1973年創業のロシア料理店が、自家製チーズを使って作るチーズケーキ。岩手県北上市の「トロイカ」製。口内にまとわりつくような食感、濃厚でミルキーな味わいは、かなり独特。歴史と伝統がある岩手の酪農が、この味を支えているのだろう。エジプト出身の猫も、その魅力を感じ取れるらしい。
タリバンが権利を再掌握したアフガニスタン。日本政府に長年協力してきた人々とその家族が800人以上もおり、迫害をおそれているという。長年アフガンへの国際協力に携わってきた林裕・福岡大准教授のもとには、「助けて欲しい」という悲痛な声が届いているという。 nishinippon.co.jp/item/n/794992/
いまや「リトル・ダッカ」に変貌した東京の十条~東十条界隈の料理店&食材店マップ。惣菜店やハラールショップも多く生活密着。ベンガル・バングラデシュ系だけで、この集積。作者のじょいっこさんは「異国メシが好きな人は一日居ても飽きない町」だと太鼓判を押している。 note.com/joycooo/n/n0bd…
「リトル・ダッカ」からほど近く、埼京線十条駅を出てすぐの場所には、クルド料理レストラン「メソポタミア」もある。いかにも湿度の高そうな一帯からちょっと歩くだけで、乾燥した山岳地帯の食文化も楽しめるというのが東京の面白さ。noteで料理の一部を紹介しています。 note.com/cafebaghdad/n/…
アフガニスタンで20年ぶりに権力を握ったタリバンのもとで、頭部を含めた全身を覆うブルカ着用が強制される社会が再来するのではと懸念。アフガン人ジェンダー研究者の呼びかけに応じて、民族衣装を着た女性の写真がSNS上に次々とアップ。ハッシュタグは #DoNotTouchMyClothes 「私の服に触れるな」 twitter.com/fari_sq/status…
定規を使って精密に作られていく、幾何学文様のアラブ菓子。焼き上がったバクラヴァは、アラベスク・タイルのように美しい。北アフリカ・アルジェリアのお菓子は、デザイン性が重視されるものが多く、目でも楽しめる。 twitter.com/djazaircooking…
アルジェリアでは、目で楽しめるのはお菓子だけではない。クスクス、タジン、豪快な肉の串焼きなども盛りつけが工夫されている。カフェも独特。先住民族ベルベル人の意匠に、アラブ、フランス風が加わり、唯一無二の雰囲気が作られている。 note.com/cafebaghdad/n/…
東京で食べられるバクラヴァについては、以下の記事が役立ちます。実は今、日本は「第一次バクラヴァブーム」が到来しています。 #世界を知るための10皿 note.com/ethnicneighbor…
渋谷駅前スクランブル交差点の地下にある商店街「しぶちか」のアラブ料理テイクアウト店「カールヴァーン」。肉が入っていないヴィーガン・シャワルマ(ドネルケバブ)など、アラブの伝統から抜け出た新機軸を展開。デザートもジェラートクッキーサンドなど独自色が濃い。 note.com/joycooo/n/nbf5…
羊肉汁やスパイスなどで炊き上げたご飯に、豪快に丸焼き羊を載せた「カブサ」。サウジアラビア・ペルシャ湾岸地域の伝統料理。結婚披露宴など大人数の宴会で出される。コメ料理でもあり、羊肉好きの日本人にはたまらない一品。
ピスタチオチョコとか、チョコパイとか、ピスタチオプリンとかが、日本で続々と発売されているらしい。値段を度外視できるなら、カラ付きのものをぼりぼり食べるのが一番おいしいと思うけど、様々な菓子・デザート類に利用できるところが、ピスタチオの偉大なところ。
「地球の歩き方」の奇岩・巨石編にはのっていないみたいだけれど、サウジアラビア北部タイマにあるこの岩にはひかれる。どうなればこんな形になるのか...イスラム教聖地の国にある「イスラム以前」の巨岩墳墓群として知られるマダイン・サーレハ遺跡から近いようなので、両方合わせて訪ねたい。 twitter.com/DanyalGilani/s…
