なのは「”答えが見つかるまで探す”をやらない」です。 keiyouwhite.com/search-medical
人が元気でいられる期間など案外短いので、推しが元気なうちに(自分も元気なうちに)しっかり推して推しまくって感謝を伝えるべきなんですよね。
ZOOMでのウェブ会議があまりに便利であることが分かり、メールで済む用事なのにわざわざZOOMを使ったり、休日や夜間でも自宅で会議に参加することになったり、という怖い未来が何となく見えるので、便利なものほど早めからきちんとルール決めないとかえって自分たちの首を絞めることになるなぁと思う。
毎日のように色々なデマを見るので再掲します。 twitter.com/keiyou30/statu…
批判された時にまず「自分が間違っているのではないか」と一旦我が身を振り返る人と、まず「相手の方が間違っているのだろう」という考えから入る人がいる。 後者のタイプで、かつ間違いをおかさないよう勉強を重ね必死で努力を続けてきた自負を持つ人だと、なかなか修正が効かないように思う。
分からないことをすぐに調べる習慣のある人と、そうでない人との「蓄積された知識量の差」というのは、年を経るにつれてとてつもない大きさに膨れ上がっていく。 ほんの数十秒を面倒くさがらず、細かな疑問をその場で退治していくことが大切だと思う。
一つだけ修正をお願いしようと思っているのが「ご」で、「公的情報は確認した?」の方がいいと思っています。 「元になっている」から「正しい」わけでは決してありません。そもそも「常に正しい情報」なんてどこにもなくて、「より確度の高そうなものはきちんと確認しておこう」という話です。
もし科学者が各方面の利害に配慮して科学的に正しい知見を発信できなくなったら、そこで科学の歴史は潰えると思います。 科学が非科学的なものによって歪められてはならない。