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病気になった方に対して、「〇〇したのが原因じゃないか」とか「〇〇しておけば病気にならなかったんじゃないか」と言って安易に自己責任を求める人がいますが、医学知識として、「どれほど努力と用心を重ねても防げない病気はたくさんある」ということは何度も伝えたいと思っています。
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【新刊】
10月28日に、高齢者とそのご家族を対象にした単行本『患者の心得〜高齢者とその家族が病院に行く前に知っておくこと』を発売します。
時事メディカルの連載記事をもとに、高齢者向けに大幅加筆修正しました。
きっとお役に立てると思います。ぜひご覧ください!
amzn.to/3jFjQOV
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ほんの3年前。ネットの医療情報は、身の毛もよだつほど、とにかくひどかった。ひどすぎた。
「逆流性食道炎」と検索すると、「おすすめ市販薬、サプリランキング」のようなページが上位に並んだ。
逆流性食道炎は受診が必要な病気だ。第一選択薬のPPIは市販されていない。本当に恐ろしい話である。
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ネットで情報発信を始めて3年以上経つ。始めた当時、ネットの医療情報は今とは比較にならないほどひどかった。
「肩こり」と検索したら、1位に「幽霊が原因」と書かれた記事が出た。嘘ではない。本当の話である。ほんの3年前の話だ。
なぜか「自分が何とかしないと」と奮い立ちウェブサイトを作った。
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忽那先生のインフルエンザに関するタイムリーなYahoo!ニュース記事です。
「今年は世界的にインフルエンザの患者数が減少しているらしいけど、ワクチンはどうすればいいの??」と思う方はぜひ読んでみてください。とても分かりやすいです。
news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
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努力や用心を重ねても防げない不運や不幸、大きな失敗がいつ自分の身に降りかかるか分からないので、いつも心が「受け身」を取れるようにしておくのは大切だと思っている。
人生には「よけられない攻撃」というのがあるから、ダメージはもらう前提で、それをいかに小さくするかを考えておくのも大切。
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「がんではないかを知りたいので、腫瘍マーカーを調べてください」と言われることがよくあります。
実は多くの場合、腫瘍マーカーでがんを早期発見することはできません。知っておいてほしい腫瘍マーカーの知識をこの記事でまとめています。
news.yahoo.co.jp/byline/yamamot…
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#deleteC大作戦 は今日を入れて残り3日です。
いよいよラストスパート!投稿アクションによって送られる寄付額が10倍になります!
ぜひご参加ください!
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小中学校の頃の体育の授業では、運動が苦手な子に何とか「苦手の克服」をさせようとして、かえって運動嫌いになる子がいたように思うが、将来の健康維持のためには運動「能力」よりも運動「習慣」が大切で、得意でなくても運動を「苦痛なく続けられること」に意味があると医師になって強く感じている。
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「誰かに読んでもらうこと」を目的に文章を書く時は、どんな人に読んでもらいたいかを常に想像するのが大切だと思っています。
例えばものすごく長い文章は「長い文章を読むのが苦にならない人」しか読まないので、そういう人(長文で情報収集するのが得意な人)に届けたい話がある時は長くします。
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何かができない原因を安易に「意志が弱いこと」に求めると、「強い意志を持つべき」みたいな身も蓋もない解決策しか出てこなくなる。
でも本来「意志を鍛える」なんて最も難度の高い取り組みで、むしろ習慣とか環境とか仕組みとか「意志以外の要因から潰していく」方が効果的だと思う。
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ストレス耐性が強そうな人を見ると、実は「メンタルが強い」というよりは、「自分のメンタルに害を与えそうな人と距離を取るのがうまい」ということに気づく。
メンタルの強さそのものに大差はなくても、ダメージを予見し回避できれば消耗しにくい。
なお、自分はあまり上手くない。
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先日プールで泳いでいたら、隣のレーンのスクールに遅刻してきた子が先生から「もっと申し訳なさそうにしろ!」と怒鳴られていて少し気の毒だった。感情表現が得意でない子もいるだろうし、大切なのは「申し訳なさ"そうに"できるスキル」より、何か声に出して挨拶できることではないだろうかと思った。
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デマを完全に信じ込んでしまった人には、いくら熱心に説得しても逆効果のことが多いです。逆に、どんな時もデマには惑わされない、リテラシーの高い人もいます。
でも多くは、不安や恐怖を前にするとデマを信用してしまいかねない中間層だと思います。だからこそ発信する意味があると信じています。
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がんになった患者さんが、ひとたび科学的根拠のない治療にのめり込んでしまうと、もとの道に戻るのは相当難しいです。
正しいと信じて取り組んでいる行為を「中断」することは、ご本人や家族にとって身をよじるほど不安だからです。
とにかく、気持ちに余裕のある元気な時からの情報収集が大切です。
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大須賀先生の記事、大事な内容です。
抗がん剤にまつわるデマは本当に多い。
元気な時なら「そんなはずないだろう」と笑えるような話でも、自分や家族が当事者になると冷静な判断は難しいものです。
だからこそ、日頃からこうした発信に触れておくことは大切です。
news.yahoo.co.jp/byline/osukasa…
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バズっているツイートに強く心を動かされ、何か行動に移そうと思ったとき(何かを実践する、購入する、誰かに伝える、拡散に協力する、など)は、その前にリプ欄を見るのを習慣にした方がいいと思っています。
そうすることで、自分が傷ついたり、誰かを傷つけたりするリスクは減ります。
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「上から目線」って必ず透けて見える。心の中で何となく誰かを見下している人は、無意識に、言葉の端々にそれが現れてしまっている。自覚なく、悪気なく現れるから怖い。
自戒を込めて書く。
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9月9日から始まった"delete C"、かなりの数の投稿が集まっているようです。
がんに関心が集まっているこの機会にリレー連載を企画してみました。第一走者は私です。
がんの研究についてみんなに知って欲しいこと #deleteCリレー連載 (1/8)|外科医けいゆう/Takehito Yamamoto note.com/keiyouwhite/n/…
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Twitterに限った話ではないが、時々とんでもない角度から議論に参入して周囲を困惑させたり誰かを攻撃し始めたりする人がいて、真面目な人ほどその発言の中に何らかの洞察とか見識を探そうとしがちだけど、実際には「とりあえず引っかき回したい」以外に何も動機がないケースも割とあるように思う。
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学会と名の付く団体にもいろいろあり、中には怪しげなものがあって迷うことがあるかもしれませんが、これについては「日本医学会分科会に所属している学会がどうか」が一つの目安にはなります。
リストはこちらです↓
jams.med.or.jp/members-s/
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以前からしつこく紹介していますが、学会や公的機関関連の信頼できるサイトのリンク集をこちらに作っています。営利目的のサイトよりはこちらの方が安全です。
ぜひご利用ください。
keiyouwhite.com/guideline-for-…
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もちろん「不安な時はネット情報に頼らず医師に相談を」が原則です。
とはいえ、軽く情報を調べてみたい、という程度の時にまで毎度受診する、というのもまた現実的ではないと思います。
ですので、学会サイトは一つのツールとして知っておくとよいと思っています。
medical.jiji.com/topics/1544
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