エジプトでよく食べられるモロヘイヤを栽培して「ツタン乾麺」という特産品まで作ったのが、岩手県奥州市衣川区。ルッコラ(ガルギール)を使った麺もある。強い風味は感じられないが、鮮やかな緑色。時代は違うけれど、隣の平泉にも黄金の文化や、ミイラ作りの風習があった。共通点といえなくもない。
トルコのエルドアン大統領、イスタンブール旧市街にあるアヤソフィア博物館をモスクに変更する大統領令を発出。天蓋に描かれた聖母マリア像は今後、礼拝するイスラム教徒たちを見下ろすことに。建設から1500年、キリスト教聖堂→イスラム教モスク→世俗主義下で博物館→再びモスク、という数奇な運命。 twitter.com/thedukeorigina…
イランで日本食が恋しくなったら「オリビエサラダ」と呼ばれる一種のポテトサラダを買って食べていた。オリーブやピクルスが入り、イランっぽい感じもあるが、ブルドックソースをかけるとかなり日本のポテサラに近くなる。形作りで遊べるので、目でも味わえる。元々はロシアから来た料理らしい。
岩手県花巻市に残る、太平洋戦争で日本軍が使った「聴音壕」。周囲の音を遮るためのレンガ製の円筒。中に人間が入り、敵機襲来の音を耳で覚知して陸軍に電話で報告する。完全な形で残っているのは珍しいそう。レーダー開発に乗り遅れた戦時中の日本の情報収集の実情を、いつまでも後世に伝えて欲しい。
アラブの水分少なめの濃厚ヨーグルト「ラバネ」の完成形に近いものを日本で入手するとしたら、いわれる「ギリシャヨーグルト」なんだろう。写真の岩手県西和賀町「湯田牛乳公社」のga・raは、日本在住ギリシャ人が故郷の味を再現したいと製造に参画したらしい。どうやら水切りはしていないらしい。
中世の田園風景が奇跡的に残っている骨寺村荘園遺跡(岩手・一関)の水田。たんぼ1枚が小さく、整形もされていない。中世期の水路をそのまま保存しているからだそうだ。かつては、奥州・平泉の中尊寺に属していた。現代もなお住民たちは、収穫した米や薪を、冬に徒歩で中尊寺まで行進し奉納する。
トチギスタンの首都こと栃木県小山市にあるパキスタン料理レストラン「ダルバール」にあったノンアルコールビール「忍者ラガー」。ビリヤニを食べながら飲んだ。海外ビールの輸入を手がける日本の会社が売り出している商品らしい。ハラールをうたっており、イスラム圏に狙いを定めた商品なのかも。
うわさに聞いていた岩手県北上市のロシア料理店「トロイカ」のチーズケーキを食べてみた。濃厚なチーズは、自社で手作りしているそう。酪農王国岩手ならではの名物洋菓子。甘さは控えめ、食べごたえあり。レストランではビーフストロガノフやピロシキ、ペリメニなどもあるそう。そっちも食べたい。
シリアの菓子には、和菓子にも通じる端正さがある。それは首都ダマスカスの旧市街、カフェのたたずまいにも共通する何か。シリアの人々が安寧を取り戻し、旅行者にとっても再び訪れることができる街に戻ってほしい。 twitter.com/thesyrianblog/…
新型コロナ時代の対応で、国が道路占用の許可基準の緩和に動いているそうだ。 実現すれば、ひょっとして日本でも、トルコやエジプトにあるような素晴らしいストリートカフェが出現するのだろうか。夢のあるとても明るい話題。
フランスのバゲットの祖とも言われるトルコの常食パン「エキメッキ」。バゲットよりもっちり柔らかなのが特色。日本のバゲットは、どちらかというとエキメッキ寄りのような気がする。昨日、岩手県の田園のただ中の小さなパン屋さんで買ったものが、まさにエキメッキそっくり。これはうれしい発見。
東欧や中東のにおいがする香草ディル、生ハムやこってりしたヨーグルトチーズにも合う。繁殖力があるので、小さなプランターに種をまいてもどんどん成長していく。これから夏に向けて、食べ切れなくなっていく予感がする。
