夏のエジプト。厳しい暑さはしんどいが、マンゴーやスイカなど果物のおいしさは格別。首都カイロの果物屋の店頭にもたくさん並べられる。陳列方法もユニークで眺めているだけで少しは気が紛れる。
東京・赤坂にハト料理専門店「鳩肉屋」がオープン。千葉の自社農園で飼育、エジプトでポピュラーな「焼き鳩」も食べられる。「オリエンタル」がテーマといい、ネパールの炒り米で伝統的な保存食「チューラ(チウラ)」やミャンマーの発酵茶葉「ラペソー」なども提供するそう。 gnavi.co.jp/dressing/artic…
きょうは京都で、3年ぶりの祇園祭・山鉾巡行。「放下鉾」という山鉾の後ろの飾りもの(見返り)は、イスラム聖廟を背景に羽ばたくフクロウ。バグダッドがモチーフのろうけつ染。1982年から使われているという。シルクロードでつながっていた京都とバグダッドの歴史的な結びつきが象徴されている感じ。 twitter.com/bububuri_fu/st…
ナツメヤシの種類によって、ドライデーツの味や食感、色も違ってくる(写真はモロッコの古都フェズ )。日本でいうと干し柿のような感じ。干し柿が、どちらかというと古い食べ物になっているのに比べ、中東でデーツの存在感は大きく、世界にも広まっている。日本も干し柿文化を大事にしていかなきゃ。
日本が誇る干し柿の中でも、とりわけ異彩を放つのが、甲子柿というスモークした干し柿。岩手県の釜石湾に注ぐ甲子(かっし)川の上流で古くから作られてきた。いぶすことで渋味を抜くという人間の知恵。こんな保存食がある岩手は、やはり「日本のクルディスタン」と呼ぶにふさわしい。 #岩手移住
チグリス・ユーフラテス川の恵みの象徴のコイ。丸く開きにして、炭火の遠赤外線でじっくり焼いた料理「マスグーフ」。イラクの首都バグダッドのチグリス川沿いに専門レストランが並んでいた。淡白な白身の、野趣あふれる味。各地に鯉を食べる習慣がある日本でも取り入れられそうな食文化だ。
サハラ砂漠のまんなかにある小さなカフェが舞台。店主マリカと客たちの交流を描くハートウォーミングなドキュメンタリー映画。北アフリカ・アルジェリアという国の空気感も分かる。「サハラのカフェのマリカ」は8月26日から「ヒューマントラスト渋谷」などで全国劇場公開。 note.com/cafebaghdad/n/…
東京・東中野にペルシャンカフェがオープン。羊肉ハンバーガー、イランのポテサラ「オリビエ」をはさんだサンドイッチ、オレンジのピラフ(ポロウ)。キュウリのヨーグルトスープの「マースト・ヒヤール」などなど、ら店内はキリムなどイランの工芸品が飾られ、雰囲気良さそう。 note.com/joycooo/n/n063…
香りとうまみが強烈な、香茸というキノコがとれ始めた。岩手県岩泉町のイタリアンレストラン「アックア・モンテ」で、香茸のクリームソースニョッキ。トリュフを連想させる芳香。ソースに濃厚な味わいが加わり、岩手の秋を堪能できる一品に。ボードには、岩泉産マツタケのピザもあると書かれていた。
神社や寺の前に形成される門前町。中東でも大きなモスクや霊廟の近くにバザールや商店街がある場合が結構ある。盛岡八幡宮の門前町の八幡町通り。渋い居酒屋やスナックが入居する雑居ビルだが、デザインがどことなくバザールっぽい。設計者が中東建築を意識していた可能性があるのでは。 #盛岡秋祭り
ヨルダン料理は酸味がポイントだと、改めて気づく。ホンモスの材料にもなるゴマペースト「タヒーナ」味のシチュー。スパイスのきいた棒状ハンバーグ「コフタ」やジャガイモに味がしみている。初訪問の大阪・西天満のアラブ料理店「七つの丘」で。シェフはヨルダン北部アジュルン出身のアハマドさん。
気軽にトルコの味を楽しめるロカンタと呼ばれる大衆食堂が日本にもある。名古屋の隣りの岩倉市にある「ケルヴァン」。好きなもの指差して皿に盛ってもらう。ピーマンのドルマ(ご飯詰め)やインゲン煮込みなどを選択。ライスの代わりにひきわり小麦ブルグルも頼めた。毎日来ているトルコ人もいるそう。
マクドナルドを思わせる、ファストフード店のような店構えの「メガケバブ」。名古屋駅から名鉄で11分、岩倉駅から徒歩圏の場所に今年5月にオープン。休日に家族連れが、ピタパンにはさんだドネルケバブなどを食べながら談笑していた。ここは、日本への中東料理浸透の最前線だと実感した。
