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医療ドラマでは、救命に成功した「その後」のリアルはあまり描かれない。
手術後、回復までの長い道のり、通院治療の継続、長きに渡るリハビリ、その中での家族との苦難の日々は、盛大にカットされることが多い。
ドラマ特有の「あっという間に社会復帰」には割と注意が必要だと思っている。
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以前からしつこく紹介していますが、学会や公的機関関連の信頼できるサイトのリンク集をこちらに作っています。営利目的のサイトよりはこちらの方が安全です。
ぜひご利用ください。
keiyouwhite.com/guideline-for-…
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さらに難しいと思うのが、「なぜ勉強が必要なのか」が分かるのは勉強してからずいぶん時間が経ってから、というところで、学校で勉強したらすぐに何かの役に立つわけではない。
大人になって「何も勉強していなかったら大変なことになっていた」と過去を振り返る時、心底勉強の大切さを知る。
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やってる人は少ないと思いますが、私は夜中にトイレに起きた時、片目をつぶってから電気をつけて用を足し、電気を消したのち再び目を開けて寝室に戻る、というのをやっています。
片目の暗順応が維持されるので、真っ暗でも見やすい視野が保てて移動が楽です。
diamond.jp/articles/-/295…
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「自分で調べたらこうだった」「医者にこんなこと言われた」という医療情報発信は、特に"意外性の高いもの"は爆発的に拡散します。
親切心はありがたいのですが、残念ながらごく一部の人にしか当てはまらず大半の人の誤解を招く、という性質のものも多いです。
この種の情報には慎重に接してください。
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目の前でコンコン咳をされても、特に目上の人が相手だと、その場で咳エチケットを促したり急に距離を取ったりはしづらい。あるいは"3密"になりそうな会合に誘われて断りづらいケースもあるのではと思う。
一個人が自力で行動を抑制するにも限界がある。みんなが等しく危機意識を持つことが大切。
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自分は昔から一人で食事をするのが割と好きな方なのだけど、その最大の理由は端的に「味に集中できるから」で、複数人だと誰かに気を遣ったり、会話に熱中しすぎてあまり味を覚えてなかったりすることすらあるので、一人飯のメリットは実は結構大きいと思っている。
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不安をターゲットに商売したい人は本当に多い。特にがん診療に関わる医師たちは昔からその存在を認識し、注意喚起を行ってきた。「がんが消える」などと称して何十億円も売り上げた会社が摘発される。そんなニュースは何度もあった。
医療情報は「何を信じるか」が命に関わると言っても過言ではない。
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何かを発信したくても、真面目で謙虚な人ほど「間違ったらどうしよう」という強い不安を感じて二の足を踏んでしまうものですが、「間違えないよう注意しよう」という「慎重さ」は発信のトーンににじみ出るものだと思います。
その姿勢によって、きっと信頼は蓄積されていくのだと思います。
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正直ピンと来ないけど好きです。
「2m以上離れよう!」と言われても正確に計測するわけではないし、こういう印象に残る発信の方がよほど効果的かもしれません。 twitter.com/WWFJapan/statu…
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歴史を学ぶことが大切なのは、今当たり前に享受しているものが「当たり前」になるまでにどれほどの多くの人が汗を流し犠牲になってきたかを知るとともに、今の最高水準である知識や技術ですら後から顧みれば「発展途上」に過ぎないのだろうと未来に思いを馳せ、ひたすら謙虚になれるからだろうと思う。
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Twitterをやっていて楽しいのは、自分の全然知らないことにめちゃくちゃ詳しい人たちのツイートを見て、「これに詳しかったら、さぞ楽しいんだろうな」と思えること。
で、たいていのことは「詳しければ詳しいほど楽しめる」ということに気づく。
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遺伝子という概念すらなかった頃に、メンデルは2万本以上のエンドウマメを交配し、両親の特徴が混ざり合って子の特徴を形作るのではなく、何らかの「粒子」的な単位で情報が子に継承されているに違いない、と考えたのは凄まじい慧眼なのだが、そういう「すごさ」って初学時には気づきにくい。
