名古屋駅から、JR関西本線の永和という駅で降りて住宅街を歩くと現れる派手な建物。トルコ伝統菓子の専門店「ベイザデ」。たっぷりシロップに使ったバクラヴァ などがならんでいた。ピスタチオ、くるみ、チーズなど、味の特徴が少し違う種類がそろっているので、パクパク食べても飽きない、と思う。
世界の朝食が月がわりで食べられるカフェ「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」。10、11月はレバノン。乾燥ミックスハーブ「ザアタル」が塗られたパン、ヨーグルトチーズ「ラバネ」、アラブ菓子クナーファを朝の東京で食べられるとは。外苑前、吉祥寺、銀座に店舗あり。 neol.jp/food/116873/
マクドナルドを思わせる、ファストフード店のような店構えの「メガケバブ」。名古屋駅から名鉄で11分、岩倉駅から徒歩圏の場所に今年5月にオープン。休日に家族連れが、ピタパンにはさんだドネルケバブなどを食べながら談笑していた。ここは、日本への中東料理浸透の最前線だと実感した。
気軽にトルコの味を楽しめるロカンタと呼ばれる大衆食堂が日本にもある。名古屋の隣りの岩倉市にある「ケルヴァン」。好きなもの指差して皿に盛ってもらう。ピーマンのドルマ(ご飯詰め)やインゲン煮込みなどを選択。ライスの代わりにひきわり小麦ブルグルも頼めた。毎日来ているトルコ人もいるそう。
ヨルダン料理は酸味がポイントだと、改めて気づく。ホンモスの材料にもなるゴマペースト「タヒーナ」味のシチュー。スパイスのきいた棒状ハンバーグ「コフタ」やジャガイモに味がしみている。初訪問の大阪・西天満のアラブ料理店「七つの丘」で。シェフはヨルダン北部アジュルン出身のアハマドさん。
神社や寺の前に形成される門前町。中東でも大きなモスクや霊廟の近くにバザールや商店街がある場合が結構ある。盛岡八幡宮の門前町の八幡町通り。渋い居酒屋やスナックが入居する雑居ビルだが、デザインがどことなくバザールっぽい。設計者が中東建築を意識していた可能性があるのでは。 #盛岡秋祭り
香りとうまみが強烈な、香茸というキノコがとれ始めた。岩手県岩泉町のイタリアンレストラン「アックア・モンテ」で、香茸のクリームソースニョッキ。トリュフを連想させる芳香。ソースに濃厚な味わいが加わり、岩手の秋を堪能できる一品に。ボードには、岩泉産マツタケのピザもあると書かれていた。
東京・東中野にペルシャンカフェがオープン。羊肉ハンバーガー、イランのポテサラ「オリビエ」をはさんだサンドイッチ、オレンジのピラフ(ポロウ)。キュウリのヨーグルトスープの「マースト・ヒヤール」などなど、ら店内はキリムなどイランの工芸品が飾られ、雰囲気良さそう。 note.com/joycooo/n/n063…
サハラ砂漠のまんなかにある小さなカフェが舞台。店主マリカと客たちの交流を描くハートウォーミングなドキュメンタリー映画。北アフリカ・アルジェリアという国の空気感も分かる。「サハラのカフェのマリカ」は8月26日から「ヒューマントラスト渋谷」などで全国劇場公開。 note.com/cafebaghdad/n/…
チグリス・ユーフラテス川の恵みの象徴のコイ。丸く開きにして、炭火の遠赤外線でじっくり焼いた料理「マスグーフ」。イラクの首都バグダッドのチグリス川沿いに専門レストランが並んでいた。淡白な白身の、野趣あふれる味。各地に鯉を食べる習慣がある日本でも取り入れられそうな食文化だ。
日本が誇る干し柿の中でも、とりわけ異彩を放つのが、甲子柿というスモークした干し柿。岩手県の釜石湾に注ぐ甲子(かっし)川の上流で古くから作られてきた。いぶすことで渋味を抜くという人間の知恵。こんな保存食がある岩手は、やはり「日本のクルディスタン」と呼ぶにふさわしい。 #岩手移住
ナツメヤシの種類によって、ドライデーツの味や食感、色も違ってくる(写真はモロッコの古都フェズ )。日本でいうと干し柿のような感じ。干し柿が、どちらかというと古い食べ物になっているのに比べ、中東でデーツの存在感は大きく、世界にも広まっている。日本も干し柿文化を大事にしていかなきゃ。
