冗談抜きで、大人になって良かったと思うこととして「授業中にトイレに行きたいと言う勇気を振り絞らなくて良くなった」というのはかなり大きいと思う。 小学生の頃はこれが相当恥ずかしくて、お腹の弱い自分はつらかった。 現にからかう生徒も結構いたように思う。先生も大して注意しなかった。
「〇〇したらがんが消えた」 「〇〇を食べればがんが治る」 書店や図書館には、科学的根拠の乏しい医療・健康本がたくさん並んでいます。Amazonのランキングも同じ。 本なら信用できるはず…、そう考えて医療・健康本を読み込み、治療機会を失ってしまう方もいます。 本当に大きな問題だと思います。 twitter.com/NHK_PR/status/…
とにかく「何に役立つか」なんて露ほども考えず、すこぶる面白い本や漫画を興味のままに読みまくってひたすら楽しんできた人は、たいてい気付かないうちに思考の奥行きは深くなっているように思う。あとやっぱり語彙力も豊富。私見ですけれど。
取材を受けた専門家の方が「意図とは異なる形で取り上げられた」と憤る姿を見て、以前は「結論ありきで他人の考えを歪めるのは良くない」と思っていたが、最近は単に「専門家の意図を十分に理解できない」のではないかと思い始めた。悪気なく聞いた通りに発信し、後で怒られて驚いているのかも…
朝から丸一日手術室にいて、完全に話題に乗り遅れている。自分に何を言う権利もないのだが、いま現実を前にして無力感と喪失感に苛まれながら、しかし私たちはこれからも、これまで通り、日々医療に全力で取り組むしかないのだなと思いながら帰途についています。
昔、父に分からない言葉を質問したら「辞書を持ってきてここで引きなさい」と言われ、何度も辞書を引かされていた。 当時は嫌々やっていたが今は感謝している。 良かったのは「知識が増えたこと」より、「分からないことを分からないままにするのが気持ち悪いと感じるようになったこと」にあると思う。
「他人を誹謗中傷してはいけない」なんて、わざわざ口にするのも恥ずかしいくらいの常識なので、「言わないと分からない人」は「言っても分からない人」なのではないか、と考えると絶望的な気持ちになってしまう。
他人に思いやりを持つためには、自分自身にそれなりの余力が必要で、そう考えるとまずは「自分への思いやり」が優先でいいんだろうなと思う。そうでないと結果的に誰も「思いやれ」なくなる。
人間関係に疲れやすい人は、無意識に他人に対して「こういう人であってほしい」という欲求を”強めに”持っている傾向があるように思っていて、これは悪いことでも何でもないと思うのだが、少なくともこの種の欲求を一切持たないタイプの人は日常のストレスが少ない。
人間関係に疲れやすい人は、相手が攻撃的な人であるほど「好かれよう」と努力してしまう側面があると思っていて、これは攻撃の矛先が自分に向かないための自己防衛なのだけど、おそらく本当に自分を守るには、「十分な距離をとる」「相手に一切の関心を抱かない」が正解なのだろうと思う。
あくまでイメージですが、ドラクエでは残HPがわずかの状態でも、たくさん残った状態でも、ベホイミで同量のHPを回復できますが、実際の人間は一般的に残HPが少ないほど回復魔法での回復量が落ちます。ひとたび大ダメージを浴びると回復が相当難しいだけでなく、最大HPそのものが落ちることも多いです。
実は昔、当時売れていたデマ本に心酔してしまった経験があるのだが、Amazonや書店のランキング上位に科学的根拠のないトンデモ本が多数入ることを知り、本選びは相当慎重になった。読書好きとしては本当に残念だけど、特に医療本はそういう状況。でもこのことを「知っている」だけで安全性は高まる。
これから同様のことが起こらないよう、大塚先生のこの記事はぜひ読んでいただきたいです。 テレビの力は絶大で、医学の歴史が丁寧に慎重に積み上げてきたものを一夜にして破壊できます。 医療従事者や患者さんたちにとって、つらく苦しい瞬間です。 twitter.com/otsukaman/stat…
間違いを指摘されるとかえって強く信じ込むことは「バックファイア効果」とも呼ばれますが、実際にはケースバイケースで、ご本人の性格にもよると思います。 ただ、誰しも自分の信じているものを真正面から否定されると、すんなり受け入れるのは難しく、信頼関係が損なわれるリスクはあると思います。
新型コロナに関して言えば、「タイトルを見ただけで不安になった」と感じた記事や雑誌は、その時点でもう読まないことをおすすめします。 中立的な情報を集めることが大切。 内容が中立的な記事は、タイトルも中立です。 不安になったら忽那先生の記事へ。 news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
今日の最後にお話ししたこと。 がん患者さんの中には、自力でがんの情報を調べに行く前に、家族や親類から医学的根拠のない治療や商品などを勧められ、適切な治療機会を失ってしまうケースが実は多い。 情報発信は、「がん患者さんの家族となりうる人」にも届けたいという思いでやっています。
問題の原因が「知識が足りないこと」にあるのなら、「知識を提供すること」が解決につながる。 ところが、「知識はあるが特定の信念や好き嫌いによってその知識を利用したくはない」というケースでは、問題解決が一層難しくなる。 実はこれは熱中症に限らず、医療における普遍的な悩みでもある。 twitter.com/keiyou30/statu…
がんになった患者さんが、ひとたび科学的根拠のない治療にのめり込んでしまうと、もとの道に戻るのは相当難しいです。 正しいと信じて取り組んでいる行為を「中断」することは、ご本人や家族にとって身をよじるほど不安だからです。 とにかく、気持ちに余裕のある元気な時からの情報収集が大切です。
科学の歴史を学ぶ時に一番ワクワクするのは、「理論的には存在するに違いないが今はその存在を確認する手段や技術はない」という「何か」の存在に初めて気づいた人の天才性に触れられることだと思っていて、医学だとたぶん「遺伝子」がその好例かなと思う。
「他人に小馬鹿にされた記憶」って時にぐっさり心に残っているもので、言った本人が全く覚えていない一言でも、相手に消えない心の傷を負わせていることがある。 このリスク、わりと取り返しがつかないので、軽く考えてはいけないと思っている。
とてもいい記事です。 この感染症の特徴、特に軽症例に対する大切な考え方が説明されていると思います。 「求められるのはパーフェクト でもリスクゼロはあり得ない」 その中でベストな落とし所を考える。 これはもう医療全般に通じる話だと思います。 buzzfeed.com/jp/naokoiwanag…
「上から目線」って必ず透けて見える。心の中で何となく誰かを見下している人は、無意識に、言葉の端々にそれが現れてしまっている。自覚なく、悪気なく現れるから怖い。 自戒を込めて書く。
「自分の意見を一切曲げるつもりはない」という人と言い争うのは精神的にも時間的にもコスパが悪すぎると思う。 「自分が正しいと思ってはいても、相手の意見を聞いて誤りに気づいたら考えを修正する」という人としか議論は成立しない。人生、他にコストを割かねばならないことはたくさんある。
ミスのない人間はいない。ヒューマンエラーは必ず起きる。 だから「エラーが起こらないよう気をつける」は対策にならない。 「エラーが起きても有害なトラブルにつながらないようにする」ための対策、仕組み作り、習慣づけが大切なのだろう。
ちなみに「がん情報サービス」とは、 「がんについて知りたければググる前にまずアクセスしてください」 と専門家が口を揃える、がん情報サイトの最高峰です。 ブックマーク必須のサイトの一つです。 ganjoho.jp/public/index.h…