巨岩の上からしたたり落ちる沢の水が、真冬の寒風にさらされて太い氷柱に成長していく。岩手県の奥羽山脈の葛丸渓谷を分け入ったところに現れる、真冬にだけ見ることができる神秘的な光景。平泉に黄金文化を作った奥州藤原氏の末裔たちが神聖視して、氷柱の太さで豊作を占ってきた。
シリア特産のバラの花びらをちりばめた、ピスタチオたっぷりのアラブ菓子バクラヴァ 。これは美味しそう。 twitter.com/DiscoverSouria…
エジプトのファストフード代表「コシャリ」に、お湯をいれて5分で完成のインスタント商品があるらしい。パスタ、コメ、豆が主体で、唐辛子ソースや酢、揚げタマネギをふりかける。腹にたまることでも有名。世界中にいるエジプト移民が伝えて、カップラーメンのように世界に広まっていくのか。 twitter.com/7usfahmy/statu…
中東のお菓子には、ピスタチオがふんだんに使われる。イラン・テヘランで、クラッシュ・ピスタチオでクリームをふさいだ菓子パン(コロネ)を発見した時は驚きだった。シリア・ダマスカス旧市街地の老舗アイスクリーム店の味には、ピスタチオが欠かせない。トルコ・クルディスタンの菓子は緑が鮮やか。
ピスタチオ生産量で、米国と世界1、2を争い、1人当たり消費量では圧倒的世界一のイラン。当然、伝統菓子から洋菓子まで、ピスタチオをふんだんに使うものが多い。ここに紹介した10品をながめたら、甘味・ナッツ大国イランに行ってみたいと感じるかも。 #世界を知るための10皿 note.com/cafebaghdad/n/…
トルコ南東部の美食の都、ガジアンテプには、ピスタチオ入りのケバブ、ピザなどもあるらしい。在住経験があるヒビキロタビキロさんが、アイスクリームやバクラヴァといったスイーツも含め、トルコの料理でのピスタチオのユニークな使い方を紹介。 #世界を知るための10皿 note.com/ahirunoko/n/nb…
イチジクは、中東だと生で食べるか乾燥したものを食べるか。珍しいものではクルミをはさんだものもある。日本だと少しかためのしっかりしたタイプのパンに入っているのもあり、美味しい。
ニンジンサラダといっても、フランスっぽい「キャロット・ラペ」のような千切りではなく、ゆでたニンジンペースト状にしてオリーブオイルやニンニクなどを加えたもの。チュニジアの家庭料理で「ウンマク・フーリーヤ」という。チュニジアには「焼きサラダ」というものもあり、ユニーク料理の宝庫。
イタリアから地中海をはさんだ対岸、北アフリカのチュニジアには、イタリアを感じさせる食べ物がある。ピザ、パスタ、パンなど。海の幸もふんだんな使われる。格式ばらない食堂のようなところで、素朴なイタ飯が食べられるのが、いい。
童話「銀河鉄道の夜」の作者、宮沢賢治の生地・岩手県花巻市の隣、西和賀町に醸造所を持つ沖縄の酒造会社が、松本零士のアニメ「銀河鉄道999」のキャラクター「メーテル」をデザインした缶ビールを発売。全国のローソンでまず先行販売しているそう。さわやかな酸味のあるドイツ風ヴァイツェンビール。
乾燥の大地を大河ナイルが流れるエジプト南部アスワン。市場には、乾燥なつめやし(デーツ)やカルカデ(ハイビスカス茶)、タマリンド団子などが売られている。水分が吸い取られてうまみや甘さが凝縮されている。
エジプトの市場(スーク)でたまに見かけるハトは食用。ニンニク風味のきいたグリルは、クリスピーで美味。味付けご飯を詰めたマハシと呼ばれる調理法もある。南部アスワンの市場でジャガイモやトマトと一緒にハトを売っていたおじさんは、とても絵になった。
レバノン・シリアで食べて、とても印象的だった、パセリをたっぷり入れた「タッブーレ・サラダ」。日本で作るとなると、挽き割り小麦「ブルグル」の入手に苦労する。発想を変えて、日本にもある雑穀を使ってみた。岩手県産の「たかきび」は食感も良くかなりマッチ。中東を代表するサラダの新境地開拓。
