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誰かが困っているのを知った時、「自分に何かできないか」「自分が何かしなければ」と思うのはごく自然なことではあるけれど、中には「何もしない」「座して待機」が最善の選択肢、ということもあると思う。
見切り発進で動く前に、一旦保留、情報収集。
これ簡単なようで結構難しいけど、大切。
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病気の不安に襲われている時に冷静な判断が難しいのは当然で、藁にもすがる思いで「自分の希望を肯定してくれる本」を探してしまうのも当然のことだと思う。
医療者側はそうした心理を理解した上で、少しずつ歩み寄る姿勢が大切だと感じる。
#フェイク・バスターズ
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一人で楽しめる趣味が豊富にあると得だ、と思う最大の理由は、自分が楽しいことをしたい時に「他の人も楽しいと思ってくれているか」を心配しなくていいということ。
誰かに気を遣うことなく、誰かの時間を奪うことなく、いつでも、ほぼ無限に自分の機嫌を取り続けることができる。
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がんのデマと全く同じ構造です。
『「誰かが言っている」というのは、まったく愚にもつかない話。引用論文が明示されていないものは、一切信用しない方がいい』
『「有名人だけが使っている」「みんなが知らない」「政府が騙している」といったワードには注意してください』
buzzfeed.com/jp/ryosukekamb…
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SNSでデマが拡散して問題になるたび、「だからSNSはやりたくないんだ」と周囲の非SNSユーザーが忌避感を強めるのはとても残念。
デマは地上波や紙媒体にも多いし、むしろ「誰もデマだと指摘しない環境」の方がよほど恐ろしい。SNSを情報収集ツールとして使い慣れた方がデマへの防御力は高まると思う。
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感情的な言葉が踊る文章は、時に人の心を打つのだけれど、煮えたぎる思いを理性と知性で冷えた文字列に昇華させ、読み手に「感情的だ」とは決して思わせないように、しかし溢れる感情は確かに伝わるように、そういう精緻な心配りで書かれた文章の方がむしろ心を動かされるし、書きたいとも思う。
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医療においても、多くの専門家が同じことを言っているならそれを拠り所にしてみるのが安全だが、自分の信じたいストーリーが「見つかるまで探す」習慣があると、「多くの人の意見が一致する=何か裏があるに違いない」と疑い始め、ますます異端な主張にのめり込み、真実から遠ざかって行く。
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経験値が増えると「仕事が素早くできるようになる」よりも、「やらなくてもいい仕事を見抜けるようになる」が大きいし、「分からないことが分かるようになる」よりも、「分からないままでも困らないことが見抜けるようになる」が大きいと感じる。
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医療に関わる情報について、Googleの検索結果は2017年末頃から段階的にかなり安全性が増した。Twitterでも、怪しげな情報は専門家から強く否定される様を見ることが多い。
その点で比較すると、Instagramの世界は科学的根拠のない健康情報が大海原のように広がっていて、思わず絶句することがある。
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人生の大切な時に何の前触れもなく病気に襲われた患者さんの涙を何度も見てきたから、自分や自分の身近な人を含め「誰もが今日にでも当事者になりうる」という事実を、確かな現実感をともなって認識している。
病気を揶揄したり、軽く捉えたりすることに強い忌避感があるのは、それが理由だと思う。
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仕事ができる人は「時間配分が上手」「優先順位の設定が適切」といった特徴がある一方、所作そのものはむしろゆっくりで、余裕を持って動いているように思う。
できる人の真似をしようとして仕事を「素早く」やろうとしてもなかなか上手くいかないという。
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SNSの中にいると「世間を賑わせているように見える物事」でも、外にいる人は全く知らない、どころか、知らなくても全く困らない、ということは普通にある。
SNSは確かに便利で楽しいが、一つの小さなツールにすぎないということも頭のどこかで分かっておいた方が身は守れると思う。
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Twitterに関するネガティブなニュースを見たけど、どんなSNSであっても、感情が波立つ時はいったん距離をおくのがいいと思う。気づかないうちにメンタルを消耗してひどく疲れていく。TLにおける大半の事象は自分の人生に1ミリも影響はないが、その事実はSNSにどっぷり浸かっている時ほど見えにくい。
