「エラーが起こらないよう気を付ける」"だけ" では対策にならない、に訂正しようと思う。 ケアレスミスを減らす努力も当然ながら大切だし、エラーが起きた原因をのちに振り返って考察することは重要。 でもこれだけではトラブルが防げないのもまた事実…。
ミスのない人間はいない。ヒューマンエラーは必ず起きる。 だから「エラーが起こらないよう気をつける」は対策にならない。 「エラーが起きても有害なトラブルにつながらないようにする」ための対策、仕組み作り、習慣づけが大切なのだろう。
自分の専門外の科の先生らが発信する言葉を見ると、長年多くの患者さんを実際に診てきた人の洞察力、推察の鋭さが垣間見える。 こういう方々を日々見ていると、「文献や教科書を大量に読みこんで知識を身につければ専門家に対抗できる」などとは微塵も思えない。
坂本昌彦先生が、子どもの窒息事故について記事にしてくださっています。 『多くの事故は親がそばについて食事をしている中で発生しています。「目を離さないで」「気をつけて」では事故を減らせません』 『窒息の場合、蘇生のチャンスは最大9分とされ、すぐに処置が必要』 news.yahoo.co.jp/byline/sakamot…
ホームページにあるように、対象となる企業は、 コクヨさん@kokuyo_st サントリーさん@suntory オンコロさん@oncolo_ct Join’t M’sさん@hayamajunna ニチバンさん@NichibanL シャイニングアークスさん@ShiningArcs delete-c.com/post
delete Cの着想は、世界有数のがん専門施設MD Anderson Cancer Centerのロゴマークから。 mdanderson.org 日本は研究への寄付が米国より遥かに少なく、研究に注がれるお金そのものも少ないことが知られています。研究には多額のお金がかかる。 deleteCはこの現状に一石を投じる取り組みです。
明日からdelete Cという企画が始まります。 "C"はCancer(がん)の頭文字。各参加企業の商品から各々の形でCを消した写真をハッシュタグとともに投稿すると、がん治療の研究に寄付が贈られる仕組みです。 FBでは明日からCを消す専用フィルターも使えます。 #deleteC大作戦 例↓(本番は明日から) twitter.com/deleteC_/statu…
「東京都八王子市の私立幼稚園で、園児の4歳男児が給食で出されたブドウを喉に詰まらせ死亡」 「ブドウは直径約3センチで、丸ごと1粒が男児の喉から見つかった」 本当に辛いニュースです。 とにかく細かく切ること。 1個そのまま口の中に入れるのは絶対NGです。 jiji.com/jc/article?k=2…
#noteフェス の対談で幡野さんが、 「”言葉の暴力”というのは、発した言葉自体が暴力的かどうかではなく『裏に悪意があるかどうか』によって決まり、どんなにきれいな言葉でも裏に悪意があるなら必ずそれは透けて見える」 とおっしゃっていたのが印象的だった(記憶があいまいなので意訳)。
本当に大切な話です。 ぶどうやミニトマトなどの球体の食べ物は、特に窒息に気を付けなくてはなりません。 何でもかんでも神経質になるのはつらい!というお声があるかもしれませんが、少なくとも「明らかに窒息リスクが高いと知られているもの」には万全の注意を払いたいです。 twitter.com/oshietedoctor/…
Yahoo!の対応、とても大切だと思います。 「一部の身体的特徴をコンプレックスであるとして表現することは差別意識を温存・助長するものであり、決して許されるべきものではない」とし、「コンプレックス部分を露骨に表現した広告」の掲載を禁止した新基準の運用を始めた。 google.co.jp/amp/s/times.ab…
忽那先生がBCG仮説についてとても分かりやすくまとめてくださっています。 『BCG仮説が登場して5ヶ月が経過しており、知見が集まりつつありますが、まだ結論は出ていません。 この仮説の検証のため、現在10の臨床研究が進行しており結果が待たれるところです』 news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
