ふと見上げると、高さ約2メートルのケージの上から見つめられていた。エジプトから日本にやってきてはや4年の元捨て猫。古代エジプトのバステト神のようないでたち。春は間近。
岩手県花巻市の中心部、旧マルカンデパートビルにある「マルカン大食堂」が、耐震工事を終えて約1か月ぶりに営業再開。名物の10段巻きソフトクリームや、こくうまカツカレーも健在。600席の展望大食堂ということもあって、テーブル・イスの消毒など、新型コロナウイルス対策を講じての営業。
中東各地で食べられる伝統菓子バクラヴァ。トルコでは夏、アイスクリームをのせて食べたりもする。甘味の二重奏はしつこいと思いきや、バクラヴァが甘さか勝るからか、アイスクリームの甘さはそれほど感じなかった。トルコ南東部のクルディスタンの中心都市ディヤルバクルのカフェ「レバント」にて。
ISに占領・破壊され、今は復興を目指すイラク北部の歴史都市モスルで作られた伝統菓子バクラヴァ。一般的なものより甘さが控えめらしい。東京・荻窪の中東ワインショップ「エインシャント・ワールド」に再入荷。現地は1キロ単位だが、日本ではハーフに加えて1/4サイズを提供するとのこと。 twitter.com/ancient_w/stat…
新型コロナによる休校で、学校給食用牛乳の需要大幅減。日本の酪農家を長期的に応援するためにも、中東のヨーグルトチーズ「ラバネ」を日本の食文化に根付かせたい。いわゆる水切りヨーグルトのことで作るのは簡単。洋朝食のお供に。 @cafebaghdad #note #買ってよかったもの note.com/cafebaghdad/n/…
東京・高田馬場の中央アジア料理店「ヴァタニム」が、4月半ばに中野に移転するようです。中央線沿線の食がさらに多様化することになりそうです。 twitter.com/cafebaghdad/st…
ブドウなどで作る蒸留酒アラクを生み出したのは、アラブ人が洗練させた蒸留技術。これが伝わり、トルコではラクと呼ばれ、バルカン半島ではプラム製のラキヤに。中国の福建人は赤米製のアラックを作る。それを見つけたイギリス人がカリブ産のサトウキビで作ったのがラム酒。世界は酒でも繋がっている。
西洋船の底に付いていたか何かで日本にやってきたムール貝。三陸地方ではシュウリ貝と呼ばれ、味噌汁の具になる日常食材。地元の人から「少量の水を入れて蒸す」と教えられ試したら、確かに美味しかった。「土産土法」はやはり真理。とはいえ、ワイン蒸しやトルコ式のライス詰めや串揚げも捨てがたい。
国産羊肉を使ったソーセージを岩手の高校生が開発。もう少し羊の味わいを強調してもいいと思ったが、ぷりっとした食感で完成度が高い。作ったのは宮沢賢治が教鞭をとった稗貫農学校の後身、花巻農高の生徒たち。地域活性化が狙いだそうで、農民の生活向上のため献身した賢治の伝統が受け継がれている。
世界の隅々まで広がった調味料ケチャップの起源は、中国福建省の魚醤。イギリス人が欧州にもたらし、19世紀、トマトが原料に加えられた。さらに米国に渡って砂糖と酢が増量され現在の味に。米国に対し愛憎半ばする国イランでも、今や味つけのセンターを占めつつあり、こんな容器に入って売られていた。
イラン人がすっぱい味を好むのは歴史的なことのよう。ササン朝ペルシャの王の大好物はシクバージという「甘酸っぱい牛肉の煮込み」だったらしい。その後、魚のシクバージが登場し、地中海を経由して欧州に伝わり、魚のマリネ「エスカベシュ」になったらしい。かなり壮大な話。note.com/cafebaghdad/n/…
アラブ人は、ケバブとか肉ばかり食べているんじゃないか、と思っているなら大いなる誤解。むしろ概して野菜をよく食べる人たちで、サラダのバリエーションも豊富。揚げたパン、ひき割り小麦のブルグル、チーズなどがその引き立て役になる。チュニジアには「焼きサラダ」というユニークなものある。
エジプトなどで多用される、手の甲を下に指をすぼめるポーズ。「待て」とか「落ち着け」の意味で、かなり多用される。先月末に絵文字になったということで、アラブ圏が沸いている。ちなみにイタリアにも同じ仕草はあるが、疑問をぶつけるときの所作らしい。地中海渡ると全然違う意味に。気をつけよう。 twitter.com/Emojipedia/sta…