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「コロナ」というのがもはや一つの病気を表す言葉として使われていることにずーっと軽い違和感はあって、病原体としてのコロナウイルスならSARSもMERSもコロナだし普通の風邪の一部もコロナなのだから、他に誤解を招かない、正式名称ほど言いにくくない通称があったらよかったのになぁなどと思ったり…
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生後10ヶ月の乳児が、床に寝ている時に飼い犬に陰部を咬まれ、両側の精巣を失うという事例がありました。
飼い犬に陰部を咬まれる例は特に乳児に多く、生殖機能を失いかねない点で人生に多大な影響を与えます。
小児科学会Injury Alertからの注意喚起をまとめました。
diamond.jp/articles/-/302…
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どうでもいいことなのだが、幼い頃からSF好きだった私は、親から言われた「年越し蕎麦を食べないと年を越せないよ」という冗談を「一人だけ前の年に取り残される」というSFとして捉え、空想を膨らませていたのを毎年大晦日に思い出す。
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時事メディカル連載
点滴の時は「針が刺さったまま」と思われがちですが、実はそうではありません。多くの場合、点滴中はやわらかい管が血管内に入っているだけで、針は抜けています。
こうした知識を持っているだけで、少し不安が軽減するかもしれないと思い書きました。
medical.jiji.com/topics/2356
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「がんが消える」と言われて600万円もの治療費を払い、1年9ヶ月後に亡くなった方の話。
がんに関わる危険な情報は山のようにある。慎重に情報収集しないと容易に誤情報に辿り着いてしまう。
記事でも紹介されていますが、国立がんセンター「がん情報サービス」にアクセスするのが確実です。 twitter.com/SatoruO/status…
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逆説的ではあるけど、頭が良くて記憶力がいい人ほど、意外に自らの記憶力を当てにしていない。仕事のできる人はたいてい細々としたことまできちんとメモしていて、記憶を頼りにしない。たぶん、記憶力がいいのではなく、記憶力を過信しない。
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食べ物を喉につまらせて窒息死した人は、日本で2006年から2016年までの間に約5万2千人。
最も死者が多いのは1月1日、2番目に多いのは1月2日、3番目に多いのは1月3日です。
医師の立場から見ても「餅ほど恐ろしい食べ物はない」と思います。
(出典は記事内)
diamond.jp/articles/-/291…
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スキルス胃がんの夫を救うため民間療法を片っ端から試した轟さん。
夫のセリフが心に残る。
「もうやめてくれ!目をさましてくれ! 君はだれのためにやってるんだ!僕のことなんか見ていないじゃないか……。
お願いだから、ちゃんと病気を、治療を、科学を理解してくれ!」
gendai.ismedia.jp/articles/-/706…
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50%くらいの確証で断言する人と、95%くらい確証が得られないと断言しない人がいて、前者は応答に瞬発力があって端的に「すごそう」に見えるし、事実「すごい」と思われていることも多い。でも、本当に困った時、頼りになるのは後者だと思う。
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まさに最前線で診療されている忽那先生のインタビューです。
患者さんの経過やマスク等の扱いなど、さまざまな疑問に答えてくださっています。
buzzfeed.com/jp/naokoiwanag…
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忽那先生の記事です。
「病床数を圧迫している理由の一つとして、退院基準が厳しいこと」
「封じ込めを狙うフェーズはすでに過ぎており、今は中等症〜重症例の医療を必要とする患者を医療機関で診療すべき段階」
「局地的に医療崩壊が起こってもおかしくない状況」
news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
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よく言われる問題だが、根拠のないデマが拡散した時、それに専門家が抵抗するのが難しい理由に、「AはBだ」というデマに対し、「AはBでない」ではなく「まだ確かではないから断言すべきでない」としか切り返せないということがある。
第三者から見れば「専門家の方が煮え切らない」という切実な問題。