何かの学問を極めようとひたすら学んでも「頂上が徐々に見えてくる」ことはない代わりに「いつまで経っても頂上は見えない」という事実だけはよく分かるようになる。 一方、遠くからだと山は頂上まで見えるし、低くも見える。
子供が読む絵本で「薬や注射で病気がすっかり治る」という描写をよく見るけど、「薬を定期的に飲み続ける」とか「薬で症状を抑えつつ自然な改善を待つ」みたいな現実的な描写はあまり見ない。 あっても面白くないだろうけど、前者が「普通」だと刷り込まれやすい懸念はある。考えすぎかもしれないが。
学生時代は、自分の弱みは年齢と経験を積み重ねて克服できるのだろうと無垢に未来を信じられたが、ある程度歳をとると、特に性格上の弱点はおそらくこれからも「克服」はできず、うまく「付き合っていく」ことが肝要なのだと気づくようになる。 いわば前向きなあきらめ。
医療・健康情報検索のコツを記事にまとめました。 ・学会サイトに行く ・「○○ 学会」と検索 ・「○○ or.jp」と検索 ・病名は正式名称で検索 ・怪しげな学会を避ける(日本医学会分科会に所属するかどうか) ・「答えが見つかるまで探す」をやめる keiyouwhite.com/search-medical
ゼンメルワイスはハンガリーの英雄で、ハンガリー国内では広く知られています。 封筒の中には、mRNAワクチンを開発したハンガリーの研究者、カリコー・カタリン氏の本も入っていました。過去から現代へ、ハンガリーの高名な科学者に思いを馳せています。
忽那先生のオーサーコメント、とても分かりやすいです。 『ある程度「新型コロナらしい人」を対象にしないと、検査のメリットよりもデメリットが大きくなります』 news.yahoo.co.jp/profile/author… #
生田斗真さん主演のドラマ「幸運なひと」、来春放送です。 これまでのドラマでは、誤解を招くような凝り固まったがん治療のイメージが描かれることも多かったように思います。 こうしたイメージを払拭し、アップデートするのが目標、と聞いています。 本当にすごいプロジェクトです。 twitter.com/nhk_kurogen/st…
医療に関してネット検索するときに、例えば 「〇〇(病名) 治す 食べ物 おすすめ」 のように限定的な願望を入力してしまうと、科学的根拠の乏しい情報にたどり着くリスクが高くなるため、注意が必要です。 diamond.jp/articles/-/306…
志段味図書館の勉強会で、 「この勉強会では、どんな意見を持った人でも、スタッフがそれを否定したり無理に違う本を読むよう勧めたりはしていない」 という話、非常に大切。 そして参加者に対するスタッフの 「どこが一番共感できますか?」 という言葉は本当に大切で、見習うべき問いかけだと思う。
なぜ「幼い頃」「学校」にこだわるかと言うと、「最初に何と出会えたか」が、それ以後の情報との向き合い方を決めてしまう恐れがあるから。 大塚先生の本「アトピーの治し方」の表紙には「どうか、この本を最初に読んでください」と書いてあるのだが、これが真っ当な医療者の切なる願いだと思う。
テレビや新聞が「言いたいことを言ってくれる専門家の発言を優先的に取り上げる」という姿をしばしば見ますが、むしろ「言いたいことを言ってくれた時ほど注意した方がいい」と思います。その発言の確かさをじっくり検討するモチベーションが生まれにくいからです。
SNSでは、医療や健康に関する何気ない投稿が爆発的に拡散していることがある。 しかし誤った解釈を広げてしまうと、結果的に誰かに健康被害を与えるかもしれない。 医療や健康に関する場合、自分の発信が誰かを身体的に傷つけるかもしれない、という恐れは必要だと思う。
最近の医療ドラマでは、かなりリアルな手術器具が使われます。滅菌して繰り返し使用する金属製の道具から、使い捨ての高価なデバイスまで本物が登場します。 ちなみに、スマホや家電が進化しているのと同様に、手術に用いる電気的デバイスもものすごい速度で進化しています。 diamond.jp/articles/-/286…
