Yahoo!ニュースで新しい記事を公開。 指定難病の一つ、潰瘍性大腸炎について書きました。 再燃と寛解を繰り返すこの病気。 病状をうまく維持できればできるほど、皮肉にも周囲には「治療中であること」が分かりにくいという悩みもある。 十分な知識と理解が大切だと感じます。 news.yahoo.co.jp/byline/yamamot…
病気で追い詰められた患者さんやご家族を利用する悪質な偽医療はきちんと罰せられるべきですが、とはいえこのタイプのビジネスを完全に根絶やしにするのは難しいと思っています。 やはり「なぜ偽医療にハマってしまうのか」を毎回しつこく言語化しておくことが大切だと考え、今後も発信し続けます。
Yahoo!ニュースで新しい記事更新。 自称「祈祷師」の男性が、1型糖尿病の男児に「治療」と称し、インスリンを投与させずに死亡させた事件。母親は「わらにもすがる思いで、難病治療を標榜する被告に治療を依頼した」とされています。 このような偽医療に思うことを書きました。news.yahoo.co.jp/byline/yamamot…
以前にも書いたことがあるけど、「わかってもらいたい」という思いが強すぎると、当然「わかってもらえなかった時のダメージ」は大きくなる。 だから「そもそも他人には分かってもらえなくて当然」を基本とし、「偶然にも分かり合えそうな部分だけ共有しよう」というスタンスがたぶん楽だと思う。
また、「査読を経た論文上の知見」であっても、それが「細胞や実験動物を元にした基礎研究の結果」なのか、「ヒトを対象とした臨床研究の結果」なのか、をきちんと区別できる視聴者も多くありません。 臨床応用できずに消えていった「目覚ましい基礎研究の結果」は歴史上で山のようにあります。
第三者の査読を経ていない単なる研究結果であっても、プレスリリースならできます。 しかし、信頼性の重み付けをすることなく、全てを「新たな知見」として期待感を強調して報道すると、視聴者の誤解を招き、ひいては医療現場に混乱を引き起こす恐れがあります。
医療系のニュースについて、 「医学雑誌に掲載された、査読を経た論文上の知見」なのか、「査読を経る前の段階の単なる研究結果」なのか、「研究結果ではない個人の意見」なのか をきちんと区別できる視聴者は必ずしも多くないです。報道では、可能な限りこの「区別」をお願いできればと思っています。
明日23日午前10時~、初めての医療イベント「SNS医療のカタチTV」 #やさしい医療 生放送です。YouTubeチャンネルで誰でも視聴できます。 youtu.be/MgElxDhfcKQ テレビ番組制作のプロフェッショナルの方々が、ガチの本物を作ってくださっています。 ほんとに「本物」です。 完全にテレビ番組です。
仕事でも恋愛でもSNSでも何でもそうだけど、もし「一種類のことだけに脳を占拠されている状態」になっていたら、それは結構リスキー。その一種類で嫌なことがあったら途端に心がダウンするから。 だから「色々なことで脳を埋めておくこと」は割と大事。ゲームでも漫画でもスポーツでも何でもいい。
全く同感です。 単に子供向けの番組が多いチャンネルというだけでなく、一つ一つのクオリティがものすごく高く、センスも光っている。 そして、この価値は当事者である子供の頃には気づかない。大人になってから気づく。それがまたいい。 twitter.com/ryoinalf/statu…
坂本史衣先生のYahoo!ニュース記事。 日常生活の中で感染を防ぐ方法に関して、多くの人が知りたいことを全て説明してくださっていて、とても分かりやすいです。 最新の知見を得て、生活を縛りすぎないメリハリをつけた対策をしたいものです。 news.yahoo.co.jp/byline/sakamot…
怒らない人は他人に無関心なだけ、という話はよく見るけど、これを逆手にとって「怒られるうちが花」と言いつつ怒りの感情を制御できない自分を正当化するタイプの「怒る人」もいる。 一方で「怒らない人」の中には、他人に関心を持って「怒らずに指導する手段」をいつも模索している人もいると思う。
