モロッコの古都マラケシュにある通称「スパイス広場」。祭壇のように飾られたスパイスだけでなく、オリーブ石鹸やラグ、毛糸の帽子など色々売られていて、ぶらぶら歩くだけで楽しい。夕暮れ時には、市場全体がマラケシュのシンボルカラーのバラ色に染まる。 #モロッコ彼女たちの朝 #映画で旅気分
トルコ、イラン、イラク、シリアなどにまたがるクルド人の居住域クルディスタン。最大都市、トルコ東南部の古都ディヤルバクルは、スイカの産地としても知られている。夏の灼熱が甘くジューシーな味を育むのだろう。市場に並ぶ実の大きさもかなりのものだった。毎年、その重さを競う大会も開かれる。
秋のシリア・ダマスカスの市場。山の恵みのクルミ、オリーブの実、色鮮やかな野菜ピクルスが豪快に盛られて売られていた。秋が、乾燥による栄養や旨味の凝縮を存分に楽しめる季節であることは、中東も日本も変わりがない。
アルジェリアには、陶磁器など工芸品にも独特のデザインが多い。先住民族ベルベル人の図案とイスラム芸術がハーモニーを奏でているものもある。これにクスクスなどの北アフリカの名物料理を盛り付けると、味までもが一層引き立つことは言うまでもない。
中東の市場では、まるで玉ねぎのように無造作に積まれているザクロだから、ジュースに加工されるのも自然な流れ。イランの伝統的コンビニ店「マガゼ」には必ずといっていいほど紙パックの100%ジュースが売られていたし、トルコのジューススタンドでは、オレンジにまじり惜しげもなく絞りとられていた。
東京・荻窪の中東ワインショップ「エインシャント・ワールド」が、爆発事故のあったレバノンを支援するためキャンペーンを実施。店でも売られているレバノンワイン「クロ・ド・カナ」のオーナーが運営する人権団体に、売り上げの一部を寄付するとのこと。 twitter.com/ancient_w/stat…
中東で球形のチーズをよく見かけた。これにハーブ・スパイスミックスの「ザアタル」や、アレッポ・トウガラシと呼ばれるマイルドな粉などをまぶすと、「シャンクリーシュ」というチーズになるようだ。このほか、ディルを混ぜ込んだもの、オリーブオイルにつけたものなどもあった。球形チーズ、奥深い。
レバノン・シリアの名物サラダ、タッブーレサラダは、ひき割り小麦のブルグルを使う。日本なら、カルディなどで売っているクスクスを利用する方法がある。もうひとつ、日本の伝統食の雑穀を使う手もある。米があまり穫れない凶作の年、人々を飢饉から救ったヒエ、アワ、キビなど。新たな活用の可能性。
中東のメンチカツという人もいる、揚げ物前菜の代表格のケッベ。ひきわり小麦ブルグルを使った衣に包まれた肉コロッケ。レバノン・シリアではラグビーボール型。イラクのモスルでは、平べったいせんべい型。地域で形が違うのが面白い。トルコにもあって、イチリキョフテという。
柿や栗が店頭に並んで、秋の空気を漂わせるのは日本だけではない。柿は「kaki」と呼ばれるところもある。エジプトなどの中東でも結構見かける風景。少し冷たくなった風に乗って、焼き芋の香ばしい匂いが運ばれてくる。カイロで季節の移り変わりを感じさせる風景。
チュニジア・チュニス旧市街にあるカフェの、赤と緑を基調にした独特のインテリア。北アフリカ先住民族のベルベル人の伝統らしい。他のアラブ諸国では見かけない雰囲気。靴を脱いでじゅうたん敷きの床に座り、日本のお膳のような小テーブルにミントティーやコーヒーのカップなどをのせる。
イランには、ニンニクのピクルスがあって、肉料理などに添えられたりする。レモンを丸ごと入れたシチューがあるほど、酸っぱいもの好きの国ならではと言えるかも知れない。カスピ海沿岸地方の屋外市場では、バケツにたっぷりと盛られて売られていた。
北アフリカのアルジェリアは、先住民族ベルベル人の暦で新年を迎えた。ベルベルの血をひく古代エジプト第22王朝のファラオが即位した紀元前950年から数えて2972年という。固有の文字をかたどったカラフルなお菓子も作られる。西暦だけでない、民族・地域によってさまざまなな時間軸があることを実感。 twitter.com/DjazairCooking…
父祖の地レバノン・ベイルートに逃れたカルロス・ゴーン氏、自らがオーナーのレバノンワイン、イクシール(IXSIR)をあけ、ラグビーボール形の肉コロッケのケッベや、小さなピザのようなエスフィーハといったレバノン料理を堪能しているのだろうか。
パレスチナのガザ地区の難民たちが作った伝統刺繍を加工した和服帯。これは、パレスチナ旗もデザインした「インティファーダ帯」。1980年代、ガザで始まった対イスラエル蜂起のときに作られた「インティファーダ・ドレス」にちなんでいるそうだ。難民女性たちの自活のため、産業創出を目指している。 twitter.com/maki_ya0521/st…