イスラム圏のどの都市にもある「アッタール」は、中世の面影を残す薬局。かつてはスパイスや薬草などが、病気の治療法の中心だった。エジプト南部のナイル川べりの街アスワンのアッタールには、色とりどりのスパイスがまるで祭壇のように並んでいた。
富士そばが、シンガポールの麺料理ラクサを投入。 松屋、ファミマ→シュクメルリ 富士そば→肉骨茶そば、ラクサそば。 ミニストップ→チキンキエフ、ちまき セブンイレブン→ビャンビャン麺 サイゼリヤ→羊肉串アロスティチーニ こうした新機軸は、日本人の食嗜好の変化を投影しているのだろう。 twitter.com/fujisobar/stat…
果物やお菓子の陳列にも、シリア人のきちょうめんさや美的センスがにじみ出ている。スパイスをあらかじめビニール袋に入れて並べているのも、中東では珍しい。シリア・ダマスカスの商店街で。
中東で、あられやナッツや乾燥果実を封をせずに販売しているところが多いのは、おおむね湿度が低いから。むき出しだと味見するのも簡単で、売り子に何も言わずにボリボリ食べている人の姿を見かけることもある。写真は、カイロ、テヘラン、イラクのクルディスタン。
中東で乾燥イチジクが売られる単位は、ひとカゴとか、ひと箱とかだったりして、スケールが違う。それでも日本の個人ベーカリーで、イチジク入りパンを売り出すところが増えたのは朗報。あのじんわりくる味わいを楽しめる。写真のパンは、岩手県盛岡市の「カンパーニュ」と花巻市の「ルーツ」のもの。
中東の人たちは、ハンバーガーが好きで、ケチャップをたっぷりかけて食べる人も多い。ケチャップを愛するがゆえに、かわいい熊のケチャップ入れを考案したりもするのだろう。イランの首都テヘランのミニスーパーで見かけた商品。
中東のカフェの風景に、ネコは自然な感じで溶けこんでいる。人間とネコの長い親密な歴史をなんとなく感じながら、コーヒーやお茶を飲んだり、水タバコを吸ったりするのは気持ちよい。写真は、エジプト・カイロ、レバノン・ベイルート、チュニジア・チュニスにて。
中東を中心に、世界に幅広く広がるお菓子バクラヴァ。東京でも買える、食べられる場所が増加中。イエメン人のカフェ、シリア人のイートイン、チュニジア料理店、ユダヤ人のデリなどなど。こうして10店が並ぶと、東京の食のバリエーションは相当なもの。#世界を知るための10皿 note.com/ethnicneighbor…
最近、日本でかなり入手しやすくなったバクラヴァ 。これから暑くなってきたら、アイスクリームをのせて食べるのもあり。夏は半端ない気温になるトルコ東南部ディヤルバクルのカフェ「ハッジ・レバント」で食べたのは、のびるアイスのドンドルマがどーんとのっかっていた。夏も熱い紅茶と。
バクラヴァなどのアラブ菓子、ギンギンに甘いとよく言われるが、控えめのものもある。レバノンの老舗「ドゥウェイヒー」の詰め合わせ。地中海岸の宗派のるつぼの国で、キリスト教マロン派の一族が製造。コロナ前、首都ベイルートの国際空港のパスポートコントロールのすぐ前で、山積みで売っていた。
中東で球形のチーズをよく見かけた。これにハーブ・スパイスミックスの「ザアタル」や、アレッポ・トウガラシと呼ばれるマイルドな粉などをまぶすと、「シャンクリーシュ」というチーズになるようだ。このほか、ディルを混ぜ込んだもの、オリーブオイルにつけたものなどもあった。球形チーズ、奥深い。
形や色、いろいろな種類のバクラヴァ、値段は1キロあたりで表示されている場合が多いが、小箱に入れて一個単位でも売ってくれる。自分の好きな詰め合わせを作ることが可能。トルコ・イスタンブール旧市街の伝統菓子店にて。