エジプトで手軽な外食といえばコシャリ。米、パスタ、ひよこ豆などの炭水化物に、揚げ玉ねぎやトマトソースをかけ、好みで辛いソース「シャッタ」をかけて食べる。かなり腹もちの良いファストフード。第一大戦時にエジプトに来たインド兵が伝え、イタリア人がパスタを加えた、という説もあるそう。
パレスチナ難民などの女性たち制作の刺しゅうを和服の帯に加工。その美しさを日本の美と重ね合わせたファッションショー。中央アジア・ウズベキスタンなどの民族衣装も加わり不思議な幻想の世界。東京・九段下の洋館「KUDAN HOUSE」での「シルクロードの美」展。中東と日本とのつながりを改めて確認。
エジプト原産の野菜ガルギール(ルッコラ)を練り込んだ麺を使った味噌ラーメン。岩手県奥州市衣川(ころもがわ)地区の産直販売所「古都の遊食」の食堂で。モロへイヤ入り乾麺もあり「ツタン乾麺」というブランドで売り出している。エジプト旅行に行く人は、日本みやげに持って行ったらいいかも。
銀世界の中に、タイムスリップしたかのように現れる木造の温泉宿。岩手県花巻市の豊沢川上流にある大沢温泉。雪がしんしんと降り続く中でつかる露天風呂。湯治は本来、秋までの農作業で酷使した体の疲れを和らげるるためのもの。湯治場は冬に訪れてこそ、その良さが分かるのかも知れない。
フランスのバゲットの祖とも言われるトルコの常食パン「エキメッキ」。バゲットよりもっちり柔らかなのが特色。日本のバゲットは、どちらかというとエキメッキ寄りのような気がする。昨日、岩手県の田園のただ中の小さなパン屋さんで買ったものが、まさにエキメッキそっくり。これはうれしい発見。
イラン人がすっぱい味を好むのは歴史的なことのよう。ササン朝ペルシャの王の大好物はシクバージという「甘酸っぱい牛肉の煮込み」だったらしい。その後、魚のシクバージが登場し、地中海を経由して欧州に伝わり、魚のマリネ「エスカベシュ」になったらしい。かなり壮大な話。note.com/cafebaghdad/n/…
ミャンマーの豆腐は、大豆ではなく、ひよこ豆で作る。東部シャン州の食文化らしい。揚げ豆腐「トウフジョー」は、外はカリっ、中はトロっと。甘辛いタレをつけて食べると、さわやかな飲み口のミャンマービールに合う。東京のリトルヤンゴン、高田馬場の神田川に面したミャンマー料理店「ルビー」にて。
アラブ圏からクルディスタン、トルコにかけてのお菓子は、端正なデザイン、彩り、ナッツなどによる食感など、和菓子と重なる部分も結構ある。東京・浜松町にオープンした「ビブロス」が、アラブでよく使われるデーツあんに加えて日本風のあずきあんを使い始めたのは、とても鋭い着眼のような気がする。
スパイスには、体をぽかぽかと温める効果がある。口で食べるのはもちろん、目で鑑賞する場合でも。中東の香辛料店の色彩には、冬に温もりを感じさせる何かがある。モロッコ のマラケシュ、イランのケルマンシャー、トルコのイスタンブールにて。
あれ、イスタンブール名物サバサンドって、昔はバゲット風パン(エキメッキ)にはさんであった気が。旧市街側エミノニュでも、新市街側カラキョイでも、薄型パンにくるんであった。ひょっとして、薄型パンを好むアラブ人観光客が急増していることが影響しているのかも。興味深い現象。 #トルコ12日間の旅
イラン人の心の有り様を知る手がかりは、イランの街の至る所にある。特に街の洋菓子店が、商品の外見に傾ける情熱は尋常でない。これを鑑賞するためにイランに行くのもアリと思うほど/OLD and NEW、驚きのイラン菓子を知るための10皿|カフェバグダッド @cafebaghdad #note note.com/cafebaghdad/n/…
髙田馬場に、アゼルバイジャン料理に加えてアルメニア料理の店ができて話題に。食文化も国家や民族間の政治対立と無縁ではない。西アジアの薄型パン「ラヴァシュ」は、アルメニアによってユネスコ無形文化遺産に登録されたが、領土紛争をかかえるアゼルやイラン、トルコなどが抗議する事態になった。
