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一部のテレビや新聞等のメディアのように、「白か黒かはっきりしろ」という論調だと、「科学とは白か黒かはっきりできるものなのだ」と視聴者は理解し、これが「白か黒か明言できないなら科学者の能力不足か怠慢が原因だ」になります。
科学的な考え方を多くの人に啓発していただきたいです。
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医学は「白か黒かはっきりしないこと」ばかりですが、厳密な臨床試験を経れば「白か黒かどちらかになる」わけでもありません。
「ある医療行為が妥当と判断できる程度に白寄りになるか、許容されない程度に黒寄りになるか」です。
テレビや新聞でも、ぜひこういう話を繰り返し伝えてほしいです。
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そういえば幼い頃、外国の方と接した際に言葉が通じないのが怖くて押し黙っていたら父が、「こんにちは」「すみません」「ありがとう」とか、いつも通り日本語で言えばいい、目を合わせて声を出すだけで簡単なコミュニケーションはできると言ったんですね。
納得感があって今でも記憶に残っています。
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「批判すればするほどサービスの質は向上する」と思っている人が一部にいるように思う。それどころか「ひとたび批判の手を緩めればサービスは劣化するぞ」という焦燥に近い空気を感じることすらある。
当人にとって「市民代表として批判し続けること」は紛れもない善行で、正義に他ならないのだろう。
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大須賀先生が作られた、この「怪しいがん治療を見抜く方法」は永久保存版だと思います。
書籍、週刊誌、テレビ、インターネット、SNS、各種広告、あらゆる情報源に生かすことができます。 twitter.com/SatoruO/status…
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書店に何気なく立ち寄り、健康本のコーナーで何気なく手に取った本が確たる医学的根拠に基づいて書かれている、という世界であってほしいと願うし、自分自身も書き続けて、その一翼を担いたいと思っている。
本が好きだからこそ、そう思う。
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「新聞や本を読みなさい」と言われて育つ。
これは私も同じだった。新聞にトンデモ本の広告が多かったり、新聞記事にも怪しいものがあることを意識したのは、もしかしたら医学部に入ってからかもしれない。
twitter.com/keiyou30/statu…
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以前のツイートもぶら下げておく。失礼ながら、紙媒体で医療情報収集するなら、もはやTwitterよりレベルの高い選球眼が必要かもしれないとも思う。
twitter.com/keiyou30/statu…
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先日の講演でいい質問をいただいた。
「書籍なら、内容をある程度信頼できると思うのはダメか?書籍を出版するハードルは相当高いはずだから」
実際こう考える人は多い。書籍の権威性は根強くある。
しかし医療関係では書籍は他媒体よりむしろ危ういことも多い。医療者の間ではよく知られた事実。
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みんなの前で聞こえるように誰かを叱責するのを好む人がいるけど、いつも疑問に思うのは「本人だけにそっと耳打ちして忠告するよりメリットが大きいかどうかを検討したのか」ということ。
毎回逐一メリットとデメリットを天秤にかけるべきだ、と思うくらいには本人への心理的ストレスは大きいと思う。
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「他人を誹謗中傷してはいけない」なんて、わざわざ口にするのも恥ずかしいくらいの常識なので、「言わないと分からない人」は「言っても分からない人」なのではないか、と考えると絶望的な気持ちになってしまう。
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こちら、我々 #SNS医療のカタチ のメンバーが関わった動画です。
医療情報と向き合う上で重要なミニ動画、ぜひご覧ください。 twitter.com/nhk_kurogen/st…
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【告知】
6月18日発売予定の私の新刊「医者と病院をうまく使い倒す34の心得」をサイン入りでお届けします。
「終末期医療の現場にテレビ電話面会を」
早くも1100万円を突破したこのクラウドファンディングに私も参加することになりました。
