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他人にあまりイライラしない人は、性格的に寛容というより、いつも「背景に自分の知らない事情があるのかも知れない」という事実を謙虚に受け入れていると思うし、何より物事をよく知っていて情報収集力に長け、「知らない事情」そのものも少ない傾向はあるように思う。
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「自分の意見を全く変える気がない人」とは議論は成立しえないので、他人の考え方を受容できる余力を1ミリも感じられない相手に時間と労力をかけるのは割に合いません。
自分の人生は有限で貴重なので、「あきらめ」は早めでいいんですよね。
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相手の話を聞いて自分の考えを変える「準備」ができている人としか議論は成立しえないものと思っていますが、これはもちろん自戒でもあって、誰かと議論するときには「自分の意見を変える準備」が必要、と思うわけです。
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部下に厳しく当たり続け、それでもなお「彼は平気そうだから大丈夫」と言って攻撃をやめない人が昔いた。
心を壊す人は「壊れる寸前」まで「平気そう」に見えるものだし、何より「平気そう」という推測の確からしさをなぜそう純粋に信じられたのかと思う。
他人の心の内は分からない。大前提だと思う。
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「〇〇でがんが消えた」といった科学的根拠のない民間療法の広告や雑誌の切り抜きを持ってきて相談してくださる方は時々いますが、そんなふうに伝えていただけることを心からありがたく思います。
怪しげな情報を信じて病院に来る機会自体を失ってしまう方とは、会って話すことすら叶わないからです。
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緩和医療学会発行の「がんの補完代替療法クリニカル・エビデンス」によれば、代替療法を受ける患者さんの61%は主治医に相談せずに受けているとされています。打ち明けたら怒られるのでは、といった不安があるのかもしれない。
だからこそ相談してくださった貴重な機会を大切にしなければと思います。
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"血液型不明" が話題のようですが、近年は出生時に血液型検査を行わないことが多いですし、医学的には自分の血液型を知っている必要はありません。
ましてセンシティブな個人情報である「他人の血液検査の結果」を知っている意味も特にないように思います。
diamond.jp/articles/-/280…
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小児科医坂本昌彦先生の記事、とても大切です。
『「一瞬でも目を離さない」「気を付けよう」という具体性に乏しい掛け声だけでは事故予防に繋がりません。』
『子育ては目が離れるもの』
『大切なのは具体的な方策』
news.yahoo.co.jp/byline/sakamot…
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講演している最中に「うんうん」と頷いてくれる聴衆の方、ものすごくありがたいんです。こちらも安心して話せるし、何ならその方に向けて話しています。たぶん人前で話す機会の多い方は同意してくださると思います。
なので自分も聴衆として参加する時は、頷くなどして動的に聞くようにしています。
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リスク管理の観点では、「ミスが起きないよう気をつける」とか「問題が起きないよう注視する」は「対策」にならないんですよね。ヒューマンエラーはゼロにできないので。
人命に関わる場合などは特に、「エラーが起きても有害なトラブルにはつながらない仕組み」が必要。
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「専門的知識はないが言葉は巧みな人」が専門家と論争すると、明らかに専門家が正しくても傍目から見ると「喧嘩両成敗」的に見える現象、本当に注意しなければと思う。
自分の主張を広めたい人にとっては、「喧嘩両成敗」でも十分目標が達成できてしまう。
見る人のリテラシーが試される。
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医療の進歩によって、病気を抱えながら日常生活を送る患者さんのつらさや努力が見えにくくなっている、という皮肉な側面があります。
外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々のためのヘルプマークは、正しく知られてほしい。
fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shougai/shouga…
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『すばらしい人体』が漫画になりました。
今回は、「肛門は”実弾”と”空砲”を瞬時に区別できるすごい機能を持っている」というテーマが漫画化されています。
面白いのでぜひご覧ください。
diamond.jp/articles/-/311…
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今日は坂本史衣先生にご講演いただきました。
ご紹介いただいた重要な情報サイトのリンクを6つ、このツリーに貼ります。ぜひご参照ください。
そして、ご家族やご友人の皆様と共有していただけばありがたいです。 twitter.com/SNS41010441/st…
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生田斗真さん主演のドラマ「幸運なひと」、来春放送です。
これまでのドラマでは、誤解を招くような凝り固まったがん治療のイメージが描かれることも多かったように思います。
こうしたイメージを払拭し、アップデートするのが目標、と聞いています。
本当にすごいプロジェクトです。 twitter.com/nhk_kurogen/st…
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自分や家族ががんになり、何とかしたい一心で「金に糸目をつけない」と強く決意し、科学的根拠のない治療に次々とのめり込んで高額を費やす人は多い。
国民皆保険のある日本では「効果の確かな治療ほど安い」という事実は大切。
貴重なお金と時間は、真に心身を豊かにするものに注いでほしいと思う。
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お酒に弱い人が訓練して「強くなる」ことはない、という事実は知られてほしい。
お酒に強い人と弱い人がいるのは、アルコール代謝の効率(アセトアルデヒド分解酵素の活性)が異なるからで、これは「遺伝子によって決まる性質」です。
飲めない人に無理に飲ませるのは厳禁。
diamond.jp/articles/-/314…
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連休中の救急外来は、確かに信じられないほど軽症のコンビニ受診が多いのだが、これを控えてほしいという医療者側の発信が強すぎると、遠慮がちな人ばかりに刺さり、本当に救急受診が必要な人が受診を控えてしまう。
なので私は「受診するかどうか悩む」くらいの人は受診していいと思っています。
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自分や家族ががんと診断された時、真面目な人ほど本やネットで何時間も調べ尽くし、「調べすぎ」た結果、怪しげな情報に行き着くという皮肉な現実があります。
がんになったらまず「がん情報サービス」→ここで解決しない疑問はがんの専門家に相談。これがオススメです。
ganjoho.jp/public/index.h…
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がん情報サービスをはじめ、便利で信頼できる医療情報サイトを集めて作ったリンク集です。
各領域別、診療科別に分類しています。
ぜひ「ググる前に」アクセスしてみてください。
keiyouwhite.com/guideline-for-…
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おせちにも入っていることのある銀杏。一度にたくさん食べすぎると、嘔吐やけいれんなどの中毒を起こします。この毒性は加熱してもなくなりません。
中毒の報告は子どもに多いですが、大人でも起こるため食べすぎないよう注意が必要です。
j-poison-ic.jp/wordpress/wp-c…
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この資料とても興味深い。
大正9年の平均寿命は男性42歳、女性43歳と今の約半分。1世帯当たりの人員は約2倍、合計特殊出生率は約4倍。
とてつもない変化…。
stat.go.jp/info/anotoki/p…
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人間関係に疲れやすい人は、相手が攻撃的な人であるほど「好かれよう」と努力してしまう側面があると思っていて、これは攻撃の矛先が自分に向かないための自己防衛なのだけど、おそらく本当に自分を守るには、「十分な距離をとる」「相手に一切の関心を抱かない」が正解なのだろうと思う。
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「好かれよう」と努力した結果、「好かれた(攻撃をまぬがれた)」という成功体験があって、それが自分をさらに弱くするのではないかと思ったりもする。
「好かれよう」と努力しなくても自分を好いてくれる人が本当に大切な人。
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70代の方から「30代の頃は70代なんて遥か先のことに思えたけど、本当にあっという間でした。人生は信じられないほど短い」と言われ、毎日大切に生きようと決心したことがある。
歳をとり、あっという間に過ぎ去った人生を振り返った時、「毎日大切に生きてきた」という自覚がきっと救いになると思う。