移動式3Dプリント M3DP(Mobile 3D Printing)の研究が進んでいます。現行の建設3Dプリンターはクレーンのような設備をまず据え付ける必要がありましたが、この方法だとそれが不要です。将来的には大型の3Dプリント車両が工事現場に朝来て、造形して夜に帰ってくみたいな未来があるかもしれません。
米軍需産業で想像以上に3Dプリントの活用が進んでいます。戦闘機エンジン部品のブレードは消耗品で補修・交換する必要がありますが、現状は費用が約7,000万円かかります。これを3DPで補修すれば1,200万円(20%)で済み、空軍全体では100億円近いコスト削減効果あり。産業革命レベルで進化してます。
28m(9階建て)の3Dプリント製オブジェがラスベガスで作られてます。材質はポリカーボネート(機動隊の透明の盾)を炭素繊維で強化したハイグレード品。1ピース160kgに分割したパーツをボルトで225個で組み合わせた構造です。大型3Dプリンターを設置するところから始まる壮大なプロジェクトは見物です!
さつまいもの自動梱包ロボが開発され、海外では運用され始めています。従来は人がサイズを選別して、綺麗に入るように箱詰めしていましたが、このロボは画像認識でパズルを組み立てるように自動で箱詰めしてくれます。ちなみにこれもイスラエルです。人口減少する日本にこそ必要だと感じます。
50歳のベテラン社員が3Dプリントと転がってたモーターとかで簡単な加工機作ってた。白いフレームと黒いジグが全て3Dプリント製。朝きたらフレームが造形されてて、そこにパーツをはめてくだけ。最近、年配社員のほうが攻めたことしてるかもしれない。。ラクさを求める情熱!!
板金プレス業界に大きな変化が訪れそうです。新技術デジタルシートフォーミング(DSF)は金型不要で大型プレス板金加工が可能に。加工コストは10%以下になり、初品リードタイムは3ヶ月から数十分に。。小ロット、試作分野では凄い革命が起こりそうです。最近の製造業界の進化速度かなり早いです。
板厚は鋼板2mm,アルミ2.5mmまで対応。サイズは1,450×1,000mmまでいけます。約900kgの力でツールを押し付ける仕組みです。 3Dプリンターで有名なDESKTOP METAL社 FIGUR DSFは特許技術なのでアメリカから買うしかない。 youtu.be/6oqeVLILGHY
ただ、この技術は日本が先行していたようなのですが、なぜ日本からこの装置が発売されないのか。。。
昔からあるインクリメンタルフォーミングとの違いは、土台の柔らかいマットに押し付けながら加工する部分にあるはずなのですが、特許の詳細は不明です。。一部の企業しか使えない技術が、装置を買えば誰でも出来るようになるのは、とても素晴らしいことだと感じます。
トンボの羽を模倣した壊れないドローンのプロペラが研究されています。ドローンは障害物に衝突プロペラがするとプロペラがバキバキに割れて飛行できなくなりますが、このプロペラは柔軟性と弾力性があるため、飛行を続けることが可能です。人に破片が飛び散る恐れも無いので安全対策にも良いかもです。
3Dプリントでロケットエンジンを作る時代が当たり前に。宇宙に数十万円/kg(現行コストの1/10)で物資輸送を目指すロケットベンチャーが2024年の打ち上げを目指して開発中です。3DPにより時間とコストを削減。3Dプリントなんてまだまだ、とか言われてる間に米は数年で物凄い進化を遂げています。
このエンジンのほとんどが3Dプリントで作られているようです。 現在HPから打ち上げのネット予約出来るので、企業や研究者の人は是非! アメリカのロケットベンチャー LAUNCHER launcherspace.com/light
オープンソースの3Dプリンターで有名なPrusaが、VRヘッドセットの公開を発表しました。米軍などにVRを納めるVrgineersと組んでいます。来年には誰でも3Dプリントしてハードを作ったり、ソフトを改造できるようになる予定です。3Dプリンターが急速に普及したように、VRが一気に普及するかもです。
金属3Dプリンターの開発が海外で活発です。この装置はCNCに金属3Dプリントヘッドが組み込み、3DPしたあとにCNCで最低限の加工を行います。反対にCNC加工したものに硬化肉盛することも可能。数年でこの方式もかなり進化を遂げています。金属加工の方法がこれからどう進化していくのか楽しみです。
ロボット制御技術の向上で義足が進化しています。6つの筋電位センサを足に張り付けるだけで、自然な歩行動作が再現され、直感的な歩行が可能になります。今までも見た目や装着感は進化していましたが、サイボーグ義肢のように進化しているとは知りませんでした。義体化する未来に一歩また近付いてる。
3Dプリントするドローンが誕生しました。コンセプトは蜂が群れになって巣を作る行動です。研究ではこのドローンが群れになって、建築物を造形するのを目指しています。今はまだまだですが、技術の進化でこんな未来もあるかもしれません。とにかく研究は楽しそうです!