世界の朝食が月がわりで食べられるカフェ「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」。10、11月はレバノン。乾燥ミックスハーブ「ザアタル」が塗られたパン、ヨーグルトチーズ「ラバネ」、アラブ菓子クナーファを朝の東京で食べられるとは。外苑前、吉祥寺、銀座に店舗あり。 neol.jp/food/116873/
名古屋駅から、JR関西本線の永和という駅で降りて住宅街を歩くと現れる派手な建物。トルコ伝統菓子の専門店「ベイザデ」。たっぷりシロップに使ったバクラヴァ などがならんでいた。ピスタチオ、くるみ、チーズなど、味の特徴が少し違う種類がそろっているので、パクパク食べても飽きない、と思う。
大阪・ミナミにあるウイグル料理レストラン「ムカーム」。手延べ汁なし麺のラグメンや、羊の腎臓の串焼き、甘辛い寒天サラダなど。値段もお手頃。店名の「ムカーム」は、アラブ音楽とも共通するウイグル人の音楽体系のこと。店内で流れていたビデオクリップは、まさに、あの懐かしい音色だった。
焼きパンに揚げパンをはさんだ「焼餅」(シャオビン)。台湾の人たちはどれだけパン好きなのか。でも、カリカリした揚げパンとサクサクした焼きパンのハーモニーは確かに面白い。大阪天満宮近くにある台湾式朝食の専門店wanna manna (ワナマナ)。朝8時の開店前から結構並ぶ人がいるほどの人気店。
メソポタミアにあったとされる「バベルの塔」のように積まれた中東菓子バクラヴァ 。イスタンブール旧市街の西に位置しリトル・ダマスカスと呼ばれるアクシャムセッティン通りには、シリア式の甘さ控えめの菓子を売る店が並ぶ。人々が内戦で国を追われたことがシリア菓子の高名を広めるという皮肉。
トルコで旬を迎えたザクロ。秋の深まりを実感させる果物でもある。イスタンブールのジューススタンドでは、皮を切り落として果肉を露出させたザクロがディスプレーの中心の座に座る。遠くからでもよく目立つ。真っ赤なフレッシュジュースを飲み干す時、中東にやって来たと実感する。
牛乳プリンの上にトルコアイスのドンドルマがのり、ピンク色の薔薇水が注がれている。スプーンですくうたびに、ふんわり芳香が漂う。バラの国、シリアにほど近い、トルコ南部アンタキヤらしいデザート。旧市街の目抜き通り沿い、創業110年の老舗「アファン・コーヒーハウス」。街の歴史を感じる空間。
トルコ南東部ウルファの道端で立ち話をした韓国からの旅行者、スマホどころか携帯電話も持たず旅しているという。この街に着いて2時間、人々に聞いた情報の手書きメモを持っていた。「ネットでホテルやらレストランの情報を得られるのは知っているが、必要ない。人に聞けばいい」と言い切った。
トルコのパンといえば、バゲットの原型とも言われる「エキメッキ」が有名だが、東に行くと、平たい円形の「ピデ・エキメッキ」になる。特に焼きたてはモチモチしてうまい。では境界線はどの辺にあるのか。ハタイ県アンタキヤのホテル朝食はエキメッキ、さらに東のガジアンテプまで行くと「ピデ」だった
あれ、イスタンブール名物サバサンドって、昔はバゲット風パン(エキメッキ)にはさんであった気が。旧市街側エミノニュでも、新市街側カラキョイでも、薄型パンにくるんであった。ひょっとして、薄型パンを好むアラブ人観光客が急増していることが影響しているのかも。興味深い現象。 #トルコ12日間の旅
自分の国のアピールとして、かなりインパクトある。トルコ銘菓バクラヴァでトルコ国旗。食紅を使ったのか、鮮やかな赤い生地が実現。新月と星は、焼き方を加減して白くしたのかも。トルコ東南部の食の都、ガジアンテプの菓子店のショーウィンドウにあった。日本なら、紅白まんじゅうで作ればいいかも。
昔の人々の知恵が生み出した美味。干し柿の一種だが、石造りの部屋で煙でいぶすことで、スモーキーな独特の味になる。岩手県の釜石湾に注ぐ甲子(かっし)川の上流で昔から作られていて、甲子柿と呼ばれる。煙で渋味を抜くことを考えついた人は偉大。出荷を待つ人は多く、盛岡の物産店は長蛇の列だった。