たらればさんとおかざき先生のツイを見て少し書いてみる。 私はかつて学校の授業でどうしても古典が好きになれず、当時は古典の勉強が苦痛で仕方なかった。 ところが、 #あさきゆめみし を読んで世界が変わった。古典に関心を持つ入り口になり、学びの扉が開いた。あの感覚は今でも鮮明に覚えている。
「スマホ脳」の中で著者は、FBやインスタでは「写真に連続砲撃を受ける」「『よい人生とはこうあるべきだ』という基準が手の届かない位置に設定されてしまい、その結果、自分は最下層にいると感じる」として「あらゆる次元で常にお互いを比べ合っている世界」が自信をなくさせると警鐘を鳴らしている。
忽那先生のYahoo!ニュース記事、いつもながらとても分かりやすいです。 抗体検査について、何か難しそうだなと思っている方はぜひ読んでみてください。 news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
明日23日午前10時~、初めての医療イベント「SNS医療のカタチTV」 #やさしい医療 生放送です。YouTubeチャンネルで誰でも視聴できます。 youtu.be/MgElxDhfcKQ テレビ番組制作のプロフェッショナルの方々が、ガチの本物を作ってくださっています。 ほんとに「本物」です。 完全にテレビ番組です。
よく話題になることですが、医療関係(特にがん)の書籍には体験談が主体のものが多いです。体験談の発信を否定するつもりはもちろん全くありませんが、「信頼性の高い情報を収集したい」という読み手にとっては、たとえ専門家でも「個人的な体験」に科学的根拠は乏しい、という意識は必要だと思います。
これまで多くの医療ドラマを分析してきたけど、コード・ブルーとTOKYO MERは、手術中のスタッフの動きや言葉の使い方において「本物の完コピ」が意識的に目指されている点で共通していて、実際本職が見ても「ここまでやるか」と驚くほど細かいこだわりを随所に見ることができる。 twitter.com/keiyou30/statu…
「Aは間違いですよ」という指摘に対し、「もしBならAじゃないか」というようにBという仮説を持ち出して反論し、さらに「Bという仮説が成り立つ根拠はない」という指摘に対し、「CならBは成り立つ」という新たな仮説Cを登場させる、という論法を時々見ますが、あまり意味のない議論だと思います。
ビギナーの頃に何かで褒めてくれた人のことは一生覚えていて恩義を感じているし、一方でビギナーの頃に自分を怒鳴りつけた人のこともやっぱりずっと覚えていて、何かの折に思い出しては嫌な気持ちがよみがえる、という事実は、自分が先輩と呼ばれる立場になって改めて心に留めておきたいと思う。
今まで他の誰もがやったことのない新しい手法や考え方というのは、時にメディア等で持てはやされるし、実際その独創性に感銘を受けることも多い。 でも「昔から変わらないこと」には、変えようとする外力に耐えてきただけの価値があるのかもしれない、という発想も常に心に留めておく方がいいと思う。
多くの専門家が共通して発信する意見より、少数の人だけが唱える「意外な主張」にこそ隠された真実があると考える人は本当に根強く存在するなあと思う。 他の誰も気付かなかったスクープを"すっぱ抜く"ことにこそ大きな価値があるという感覚を、一部メディアから刷り込まれた結果なのだろうか…
本当に大切な話です。 ぶどうやミニトマトなどの球体の食べ物は、特に窒息に気を付けなくてはなりません。 何でもかんでも神経質になるのはつらい!というお声があるかもしれませんが、少なくとも「明らかに窒息リスクが高いと知られているもの」には万全の注意を払いたいです。 twitter.com/oshietedoctor/…
大須賀先生のブログに大切なことが書かれています。 知人ががんになった時に、何とか治療を見つけてあげようとあれこれ調べて助言する方がいます。健康食品やサプリ、ネットや書籍で見つけた治療を勧めたりする。 善意であっても、こういった行為はかえって相手に心理的負担を与える恐れがあります。 twitter.com/SatoruO/status…