中東のオリーブは、いってみれば日本の漬物なので、大きな樽に盛られて売られていても違和感はない。品種、味付け、漬け具合が違うさまざまな種類が並ぶ。買うほうも、売るほうにもそれぞれのこだわりがある。写真はイラン、トルコ、シリア、ヨルダンにて。
トルコ、イラン、イラク、シリアなどにまたがるクルド人の居住域クルディスタン。最大都市、トルコ東南部の古都ディヤルバクルは、スイカの産地としても知られている。夏の灼熱が甘くジューシーな味を育むのだろう。市場に並ぶ実の大きさもかなりのものだった。毎年、その重さを競う大会も開かれる。
岩手県の南部は、モチ入りのアンパンが商品化されるほど「餅食文化」が根づいている。特に一関市は、「餅御膳」というフォーマルな食習慣があり、かつては年50回も食べたという。これを現代風にしたものを市内の道の駅やレストランで食べられる。味付けで変幻自在な、弾力性のある伝統食。
餅をもっと斬新な味付けで食べてみたいという人には、「もちデータベース」という便利なものもある。「一関もち食推進会議」が作成さた。例えば、ギリシャヨーグルト&香草ディル、ピスタチオなどのタレをかけたものも紹介されていて、日本の伝統食の枠を飛び越えている。 ichitabi.jp/feature/specia…
イースト菌などで発酵させた生地を焼くのが「ナン」。現在のイラクからトルコにかけてのメソポタミアで生まれ、現在は主にイラク以東のアジアで食べられているそうだ。イランには、スケートボード大のパリッとした食感のバルバリや、しっとりしたラバシュなどユニークなナンがあり、食べ比べが楽しい。
亡くなった劇画家のさいとうたかをさん、奥様が岩手・盛岡出身で、花巻市石鳥谷町に別宅があった。市内の和食店「新亀家」のうな重が好物で、別宅滞在中は、よく出前を頼んでいたそうだ。新亀家の主人は、「現代の名工」にも選ばれた有名料理人。うなぎの味、格別だったことだろう。
砂漠の国サウジアラビアに行くと、いたるところでデーツとコーヒーで歓迎を受ける。よく見ると、デーツの色や形はいろいろで、さまざまな品種があることがわかる。コーヒーは、浅いり豆を煮込み、カルダモンを入れた独特の味。甘いものとの相性がとてもいい。
アラビア半島の民は、砂漠など屋外でコーヒーをいれるのを好む。自分で火をおこし、コーヒー豆を煎るところから始める人もいる。スパイスのカルダモンを入れるのが特徴。いわゆる「トルコ・コーヒー」にはないやり方。カルダモン入りのことを「アラブ・コーヒー」と呼ぶのが順当かもしれない。
秋になると中東の市場に並び始める真っ赤なザクロ。イランでは洋式ケーキのトッピング材料にもなるほど身近な果物。タネを吐き出す必要はあると思うが。ザクロを満載したトラックが住宅街を売り歩くころには冬が訪れている。
北アフリカの先住民族ベルベル人は、居住域によって多様な文化を持つ。例えば服装では、アルジェリアでは派手な色づかい、モロッコでは、渋みのある感じ。モロッコ・マラケシュには、ベルベル文化を愛した仏デザイナー、故イブ・サンローランらが集めた貴重な伝統衣装を展示する博物館がある。
チャイというと、ミルク入り紅茶をイメージする人も多いかも知れないが、イランでは、紅茶葉のみか、ミントと一緒に煮出した濃い琥珀色の透明な飲料。硬い角砂糖ガンドを口の中でとかしたり、サフラン入り黄金色の糖結晶棒ナバドをお好みで入れたりして甘さを味わう。伝統の形式は揺らがない。
来年公開予定の日本映画「マイスモールランド」の舞台は、クルド人が多く暮らすワラビスタン(埼玉県)。在留資格を失った主人公の高校生サーリャをモデルの嵐莉菜さんが演じる。自身もイラン、イラク、ロシア、ドイツ、日本と、多様なルーツを持つ。「私が演じることで問題を知って欲しい」と語る。 twitter.com/eiga_natalie/s…
イランの首都テヘランは、空気の乾燥度は高いものの、イメージは、砂漠というより水と山。街の北側にアルボルズ山脈の山々がそびえ、冬には冠雪し、スキーリゾートもある。最高峰のダマバンド山は、5610メートル。市内からは見られないが、飛行機の窓から白い円錐状の神々しい姿が見られる時もある。