ドローンが群れになって動くシュミレーション。建設3Dプリント用途じゃなくて、複数のドローンで早く効率的に測量する分野ではすぐに応用出来そうです。
3Dプリント製の階段が普及し始めています。コンクリート製の階段を作る場合、現場状況に合わせて高度な技能で型枠やコンクリ打設を行う必要がありますが、3DPでは天候に左右されない屋内施設で数時間で造形可能です。型枠や作業人員が削減できるためコスト削減にも。欧州では建設3Dプリントが盛んです
金属3Dプリントの後処理を自動化してくれる装置。金属3DPコストの30%以上を占める手作業での後処理プロセスを、3Dスキャンとロボットにより自動化しています。何種類ものツールを自動でロボが交換することで、後処理を1/10のコストで行うことが可能になる予定。金属3DPとセットで開発が進んでます。
PET(ペットボトルの材料)からナノダイヤモンドを生成できることが、天王星内部をシュミレートする研究課程で発見されました。X線レーザーをフィルムに照射して発生する数ナノ秒間の衝撃により、瞬間で約6,000度、125GPaまで加熱,加圧され、ナノダイヤモンドが生成される仕組みです。なんか凄い。。
二足歩行ロボットが小学1年生と同じ速度で走れるように進化しています。このロボはラジコン操作ではありますが、100mを24.73秒(時速14.5km)で走行しています。スターウォーズのAT-STみたいなのが誕生して、走り回る未来が本当に来るかもしれません。 米 Agility Robotics agilityrobotics.com
無人航空機で3Dプリントが実際に活用されています。米MQ-9Bは1機当たり240パーツを3DPで生産しており、これにより1台当たり約4,300万円のコスト削減に成功しています。1台約25億円なので2%の削減効果。3DPパーツは公表されていませんが、3DPにするだけで何千万単位でコスト削減できるのは少し驚きです
人型ロボットが不気味の谷を抜けつつあります。滑らかに動くことで話題になったAmecaに、自動音声機能を追加し、表情を連動させることで人とスムーズに会話が出来るようになっています。口や表情の動きもリアルタイムで自動生成されており、生命体のような雰囲気を持ち始めています。
Amecaは購入・レンタルできるようになる予定なので、数年後にはPepperくんみたいに色んな場所で見れるようになるかもしれません。 自動運転のタクシーに乗ってたり、レジや受付にいたり...10年後の景色はよりSFっぽい現実になってるかもしれません。 英 Engineered Arts engineeredarts.co.uk/robot/ameca/
1日中稼働できる自動運転芝刈り機が開発されています。各種センサーを搭載しており、周囲の状況をマッピング、判別しながらルンバのように芝を綺麗に刈り取ってくれます。人は基本的にボタンを押すだけです。面白いのがビジネスモデルで、刈り取った面積分が課金されるサブスクリプションです。