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どこかで終わりが来るとしても今回だけで終わらせてはいけないのは、風邪気味、発熱などの症状があれば早めに休むという生活様式を習慣化することだと思う。これまでもインフルエンザで亡くなる人は毎年大勢いた。
学校でも、体調が悪い時に休む生徒が過度に背徳感を抱かない環境は大切だと思います。
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もちろん医療現場に限って言えば、こうした期待を持たれるのはよくあることだという認識もままあって、リスクとベネフィットを天秤にかけて到達可能なベストな「落とし所」を患者さんと一緒に話し合いながら探ることで、この認知のズレをゆっくり解消できることは多いように思う。
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現時点で得られる最良のエビデンスを用いて推論を立て、新たな知見が手に入るたび再評価、軌道修正、というのは科学においてごく自然な流れ。
でもこれを「誤りの訂正」と捉える人がいるのもまた事実で、最初から100%のベネフィットとゼロリスクを期待されてしまう医療現場の「日常」とも言える。
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ブログ更新
医療デマに惑わされ、健康被害を受けてしまう人はたくさんいます。また、家族や友人がデマを信じ込んでしまい、どうすればいいのか分からないと悩む人もいます。
誤った情報を信じてしまう人が陥りがちなポイントとして、7つのバイアスを紹介してみました。
keiyouwhite.com/information-10
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本当の専門家って、くどい、煮え切らない、細かい、断言しないなど、本質的に「テレビ向きじゃない」と思うんですね。特に医療は不確定要素が多く、知識がある人ほどクリアカットに説明しない。
逆に言えば「白黒はっきりしたメッセージだけを求める人」は良質な情報になかなか出会えない。
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なお、記事中でも紹介したように、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)が、「新型コロナウイルス避難生活お役立ちサポートブック」という、分かりやすい一般向け資料を公開しています。
万が一に備え、今のうちにさらっと目を通しておくのがオススメです。
jvoad.jp/wp-content/upl…
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Yahoo!ニュースで新しい記事を書きました。
感染症流行時にもし大災害が起こったらどうすればいいのか?
避難する際の注意点、避難所での対策など、万が一のことを頭に入れておくのは大切です。
今回は災害対策の専門家、浜松医大の尾島教授にお話を伺いました。
news.yahoo.co.jp/byline/yamamot…
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なぜ「幼い頃」「学校」にこだわるかと言うと、「最初に何と出会えたか」が、それ以後の情報との向き合い方を決めてしまう恐れがあるから。
大塚先生の本「アトピーの治し方」の表紙には「どうか、この本を最初に読んでください」と書いてあるのだが、これが真っ当な医療者の切なる願いだと思う。
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これは今度出す本のテーマなのだが、一生医療と関わらずに済む人はまずいないのに、病院のかかり方や、薬、検査などに関する基礎知識を学ぶ機会があまりに少ないと思う。
専門的な知識は当然要らないが、ごく基本的な知識は幼い頃から正しくインプットしておく方がいい。将来自分の身を守るためにも。
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風邪やインフルエンザなど誰もがかかる軽い病気や小さな怪我に関わる簡単な医学知識、どのように病院や薬を利用すべきか、といったことを学校で学ぶ機会があるといいと思う。がんに関するごく基本的な話も知っておく方がいい。
私で良ければいくらでも話しに行くし、大塚先生も似た試みをしている。
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「ググれば済む」理論には二つの危険性があると思う。
①基礎知識がないとググろうにも何を調べていいのか分からず、「ググる」だけでも相当苦労する上に、たぶん正解にたどり着けない
②明白すぎるデマに関しては、ググるほどに誰かを陥れたい人の悪意にたどり着く可能性が高まる
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医療デマの中には、学校で習う理科の知識があれば瞬間的に「ありえない」と分かるものが結構ある。学校教育は、こういうところで私たちの身を守るのだと思っている。
「分からない時はググれば済む」と言う人がいるかもしれないが、そんなことはない。
「ググらずに済む」から安全なのである。