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フィリピン人の医師と話す機会があり、普段タガログと英語をどう使い分けるのかという話題から、「医学をタガログで学べるか」という質問をしてみたら「まさか!」と笑われた。ほとんどの学問は英語じゃないと学べないよと。
母国語だけでここまで学んだ我々がいかに恵まれているかを改めて痛感した。
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「ググれば済む」理論には二つの危険性があると思う。
①基礎知識がないとググろうにも何を調べていいのか分からず、「ググる」だけでも相当苦労する上に、たぶん正解にたどり着けない
②明白すぎるデマに関しては、ググるほどに誰かを陥れたい人の悪意にたどり着く可能性が高まる
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日経トレンディの取材を受けたのですが、出来上がりを見てみると実に70ページ近くが医療に関わる内容で、大勢の専門家に取材していてかなりしっかりしています。
冒頭で「週刊誌の記事を信じて治療拒否する患者さんが多い」という話から始まるのも興味深いです。
amzn.to/34gfhUa
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9月1日発売の新刊
「すばらしい人体~あなたの体をめぐる知的冒険」
が手元に届きました。
表紙や中のデザイン、工夫された紙質、開くと分かる面白い付録まで、ワクワクする作りになっています。
ぜひ多くの方々に楽しんでいただければと思います。
amzn.to/3skWVgM
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これは自戒でもあるけど、最近の医療情報発信はフロー型に偏りつつあると感じる。確かにフローの方が派手で目立ち「役に立っている感」を得やすい。だが本当に困った人が検索してたどり着くのはストック型。地味で"バズらない"情報サイトやブログ記事、書籍などは、長期的に誰かの役に立ち続けている。
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ある領域に詳しい人の「Aが良い」という主張に対し、「Bが良いという考え方もあるんですよ、知らないんですか」と非難する人を時々見るが、当事者にとっては「Bが良いかもしれない論」はすでにさんざん検討済みであり、「3周くらいまわってやっぱりA」みたいなことは多いと思うんですよね。
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「後悔しないように」って大事だけど、時には「後悔してもいい」って発信もあっていいと思っている。いろんなところで見る「後悔しないように」に強すぎる圧迫を感じることがある。
後悔から学べるものもあるし、そもそも後悔のない人生なんてない。
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SNSでは、明らかに間違った発信に肯定的なリプがたくさんついている様子を見ることはよくあるけど、この状況下で投稿者が自分の誤りを自覚するのはかなり難しいと思うし、ただただ「私は熱狂的に支持されている」という事実を強く認識するのがむしろ自然とも言える。
SNSの持つ恐ろしい負の側面。
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本や雑誌で「抗がん剤は副作用がひどくてまともに生活できなくなる」という話を見たので抗がん剤治療は絶対に受けたくない
という患者さんに少なからず出会う。
もちろん副作用はある、つらい人もいる
が、
予防する手段はかなり豊富になった
抗がん剤治療を受けながら仕事を続ける人も多くいる、… twitter.com/i/web/status/1…
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自分の症状を医師に伝える際、「今どんな風に困っているか」をうまく伝えたい、と思う方が多いのですが、症状の推移や変化を伝えることも大切です。「いつから、どのくらいの時間(期間)をかけて、どのように変化してきたか」です。
いわば「静止画」だけでなく「動画」を見せる、というイメージです。
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スマホ一つあれば「個人の体験談」より確実で安全な情報に当たることができます。
COVID-19の症状については、例えば専門医の先生がデータを元に、とても分かりやすく記事を書いてくださっています。
誰かに情報を紹介したい時は、こういう記事を使うのがおすすめです。
news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
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再燃(増悪)と寛解を繰り返す難治性の病気は他にも多くあります。
病気の治療を長く続け、病勢を慎重にコントロールしつつ、周囲にも気を遣いながら生活している患者さんが大勢いらっしゃいます。
しかし「治ったか治ってないか」といった二択で捉える人がとても多い。
やさしさには知識が必要です。