明日放送のフェイクバスターズで、私たち #SNS医療のカタチ が作った、情報を見極める7つのポイント、その名も「だしいりたまご」が紹介されます。 ぜひ、覚えていただけると幸いです。 クロ現の公式サイトでも詳しく解説しています↓ nhk.or.jp/gendai/comment…
前にも書いたけど、自分が新人だったころ本当に頼りになる先輩といえば、仕事ができる人よりむしろどんなに忙しくてもテンションが安定していて機嫌の良し悪しがない人だった。 現場に慣れない後輩と仕事をする機会が多いこの時期、必ずこのことを思い出す。
寝る間も惜しんで働く人たちに心ない言葉を浴びせる人がいる。 現場を混乱させる言説を流布する人がいる。 本当に残念なことですが、しかし世の中の大多数の人はちゃんと理解しているし、感謝しています。 ありがとうございます。
「言語化」は、何かの発信に必要というより、むしろ自己解決において役に立つ部分が多く、そのため「言語化」は必ずしも「声に出す」「文字にする」行為とは限らない。 ただいずれにしても確かなのは、語彙力が豊富なほど有利ということ。
短文ツイートでも長文原稿でも、下書きの状態で一晩置いてから読み直すと全く印象が変わることがあって、「まさかこんなひどい文章を投稿しようとしていたのか」などと驚くことすらあるわけですが、この現象を「一晩置くと他人になれる」と表現した方がいて、とても美しくて気に入っています。
私たちの体に起こりうる、比較的出会う頻度の高い医学的な現象については、ある程度の知識がある方が動揺したり慌てたりしにくいだろうとは思う。やっぱり学校で医学について学ぶ機会がもう少しあるといいなと思う。
プロ野球選手に本気で野球対決を挑もうとするアマチュアはいないと思うが、科学や法律など学問を修めた人にアマチュアが本気で対決を挑む光景は日常的に見られる。 スポーツ選手のパワーは素人でも "一応" わかる数字で可視化されるのに対し、学の高さは一見すると分かりにくいからかもしれない。
論理的に物事を考える習慣のある人は、理不尽な非難を受けても「何か正当な理屈があるはずだ」「自分に何か非があるはずだ」と思いがちですが、何の考えも理屈もなく「ただ嫌い」とか「ただ気に入らない」といった理由で他人を中傷する人もいるんですよね。
誠実な人ほど「真剣に話し合えばきっと分かり合えるはず」と考えがちだが、「分かり合えるか否か」はこちらの努力よりむしろ「相手が分かり合いたいと思っているどうか」に依存する部分が大きいと思うし、分かり合う気がない相手とは決して分かり合えないので、早目に気づいて体力を温存する方がいい。
知識の豊富な人ほど「面白いと思える本」は多いに違いないし、本をたくさん読むと知識の量が増えるので、「面白いと思える本」がますます増え、次々と多くの本を読んで知識を蓄えていくという好循環がある。
藁にもすがる思いで、科学的根拠のない高額な商品に頼るのも自然なことで、「やらないよりはいい」という発想も自然。 だが、効果の確かな治療に専念し、大切なお金と時間を旅行や美味しい食事、趣味などに使った方が治療に前向きになれることが多く、その点では「やらない方がいい」とも言える。
インスタ等で見るトンデモ健康法の類は、小中学校で学んだ知識があれば瞬時にデマだと気づけるものも多い。むしろあまりに容易に気付けるために、勉強した人はそれが「勉強のおかげ」だと思わない。無意識に身の安全が守られている。これが義務教育の効果なのだろうと思う。
SNSでは、本当に根も葉もないデマがよく拡散します。医療に関するデマは、たった1回のリツイートが誰かの健康を傷つけるかもしれません。 その情報に根拠はあるのか。一旦立ち止まって考える必要があります。鵜呑みにして拡散する前に。 嘘を嘘だと見抜く力が必要です。
もちろんこれは、自分が思わず感情的に声を荒げて周りの誰かに嫌な思いをさせてしまったかもしれない時の、自分への戒めと再発防止にも使えます。 誰もが聖人君子ではありません。
もちろん医療が逼迫する中で「新型コロナ以外の病気」に対する不安が高まるのはやむを得ないのですが、個人レベルの感染対策については、「もともとできている人」に何かの強化が必要なわけではないですし、忽那先生もYahoo!ニュース記事の末尾に毎回同じ最善の対策法を書いてくださっています。
確かにネット上にはまだまだ危険な医療情報は溢れている。だがWELQ問題から約3年。ネット上では見事に自浄作用が働いた。そして今も絶えず動いている。この動きを常にウォッチしてきたから、変化の大きさはよく分かる。 一方で、長年変われないメディアもある。 絶え間ない自省こそが大切だと思う。
情報発信をしていると、本当にどうしようもない誤情報が拡散され、多くの人が賛同している地獄を目の当たりにすることになる。 もういいや、とさじを投げればどれほど楽か、と思うこともある。しかしこの現実を知ってしまった以上、声を上げないわけにはいかない。やめるという選択肢はもうない。
自分や家族ががんと診断された時、真面目な人ほど本やネットで何時間も調べ尽くし、「調べすぎ」た結果、怪しげな情報に行き着くという皮肉な現実があります。 がんになったらまず「がん情報サービス」→ここで解決しない疑問はがんの専門家に相談。これがオススメです。 ganjoho.jp/public/index.h…
誰しも疲れてくると、無意識に思考コストを節約しようとする結果、「全肯定」と「全否定」の二択からしか選べなくなることがある。 しかしそういう時こそ、「自分以外の全ての人は賛同できる意見も賛同できない意見も言う人である」ということを忘れないよう意識したいものである。
大人のトライアスロンの大会だと、冒頭にある代表者的な人の挨拶は「最後までやり抜こう」ではなく、「やばいと思ったら棄権せよ」「あきめる勇気を持て」であることが多いように思う。 参加者が無理をして健康を損なわないよう、最後までやり抜くことだけが美徳ではない、とあえて釘を刺す。
世界で初めて「手洗い」の効果を示し、産褥熱から多くの母体を救ったハンガリーの産科医ゼンメルワイス・イグナーツを『すばらしい人体』の中で紹介したところ、ハンガリー大使館から御礼のお手紙をいただきました。 本を通して、このような繋がりが生まれることを幸せに思います。
どれほど自分の考えが偏っていてもSNSでは必ず仲間が見つかるし、少数派の連帯感ゆえ、”偏っているほど”仲間は強く賛意を示してくれる。 この心地良い環境に身を置き、自分で物事を考えるという「しんどさ」から解放され、さらに取り返しのつかないほど偏っていく。SNSの怖いところ。
慣れてしまうと忘れがちな事実ではあるけど、Twitterって「まさかこの方の生の声が読めるの!?」というくらいの著名な方々が普通にごろごろいて、その発信を無料で読めてしまう貴重なツールなんですよね。
こういう相手の分かるようなツイートは今まで一度もしたことがないですが、さすがに今回は疲弊したので許してください。 「そういう事例があるなら具体的に教えてほしい、早急に何とかしないといけない」と誠実な思いを伝えてくださったので、今は怒りも特にありません。
坂本先生の取材記事です。 『アメリカ小児科学会も、「子ども、そしてできる限り10代も水害後の清掃には関わるべきでない」とし、「清掃されていない場所には、子どもは近づけないようにすべき」と呼びかけています』 周囲の大人と報道機関が知るべき内容と思います。 buzzfeed.com/jp/sumirekotom…