176
177
フロムは『自由からの逃走』を著し、民衆が責任を負うべき「自由」を獲得した結果、人々がその「自由」から逃走し、全体主義に傾倒してしまったことを示した。逆説的だが、「自由」は「責任」を生じさせる。小梅氏は、「自由」が、責任により人々を束縛している現実を逆説的に描いてみせたのだ。傑作。 twitter.com/dayukoume/stat…
178
田舎の町は、バウマンの用語を使えば、ソリッド・モダニティ、つまり固定的、保守的な傾向が強いことがあるだろう。ソリッドな体制は、リキッドな動きに対し、時に暴力性を発揮してしまう。田舎の町のひとは、対外的な脅威(=小梅氏)に対し、暴力を振るうことで、ソリッド・モダニティを堅守するのだ。 twitter.com/dayukoume/stat…
179
ある思想、或いはある価値観を「徹底」することは出来るのだろうか。例えば、倫理学的な価値規範を考えてみよ。功利主義や義務論など、「徹底」すると、その考え方自体に無理が生じうる価値観は多々ある。小梅氏は、ある価値規範を「徹底」することの困難と、そこに生じうる問題を指摘したのだ。 twitter.com/dayukoume/stat…
180
アーレントの『人間の条件』を踏まえると、「活動」とは、人間のコミュニケーション行為のことに他ならない。人間の条件の一つである「活動」が困難になるコロナ禍。小梅氏は、「活動」が見え難くなっている現代の情勢を踏まえ、これからの「活動」を考えるのだ。 twitter.com/dayukoume/stat…
181
どうして「お月さま」を駐車場に見立てたのか。小梅氏の目は、「現在の月」ではなく、「未来の月」に向けられているのかもしれない。我々人類は、自然を次々と征服し生活圏を拡げてきた。NASAによる月面着陸は、その一端だ。小梅氏は、将来的に「お月様」が、駐車場と化してしまうことを危惧するのだ。 twitter.com/dayukoume/stat…
182
現在世界人口が約78億人と言われているので、およそ最下位に近いが、何故こうなってしまったのか。そう、「世界中の誰よりも」という言葉は、実際は「私の知っている誰よりも」という意味なのである。我々は、自身の「知」の枠組みから逃れられず、常に「既知」の枠組みから事象を判断してしまうのだ。 twitter.com/dayukoume/stat…
183
道具は、一定の程度であれば、「便利なもの」という範疇に過ぎないが、それが過度に社会において採用され始めると、道具に対しての我々人間の隷属がはじまるのだとイリイチは指摘した。イリイチの思想に影響を受けた小梅氏は、現代社会においてスマホと人間の主客転倒が生じていることを指摘するのだ。 twitter.com/dayukoume/stat…
184
かなりユニークな仮説です。
コウメ太夫は国家を揺るがす重大な事実を握っている|代理 @Dairijjjj #note note.com/apt_b2/n/n91bc…
185
ノートを書いてみました。拙い文章ではありますが、よろしくお願いします。
「コウメ太夫はなぜつまらないのか?」 —コウメ太夫とシュルレアリスム試論ー|哲学者コウ・メダユー #note note.com/koume_philo/n/…
186
本日投稿したnoteがなんと、コウメ太夫氏本人にリツイートを頂きました。
ありがとうございます。 twitter.com/koume_philo/st…
187
めぼしい梅干しが無いということは、梅干しが平準化されていることが示されている。工業的な「大量生産」によって商品が次々と生産される現代社会では、商品の差異は無い方がよいものとなる。小梅氏は、商品品質の平準化がめぼしいものを失わせてしまうとして、梅干しの個性が失われたことを嘆くのだ。 twitter.com/dayukoume/stat…
188
ここでの「白塗り」を小梅氏だと考えると、小梅氏が死んでも「まいチク」は残り続ける、という意味に解せそうだが、下の句に疑問が残る。「この世とあの世もいってかえって」と、小梅氏が生と死を繰り返していることが示されているのだ。一体どういうことか。 twitter.com/dayukoume/stat…
