東北地方では、青森県と並んでサイゼリヤ空白県だった岩手県に6月23日、初店舗がオープンするそう。場所はイオンモール盛岡。羊肉串アロスティチーニも提供されると思うが、大手チェーンの出店をきっかけに、ジンギスカンなど岩手の伝統的な羊肉食文化がさらに盛り上がってくれたら。
さらに、岩手の三陸沿岸の珍しい海の幸に、マンボウの腸の串焼きがある。コリコリとした独特の食感、淡白な味。焼肉のミノに似ていると言う人も。三重県の紀北町でもよく食べているらしく、ひょっとして太平洋の黒潮が運んできた食文化なのでは、と想像をふくらませてしまう。
乾燥イチジクは、平べったくつぶして、円形にぎっしり詰めて売られている。中東では割と一般的なスタイルらしく、トルコ(左)や、モロッコ(右)で見かけた。ひとつひとつの色が微妙に違うこともあって、全体がひとつのアート作品のようでもある。
ご飯をブドウの葉で包むのか、油揚げで包むのか。日本人が、中東でドルマ、マハシと言われる野菜包み、野菜詰めご飯と出会い、強くひかれてしまう理由がようやくわかった。ブドウの葉も油揚げも味が染み込んでいる。それにご飯を包んで食べるという点で同種の食べ物。 twitter.com/keyif_japan/st…
トルコなどで食べられるブドウの葉でご飯を巻いたドルマ。葉に酸味がきいていて、さらにレモンをかけたりもするので、酢飯を使う日本の寿司と味に類似性もある。昔からの伝統的な保存食という意味でも共通性がある。
瀬戸内海の小豆島で獣害対策により捕獲された猪や鹿は、ほとんどが埋められてしまう。その数、年2000頭。有効活用を目指して生肉パックを販売する「小豆島ももんじ組合」は、「世界屠畜紀行」「飼い喰い」で知られる作家・内澤旬子さんの実践。東京・新高円寺の「なるお食堂」さんで実食。脂がうまい。
ムール貝にピラフを詰めたトルコの軽食 「ミディエ・ドルマス」もドルマの一種。よく考えたら、ご飯の上に貝がのっている訳で、にぎり寿司と似ているといえなくもない。魚とご飯を組み合わせた料理、中東ではあまり見かけない気もするが、探すといろいろ見つかるかも知れない。
鮮やかな原色のピクルスが並ぶ食品市場。中東の漬物は濃いピンク色や黄色に染められたものも多く、日本との色彩感覚の違いを実感する。ただ、褐色のケバブとのトータル・コーディネートを考えると納得できるものもある。シリア・ダマスカス旧市街にて。
中東で、日本の漬物のような役割を演じているともいえるオリーブの実。漬け具合や品種、国による作り方の違いで、かなり味や食感に幅が出る。トルコ・イスタンブールの市場にあったマーブルチョコのようなミックスオリーブは、色々なタイプを試すことができるし、見た目にも美しい。
ネスレがトルコで売り出している「バクラヴァチョコ」。ピスタチオと、バクラヴァのかけらが入ったホワイトチョコレート。中東菓子ファンなら一度食べて味を確かめたいと思うかも。 twitter.com/nestledamak/st…
イランには、ニンニクのピクルスがあって、肉料理などに添えられたりする。レモンを丸ごと入れたシチューがあるほど、酸っぱいもの好きの国ならではと言えるかも知れない。カスピ海沿岸地方の屋外市場では、バケツにたっぷりと盛られて売られていた。
アフリカ大陸で食べられる主食を地図上で色分け。小麦エリアは北アフリカだけで、東のエジプトがパン、西のマグレブはクスクス。サハラ砂漠より南はイモ、雑穀、とうもろこしが材料。アフリカの食の多様性がひと目でわかるすぐれもの記事。ごまもんがらさんの労作。 note.com/shumeme/n/n356…
岩手県盛岡市は、自家焙煎コーヒーを出す喫茶店(珈琲店)が多く、コーヒー愛好者も多い街。細い路地を入った住宅街に無人販売所があるのも納得。「珈琲あかさか」さんが開設。去年10月にオープンして、11月には1週間全く売れなかったこともあったが、今は月60個売れるそうだ。告知はインスタのみ。