「怒っている人ばかり選んでRTする人」の中には、「誰かに代わりに怒ってもらって溜飲を下げている人」がいるものと思うのですが、これをやりすぎると取り返しのつかないレベルに心が汚れていく恐れがあります。 twitter.com/Dr_yandel/stat…
誠実な人ほど「他人を批判するなら誰もが納得できる理屈や裏付けが必要だ」と考えるものだが、世の中には「嫌いな人をバッシングするのに理屈なんてどうでもいい人」はいて、その人の歪んだモチベーションは、「嫌いな人の悪口を言ってもらえるだけで満足できる取り巻き」によって支えられている。
問題の原因が「知識が足りないこと」にあるのなら、「知識を提供すること」が解決につながる。 ところが、「知識はあるが特定の信念や好き嫌いによってその知識を利用したくはない」というケースでは、問題解決が一層難しくなる。 実はこれは熱中症に限らず、医療における普遍的な悩みでもある。 twitter.com/keiyou30/statu…
ブログで新しい記事を書きました。 医療情報を見る時に注意してほしいのが「グラフの解釈」です。 世の中には、「特定の方向に解釈を誘導するようなグラフ」がたくさんあるからです。 実例を紹介し、気をつけるべきポイントを解説しました。 keiyouwhite.com/graph
熱中症で50〜90代の男女14人が死亡、うち13人は屋内。8人はエアコン使用なし。 熱中症で来院されたご高齢の方に話を聞くと、 「熱中症のことはよく知っている」 「でもエアコンは体に悪い」 「自然な風に当たる方が元気になれる」 と話す方が結構いる。 悩ましい問題。 www3.nhk.or.jp/news/html/2020…
時事メディカル連載 今回は「既往歴」=「今までかかったことのある病気」について書きました。 病院を受診すると既往歴をしつこく聞かれる理由は、 ・「今困っている症状」との関連を知りたいため ・全く同じ病気でも既往歴によって重症化リスクが違うため などがあります。 medical.jiji.com/topics/1753
間違いを指摘されるとかえって強く信じ込むことは「バックファイア効果」とも呼ばれますが、実際にはケースバイケースで、ご本人の性格にもよると思います。 ただ、誰しも自分の信じているものを真正面から否定されると、すんなり受け入れるのは難しく、信頼関係が損なわれるリスクはあると思います。
家族が非科学的な言説を強く信じ込み、適切な治療を受けようとしてくれない、と悩む方に出会うことは少なからずある。 このとき決してやってはいけないのが、その「信念」を科学的な正論で真っ向から否定すること。それにより誤った信念がさらに強化され、取り返しがつかなくなる恐れがあるからです。
前にも書いたのだが、誰かの発言を批判するなら、 「その発言の裏に自分の思いもよらぬ配慮とか思惑があるのではないか」 と一度は疑ってみた方がいいと思う。 たいてい相手も呆れて嘆息するのみで「理解の浅さ」を丁寧に指摘してくれるとも限らないし、結局反射的に浅い批判を続ける羽目になる。
#SNS医療のカタチ 幡野さんの記事、冒頭にある、 「なんでそんなところに通ってるの?そんなところじゃなくて、わたしがもっといい病院を紹介してあげる。」 と(親切心で)患者さんに言い、気づかないうちに相手を苦しませてしまう人は結構いる。 友人にも親類にも。 note.com/iryouliteracy/…
@Hopeonkobe アレですね。あの描写は特に誇張でもないです。
ヤフオクで大量のイソジン関連商品が高額で取引されています。 不確かな情報に飛びつき、大切なお金を消費してしまう。本当に残念なことです。 そのお金を自分の好きなもの、心を豊かにするものに使ってほしいです。
地位と肩書がある(ように見える)医師が言うなら信用できる、という発想も、がん領域で起こる問題と同じ、典型的な構図に見えます。 誰しも新しい情報に触れた時は、それを誰かに伝える前に「複数の専門家が賛同する意見なのだろうか」と一瞬立ち止まる必要があると思います。残念ですが。 twitter.com/SatoruO/status…