街中にもネット上にも、とにかくコンプレックスを刺激する広告って本当に多いなと思う。 早く解決したくなるような緊急性の高いコンプレックスは、特に強い購買意欲を生む。判断力が落ちる。 身体に関わるコンプレックスを解消したいと思っている時は、根拠のないエセ医療に騙されやすい瞬間。
私が望むこととしては、学校の先生に「うんちするのは恥ずかしいことではないんだよ」と伝えてほしいのではなく(そういうこと言うと余計に恥ずかしい)、便意を催した時に我慢し続けると慢性的な便秘のリスクになって医学的に危険、と伝えてほしいということですね。 twitter.com/keiyou30/statu…
冗談抜きで、大人になって良かったと思うこととして「授業中にトイレに行きたいと言う勇気を振り絞らなくて良くなった」というのはかなり大きいと思う。 小学生の頃はこれが相当恥ずかしくて、お腹の弱い自分はつらかった。 現にからかう生徒も結構いたように思う。先生も大して注意しなかった。
Twitterでもテレビでも、何かをきっかけに大勢が誰か一人をひたすら叩き、憎む様子をよく見るけど、そもそも直接会ったこともないような他人は本来「嫌いになれない」ものだと思うし、全く見知らぬ人を嫌いになった時は、嫌いになってほしいと願う誰かの術中にはまっている恐れがあると思う。
よく言われる問題だが、根拠のないデマが拡散した時、それに専門家が抵抗するのが難しい理由に、「AはBだ」というデマに対し、「AはBでない」ではなく「まだ確かではないから断言すべきでない」としか切り返せないということがある。 第三者から見れば「専門家の方が煮え切らない」という切実な問題。
そういえば以前何かで、「医者を馬鹿にすると必ずムキになって反論してきてタダで熱心な解説を聞くことができる」という話を見て嫌な気持ちになったことがあるので、そういう煽りには反応しないことにしています。 本当に専門家として意見を求めていただけるなら、ご解説したいと思いますが…。 twitter.com/ent_univ_/stat…
子供が読む絵本で「薬や注射で病気がすっかり治る」という描写をよく見るけど、「薬を定期的に飲み続ける」とか「薬で症状を抑えつつ自然な改善を待つ」みたいな現実的な描写はあまり見ない。 あっても面白くないだろうけど、前者が「普通」だと刷り込まれやすい懸念はある。考えすぎかもしれないが。
再び唐突に怖い小説を紹介してみる。 ある理由により「絶対に映像化してはならない作品」などと言われるほどの圧倒的なおぞましさ。 何より膨大な文献を参考にしたと思われる、凄まじい量の専門知識。ただしジャンルは明かせない。 読むならググるなネタバレ厳禁です。 amzn.to/3hIqgvp
著名な誰かの病気について解説することは、毎回少し抵抗があります。詳しい情報もないのに他人の病気を詮索するような行為が大変失礼に感じるからです。 なので、冗長で読みにくいなと思いながらも、「あくまで『一般論』として解説します」といった一文を必ず入れます。毎度必ず、そうしています。
「寛解」という言葉の意味も十分に知られておらず、「完治したこと」だと誤解している人もいます。専門用語というよりは、普通に国語辞典に載っている言葉です。一時的に病気の状態が落ち着いていることを意味し、むしろ完全に治った状態とあえて区別する言葉だと思います。
抗がん剤の副作用というと「脱毛」と「吐き気」を思い浮かべる方が多いのですが、これはドラマや小説の影響も大きいのではと思います。 今や抗がん剤の種類は膨大で、種類によって副作用はさまざまです。脱毛や吐き気の副作用が非常に少ないものもあるし、他の副作用リスクが大きなものもあります。 twitter.com/otsukaman/stat…
怖いのは「無知」ではない。「無知であることに気付いていないこと」である。 無知の知。これがないと学びの動機すら生まれない。 これが最も恐ろしい。
再燃(増悪)と寛解を繰り返す難治性の病気は他にも多くあります。 病気の治療を長く続け、病勢を慎重にコントロールしつつ、周囲にも気を遣いながら生活している患者さんが大勢いらっしゃいます。 しかし「治ったか治ってないか」といった二択で捉える人がとても多い。 やさしさには知識が必要です。