今年は、2010年以来のマツタケ大豊作らしい。岩手県花巻市東和町のきのこ専門店には、大小とりまぜ、ところせましと売られていた。近くの山でとった人たちが持ち込むらしい。いったい値段が安いのか高いのか、感覚がマヒしてしまう。ポツポツとは売れているようだった。
日本で「ロシアン・ティー」というと、紅茶にジャムを入れて飲む。だがロシアでは入れて飲む伝統はないそうだ。「砂糖の塊をかじりながら」というのはツルゲーネフの小説にあるそうだ。ロシア研究者の沼野恭子さんからうかがった。チーズケーキで有名な岩手の「トロイカ」にはジャムが添えられていた。
サイタマ国ワラビスタンにある「ハッピーケバブ」というレストランが、いわゆる「置き場」地帯に出店している朝食専門店。朝には、仕事前に腹ごしらえするクルド人数百人が集結するらしい。ランチに行ったら営業していて、クミンをきかせたレバー煮込みをエキメッキにはさんで。チャイと一緒に。
東京・練馬区にオープンしたバクラヴァ 店がある建物の1階は、スーパーアキダイが営む焼鳥や惣菜、弁当などを売る店がある。バクラヴァ店を開きたいと考えていたシリア人のマーゼン・ナブルーシーさんと、アキダイの社長さんは古くからの知り合い。社長さんが空いていた2階部分を提供してくたそうだ。
八角とラー油がハーモニーを奏でる汁麺。東京・茅場町のビャンビャン麺の店「秦唐記」。平たい手延べ麺はコシがある。たぐると、まとわりついた汁がビャンビャンはねる。紙エプロン必須。テレビ朝日の「タモリ倶楽部」に今週登場するらしく、さらに激こみになる前に行ってみたほうがいいかも。
置物のように、じっと微動だにしない。朝日に照らされた胸毛が輝いている。エジプト生まれの元捨て猫のヨシミ。北緯約40度の岩手県にやってきて、1か月がたとうとしている。
トルコ南東部ウルファの道端で立ち話をした韓国からの旅行者、スマホどころか携帯電話も持たず旅しているという。この街に着いて2時間、人々に聞いた情報の手書きメモを持っていた。「ネットでホテルやらレストランの情報を得られるのは知っているが、必要ない。人に聞けばいい」と言い切った。
ひさしぶりに訪ねたクルド料理店「メソポタミア」。肉とひきわり小麦ブルグルを使ったコロッケのイチリキョフテ(ケッベ)のおいしさを再確認。皮が「カリ」と「モチ」の両方を兼ね備えていた。JR埼京線十条駅前という立地、荒川と石神井川の間なので、「2つの川の間」という意味の店名がまさにぴったり
新型コロナによる休校で、学校給食用牛乳の需要大幅減。日本の酪農家を長期的に応援するためにも、中東のヨーグルトチーズ「ラバネ」を日本の食文化に根付かせたい。いわゆる水切りヨーグルトのことで作るのは簡単。洋朝食のお供に。 @cafebaghdad #note #買ってよかったもの note.com/cafebaghdad/n/…
東京から岩手に移住して、ちょっと驚いたのが食材の素晴らしさ。特に野菜。写真は北上市の気鋭の農家が作る色彩豊かな「7色人参」。フライパンで焼いて軽く塩胡椒して食べたところ、その柔らかな甘さと旨味に驚いた。農産物を生み出す、土と水と太陽の価値を改めて実感する。
北アフリカ・チュニジアの缶入りお菓子。マジパン菓子とバクラヴァなど全アラブにある伝統菓子の詰め合わせ。お土産でこんなのをもらったらうれしい。10年前、「アラブの春」の政変を経験したチュニジア。西洋とアフリカの境、地中海に突き出した砂漠と青い海の国。
ネスレがトルコで売り出している「バクラヴァチョコ」。ピスタチオと、バクラヴァのかけらが入ったホワイトチョコレート。中東菓子ファンなら一度食べて味を確かめたいと思うかも。 twitter.com/nestledamak/st…
観光ビザ発給開始のサウジアラビア。これまで女性は、体の大部分を覆う黒い服アバヤを、外国人でも着用する必要があった。だが今後は穏当な服装ならアバヤ不要という。これはかなりの激変。1990年の湾岸危機では、駐留した米軍女性兵士が短パンで闊歩して大問題になり、イスラム過激派の台頭を招いた。