箸で食べるのは、高く巻き上げられたクリームが倒れてしまわないように。岩手県花巻市の展望レストラン「マルカンビル大食堂」の看板メニューは、マルカンソフトとナポリカツ。どちらもボリュームがすごい。マルカンデパートは2016年に閉店したが、市民たちの復活を求める声が強く、翌年に再開された。
4月下旬から休業していた岩手県花巻市の大沢温泉が約1か月ぶりに営業再開。待ちかねていたファンが木造の湯治棟に続々とチェックイン。天気は快晴、豊沢川の岸辺にある大露天風呂から見える新緑がまぶし過ぎる。ここは、詩人・宮沢賢治が幼少時代、父とともに滞在した宿でもある。
ひよこ豆のペースト「フムス」(ホンモス)の盛り付けは、特にアラブ圏では、ペーストで土手を作って中にオリーブオイルを注ぎ込むことが多い。さらにゆで豆を落としたり、パプリカパウダーを振りかけたりも。ザクロやミントを添えているのはシリア・ダマスカスで食べたもの。いかにもシリアらしい。
イオンで発売が始まった、ひよこ豆のペースト「フムス」(ホンモス)。おすすめにしたがってトーストに塗って食べてみた。豆やスパイスのクミンの風味がイマイチ弱い気もしたが、フムスはフムス。容器をひっくり返すとまるで水ようかんみたいだったけど、混ぜてオリーブ油をかけたらそれなりの見た目に。
ISなどイスラム過激派組織の動向やシリアの部族社会の専門家で、シンクタンク「中東調査会」の上席研究員だった高岡豊さんが、東京・西早稲田の名物カレー(カリー)店「メーヤウ」の新店長に。イラク専門家だった大野元裕・埼玉県知事に続き、中東専門家からのカリーなる転身。 twitter.com/Session_1530/s…
ひよこ豆で作るディップ「フムス」(ホンモス)。5月20日から、イオンのPBトップバリュで発売開始。アラブ料理の前菜の定番が、これをきっかけに一気に日本の一般家庭に入りこんでいくのか。「バターの代わりに」というコピーにちょっと驚くが、トーストに塗るのもありかも。 straightpress.jp/20200520/370908
イランでニンジンは果物。キュウリも果物。イラン人の家庭を訪問して、フルーツ皿に一緒に盛られて出てくると、最初はびっくりするけれど、そのうち慣れて当たり前になってくる。
左、スフィンクスのような態勢で警戒するエジプト猫。右、忍び足で境界をまたごうとするペルシャの猫。中東の両雄対決いかに。
埼玉県三郷市に、ハラール食品を売るスーパー「ボンゴバザール」がオープン。パキスタン系などイスラム教徒が多く暮らすエリアとはいえ、日本社会の変化の大きなうねりを感じる。羊が丸ごと一頭9800円で売られていたのもここらしい。焼きたてナンが買えるのも素晴らしい。 c-housing.com/blog/entry-205…
埼玉県三郷市のイスラム教徒向けスーパーには、羊が一頭まるごと、9800円で売られているらしい。ハーブやスパイス塗りたくって屋外で丸焼きにして食べたい。 twitter.com/hirokay/status…
エジプト生まれの元捨て猫3きょうだい。ヨシミ、小梅、寛平。真夏のカイロの路上で、野菜箱に入れられて放置されていた。その後、日本にやってきて、北緯40度線近くで暮らしている。
小高い丘に、60歳を過ぎた老人達が暮らしたという場所があった。柳田国男に「遠野物語」の素材を語った佐々木喜善の生家近くにある「姥(うば)捨て伝説」の地「デンデラノ」。老人たちの暮らしぶりを再現した小屋が立つ。岩手県には、冷涼な気候もあって悲惨な飢饉に襲われ続けた歴史が今も浮遊する。
モロッコ の古都、フェズの陶器コセマは、アラベスク幾何学文様や、先住民ベルベル人の伝統デザイン、果ては中国風や日本の伊万里風など幅広いデザインがある。アラブ式コーヒーを入れるカップは当然としても、和食を盛りつける皿にもしっくりくる気がする。フェズの小間物屋にたくさん売っていた。