189
「鶴の恩返し」などの異類婚姻譚の話は様々であるが、その一つに「蛤(はまぐり)女房」という話がある。助けた蛤が、美女としてやってくる、といった内容だ。異類婚姻譚では、異類が人間に化けた姿が美しく描かれる事が多い。それを踏まえた小梅氏は、世の中の美男美女の正体をホッキ貝だと考えるのだ。 twitter.com/dayukoume/stat…
190
小梅氏のシュルレアリスム的な手法を自ら解説した一作。我々は小梅氏の作品を「深い」ものとして解釈する。しかしながら小梅氏の作品は、無意識の領野で”何も考えずに”、次々と生み出されるものに過ぎないのかもしれない。時に恣意的になる「コウメ太夫研究」の研究者たちに警鐘を鳴らす重要な作品。 twitter.com/dayukoume/stat…
191
コミュニケーション的行為などを通じて、我々は「他者との相互理解」を深めるべきと考えられている。だが、我々は他者を「真に理解すること」が出来るのだろうか。話しても「意味がわからない」側面が、他者にはあるのかもしれない。小梅氏にとって、他者は、「根源的な理解不能性」を有しているのだ。 twitter.com/dayukoume/stat…
192
ここで重要なのは、小梅氏が”いくつお菓子を買ったか“が示されていないことである。つまり、4個で100円のお菓子は、「8個なら200円なのか?」という問題である。そう、「4個で100円」は、それ以外の場合について言及していない。クリプキ的「クワス算」により、小梅氏は破産してしまったのだ。傑作。 twitter.com/dayukoume/stat…
193
note.com/koume_philo/n/…
こちらのツイートですが、noteにて考察を試みてみました。 twitter.com/dayukoume/stat…
195
ラヴクラフトが創造した独自の神話体系「クトゥルフ神話」には外宇宙に存在する「外なる神」と呼ばれる神が存在する。外なる神たる小梅氏が開会式に登場しないのは、外なる神と人々の接触が狂気を生むからである。開会式が無事に終わったのは、小梅氏が狂気をもたらなさなかったからである。駄作。 twitter.com/dayukoume/stat…
196
「0を聞いて5万忘れる」というと奇妙かもしれないが、我々の記憶能力とはそのようなものである。例えば、昨日食べた食物の詳細を我々は覚えているだろうか。大まかな色や味は覚えていても、その細やかなディティール…その瞬間瞬間の様々な記憶…「5万」とあるような仔細を我々は忘却してしまうのだ。 twitter.com/dayukoume/stat…
197
何度も死んでいる小梅氏だが、流石にフグをそのまま食べたら死ぬことぐらい分かっているはずである。では何故食べたのか。かつて、多くの日本人がフグを食し、死んできた。その歴史を小梅氏は、「まいチク」という物語の上で再演し、“死ぬ”ことによって、我々にフグ食の歴史の重みを伝えるのだ。傑作。 twitter.com/dayukoume/stat…
198
「時代が時代なら」がポイント。成功者と能力というのは、「時代」に依存する。ここで小梅氏はルッキズムを時代性と結びついて論じるが、その他の能力、例えば芸術や音楽の才などは縄文時代には役に立たない。我々が「実力」を発揮できるのは、その実力がその時代に適応したものであるからなのだ。 twitter.com/dayukoume/stat…
199
厳密な「南」は存在するのだろうか。南からほんの少しでも西に向いていたら、それは厳密な意味での「南」ではない。このような意味で小梅氏は、「南」という概念をイデア的概念とし、我々が「南」と呼ぶものは厳密には「南南南…西」であったり、「南南南…東」であったりすると述べたのだ。駄作。 twitter.com/dayukoume/stat…
200
高層ビルとはまさしく資本主義の象徴であるが、小梅氏はそれを朝のポコチンと結びつけて論じている。フェミニストである小梅氏は、資本主義がかつて男性中心的に発展してきたことを批判的に捉え、高層ビルを男根と重ね合わせ、資本主義経済が男根中心主義的であると述べるのだ。問題作。 twitter.com/dayukoume/stat…