昨秋に発行したカフェバグダッドアンソロジーvol.1では、岩手特産ヨーグルトを使って、中東のヨーグルトチーズ「ラバネ」を作れる、と紹介した。簡単に現地の気分が味わえる。5月29日開催の #文学フリマ東京 で、新発売のvol.2とともに販売。boothのウェブ店舗でも入手可能。 booth.pm/ja/items/38578…
アラブ料理の冷前菜の定番、ホンモス(フムス)とラバネ(ヨーグルトチーズ)3種盛り。真ん中はスタンダード・ホンモス、左はベイルート風ホンモス、右がラバネ。東京・浜松町で、テイクアウト専門店から、客席ありに改装してプチレストランに進化した「ビブロス」。レバノン北部出身シェフの腕が冴える。
中央アジア以東のプロフ(ピラフ)は、脂のうまさを楽しむのだ、と知った。東京・池袋の「中国西北本場料理」の店、「新疆・味道」。長粒米を使い、パラっとした食感のイランのポロウと同種のものと思ったら大間違い。少なくとも米食の嗜好に関しては、アフガニスタンあたりに断絶線がひかれているのか。
「ガチ中華」って言葉があるらしいけど、この料理の為にある言葉かな。大皿にドン、と鶏肉やジャガイモ、野菜の炒めものがのった「新疆大盤鶏」。しばらくしたら、店員さんが群馬のひもかわうどんみたいな幅広麺をのせてくれた。東京・池袋の「中国西北本場料理」の店、「火焔山 新疆・味道」にて。
夏の岩手県には美味しいものがいっぱい。瓶入りのウニは、産地の沿岸部だけでなく、内陸部の盛岡などの店でも帰る。沿岸部のホテル・旅館では、「三陸生ウニ瓶ビン物語」という期間限定宿泊プランがあり、料理に殻付き約3個分のウニの瓶詰めがつく。 #文学フリマ岩手 のついでにら足を伸ばしてみては。
髙田馬場に、アゼルバイジャン料理に加えてアルメニア料理の店ができて話題に。食文化も国家や民族間の政治対立と無縁ではない。西アジアの薄型パン「ラヴァシュ」は、アルメニアによってユネスコ無形文化遺産に登録されたが、領土紛争をかかえるアゼルやイラン、トルコなどが抗議する事態になった。
奇跡の一本松だけを残して全滅した岩手・陸前高田の景勝地「髙田松原」が、地元NPOの努力で再生されようとしている。約2キロのベルト状に植林されたアカマツとクロマツが順調に育っている。「50年後には、津波前の松原に戻ると思う」とNPOの代表は話していた。
広大なシルクロード地域に広がっているコメ料理「プロフ」。東京都内だけでも、ウイグル式からウズベキスタン式、ロシア式などが食べられる。各地で微妙に味や具材が違うので、チャーハンやピラフなどの炒め飯が好きな人は、各店の食べ歩きが面白そう。 #世界を知るための10皿 note.com/ethnicneighbor…
先住民族のベルベル人の美意識が投影されているからか、アルジェリアのお菓子のデザインは、他のアラブ圏とはかなり違った斬新さがある。木の葉といった自然、トリスケル(三脚巴)といったシンボル性のある形のものがあり、色彩も美しい。いろいろ気になることが多い国。
お菓子の造形にこだわるのは、日本のお茶菓子と何か共通のものがあるのか、とどうしても思ってしまう。そういえば、アルジェリアを含めた北アフリカは、昔から緑茶を飲んでいる。今は中国かららしいが、昔は日本が最大の輸入相手だったと聞いた。ただし、ミントと砂糖をたっぷり入れて飲む。
世界中で、🤌という絵文字がけっこう使われている。ちなみに、エジプトでは「待て、辛抱しろ」、イタリアでは「どういうことだ?」といった疑問や非難、ギリシャでは「素晴らしい、完璧」になる。地中海沿岸の、割に狭い範囲でこれだけ違うというのも興味深い。 note.com/cafebaghdad/n/…
岩手・一関の道の駅「厳美渓」のレストランにある「和風もちセット」。8種類のモチは、甘いのとしょっぱいのが半々ずつなので、交互に食べるとどれだけでも食べられる気がする。一関は古くから餅食文化が盛んで、冠婚葬祭さまざまな機会にもちを食べるそう。その回数は年に60回以上とも言われる。