きょうは京都で、3年ぶりの祇園祭・山鉾巡行。「放下鉾」という山鉾の後ろの飾りもの(見返り)は、イスラム聖廟を背景に羽ばたくフクロウ。バグダッドがモチーフのろうけつ染。1982年から使われているという。シルクロードでつながっていた京都とバグダッドの歴史的な結びつきが象徴されている感じ。 twitter.com/bububuri_fu/st…
東京・赤坂にハト料理専門店「鳩肉屋」がオープン。千葉の自社農園で飼育、エジプトでポピュラーな「焼き鳩」も食べられる。「オリエンタル」がテーマといい、ネパールの炒り米で伝統的な保存食「チューラ(チウラ)」やミャンマーの発酵茶葉「ラペソー」なども提供するそう。 gnavi.co.jp/dressing/artic…
夏のエジプト。厳しい暑さはしんどいが、マンゴーやスイカなど果物のおいしさは格別。首都カイロの果物屋の店頭にもたくさん並べられる。陳列方法もユニークで眺めているだけで少しは気が紛れる。
岩手・一関の道の駅「厳美渓」のレストランにある「和風もちセット」。8種類のモチは、甘いのとしょっぱいのが半々ずつなので、交互に食べるとどれだけでも食べられる気がする。一関は古くから餅食文化が盛んで、冠婚葬祭さまざまな機会にもちを食べるそう。その回数は年に60回以上とも言われる。
世界中で、🤌という絵文字がけっこう使われている。ちなみに、エジプトでは「待て、辛抱しろ」、イタリアでは「どういうことだ?」といった疑問や非難、ギリシャでは「素晴らしい、完璧」になる。地中海沿岸の、割に狭い範囲でこれだけ違うというのも興味深い。 note.com/cafebaghdad/n/…
お菓子の造形にこだわるのは、日本のお茶菓子と何か共通のものがあるのか、とどうしても思ってしまう。そういえば、アルジェリアを含めた北アフリカは、昔から緑茶を飲んでいる。今は中国かららしいが、昔は日本が最大の輸入相手だったと聞いた。ただし、ミントと砂糖をたっぷり入れて飲む。
先住民族のベルベル人の美意識が投影されているからか、アルジェリアのお菓子のデザインは、他のアラブ圏とはかなり違った斬新さがある。木の葉といった自然、トリスケル(三脚巴)といったシンボル性のある形のものがあり、色彩も美しい。いろいろ気になることが多い国。
広大なシルクロード地域に広がっているコメ料理「プロフ」。東京都内だけでも、ウイグル式からウズベキスタン式、ロシア式などが食べられる。各地で微妙に味や具材が違うので、チャーハンやピラフなどの炒め飯が好きな人は、各店の食べ歩きが面白そう。 #世界を知るための10皿 note.com/ethnicneighbor…
奇跡の一本松だけを残して全滅した岩手・陸前高田の景勝地「髙田松原」が、地元NPOの努力で再生されようとしている。約2キロのベルト状に植林されたアカマツとクロマツが順調に育っている。「50年後には、津波前の松原に戻ると思う」とNPOの代表は話していた。
髙田馬場に、アゼルバイジャン料理に加えてアルメニア料理の店ができて話題に。食文化も国家や民族間の政治対立と無縁ではない。西アジアの薄型パン「ラヴァシュ」は、アルメニアによってユネスコ無形文化遺産に登録されたが、領土紛争をかかえるアゼルやイラン、トルコなどが抗議する事態になった。
夏の岩手県には美味しいものがいっぱい。瓶入りのウニは、産地の沿岸部だけでなく、内陸部の盛岡などの店でも帰る。沿岸部のホテル・旅館では、「三陸生ウニ瓶ビン物語」という期間限定宿泊プランがあり、料理に殻付き約3個分のウニの瓶詰めがつく。 #文学フリマ岩手 のついでにら足を伸ばしてみては。
「ガチ中華」って言葉があるらしいけど、この料理の為にある言葉かな。大皿にドン、と鶏肉やジャガイモ、野菜の炒めものがのった「新疆大盤鶏」。しばらくしたら、店員さんが群馬のひもかわうどんみたいな幅広麺をのせてくれた。東京・池袋の「中国西北本場料理」の店、「火焔山 新疆・味道」にて。
中央アジア以東のプロフ(ピラフ)は、脂のうまさを楽しむのだ、と知った。東京・池袋の「中国西北本場料理」の店、「新疆・味道」。長粒米を使い、パラっとした食感のイランのポロウと同種のものと思ったら大間違い。少なくとも米食の嗜好に関しては、アフガニスタンあたりに断絶線がひかれているのか。