イラン人の「アートごころ」は、街の小さなパティスリーが作る写実的なケーキなくしては語れない。現在はイスラム体制ではあるものの、古代ペルシャから連綿と連なる、芸術や詩文学を愛する精神が、イラン人の血肉になっている/ #世界を知るための10皿 @cafebaghdad #note note.com/cafebaghdad/n/…
首都テヘランのとあるイラン人家庭を訪ねたときに出てきたフルーツバスケット。日常生活でアートとポエムを楽しんで生きているのがイラン人。客を喜ばせようというサービス精神も旺盛。ペルシャ文明3000年で培われたもの、日本人が見習うべきことは多い。ちなみにキュウリは果物のカテゴリーに入る。
年初から、イランのニュースが多く報道されているけれど、そのイラン人たちがどんなものを食べているか、イメージできない人もいるのではないかと思う。イラン料理を特徴づけるのは、酸っぱさだと思う。/ #世界を知るための10皿 カフェバグダッド @cafebaghdad #note note.com/cafebaghdad/n/…
小学6年生が自由研究で、近所のインドカレー店について取材した詳細なレポート。テーブル横にさりげなくかかっていたが、これって最強の宣材では。日本のカレーとインドのカレーの違いから説きおこし、インド出身のイスラム教徒のシェフのインタビューまで。岩手・盛岡の「タージインドカレー」にて。
世界の発酵食品の雄、ヨーグルトの力に改めて驚く。スーパーで買った豪州産ラム肉と国産チキンで、イラン風ケバブを焼いた。ヨーグルト+タマネギジュースに漬け込むのがミソ。すっぱいもの好きのイランではレモン汁だが、代わりにつぶしたコリアンダーとクミンをいれてみた。肉の柔らさにびっくり。
岩手の濃厚なプレーンヨーグルトで、アラブのヨーグルトチーズ(水切りヨーグルト)の「ラバネ」を作ると、かなり美味しいものができる。遠野の多田自然農場と岩泉ヨーグルトを食べ比べた。そのまま食べても、パンなどに塗っても。オリーブオイルや香草ディルのトッピングで、さらに味は変わる。
岩手で羊を特産にしようという動きがある。県産羊肉のタタキを寿司ネタにするシェフがいたり、県産羊毛で立派なカーディガンを編む手作り毛織物ホームスパンの作家がいたり。山また山の地形で、昔「日本のチベット」と言われた岩手県。羊つながりでいっそ「日本のクルディスタン」として売り出したら?
ISの侵攻で廃墟になったイラク北部モスルで作られた中東の菓子「バクラヴァ 」が日本国内でも入手できるようになった。東京・荻窪の中東ワインショップ「エインシャント・ワールド」が輸入。甘さは比較的控えめらしいけど、しっかり蜜の味がするだろう。ブラックのトルココーヒーとともに味わいたい。 twitter.com/ancient_w/stat…
パレスチナ刺繍を和服帯に加工しているICEJの山本真希さん。刺繍を依頼しているパレスチナ難民女性2人を日本に招待しようとしていたが、昨日、日本政府が2人のビザを発給したらしい。2人は、2月28、29日に東京で開催されるイベント「伝統工芸が結ぶシルクロードの美」で刺繍の実演をするとのことだ。
パレスチナの難民キャンプの女性たちの手作り刺しゅうを見せてもらう。今後、日本で和服の帯に加工される。中東らしい伝統的な幾何学模様が、花鳥風月の和服に合うのは不思議だと思ったが、実は日本と中東の文化がつながっているからなのかも。パレスチナ女性たちの自立を支援する企業ICEJの取り組み。
パレスチナの伝統刺繍の幾何学模様と和服の花鳥風月とを組み合わせる、という発想がとても斬新。抽象的なものと具象的なものは実は相性がいい、ということなのかも知れない。日本とアラブ(人)との関係も、そんな視点から見直してみたい/カフェバグダッド @cafebaghdad #note note.com/cafebaghdad/n/…
シリア・レバノンの名物、パセリ主体のみじん切り野菜にひきわり小麦ブルグルをあえた「タッブーレサラダ」。日本ではあまり手に入らないブルグルの代わりに、秋田県特産の「畑のキャビア」とんぶりを使ってみる。色彩的にはパセリの緑色に埋没するが、プチプチ感はブルグル以上。かなりいけると思う。