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彗星の存在は、様々な器機、論文といった資源を動員することによって「構築」される。あくまでそれは、実験室の中で構築された事実であり、より固い事実が構築されれば、過去の事実は覆される。小梅氏は、彗星がチワワという畜生だった事例から、科学的事実が粉砕され更新される様を描きだしたのだ。 twitter.com/dayukoume/stat…
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青土社様へ
『ユリイカ』コウメ太夫特集の際は呼んでください。
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ある思想、或いはある価値観を「徹底」することは出来るのだろうか。例えば、倫理学的な価値規範を考えてみよ。功利主義や義務論など、「徹底」すると、その考え方自体に無理が生じうる価値観は多々ある。小梅氏は、ある価値規範を「徹底」することの困難と、そこに生じうる問題を指摘したのだ。 twitter.com/dayukoume/stat…
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普段なら「潰れました〜」だが、潰れていない。それも隠蔽体質の病院が潰れていないのは示唆的だ。医療ミス等、様々なものを隠蔽する病院には一見問題がなく見える。寧ろ問題があった際に、素直にそれを露呈させる方が健全ではないか。小梅氏は、隠蔽体質の病院が潰れないことを逆説的に風刺したのだ。 twitter.com/dayukoume/stat…
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フリ〜スタイルといっても、あくまでスキーである以上、「スキー」の枠組みで行為が行われる。それは果たして自由なのだろうか。そこで小梅氏は、スキーを構成する道具に注目する。小梅氏は、既製品を用いたスキーは商業主義的だと述べ、大根おろしを用いたブリコラージュ的スキーを実践するのだ。 twitter.com/dayukoume/stat…
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公的な空間における性の排除は、一種のパノプティコンによって構築されるが、「周りに誰かいない」タイミングなどいつでもあった筈だ。「公的な場」のパノプティコン性が無くなるまでエロ本自販機での購入を控えている小梅氏は、抑圧的な監視性によってエロ本が買えないことを畜生と嘆くのだ。問題作。 twitter.com/dayukoume/stat…
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@dayukoume 当然、昭和生まれである小梅氏は平成JUMPに入れるわけがないのだが、アンケートの結果はこのようになっている。敢えてとち狂ったアンケートを取った小梅氏は、統計の対象によってバイアスが大きくかかる事を見事に証明してみせ、統計調査はあらゆるバイアスを考慮せよ!と警鐘を鳴らしたのだ。傑作。
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@dayukoume ところで、フェニキア文字に「𐤄」という文字があるが、我々日本人からすれば…ヨのように見えるであろう。だが、実はこの「𐤄」は、フェニキア文字の後継であるギリシア文字やラテン文字に於いては「E 」にあたる文字なのだ。言語学者である小梅氏は一見ヨに見える文字がE に当たると解明したのだ。
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@dayukoume ここでのゾウは、象ではない。そう、“像”である。ド・ブロスは、動物やモノそのものを、偶像として崇拝する未開民族を観察し、その崇拝をフェティシズム(呪物崇拝)と定義した。バッタそのものを、神たる“像”として信仰していた小梅氏だったが、その妄信に気付き、畜生を信仰していた事態を嘆いたのだ。
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@dayukoume そもそも、何が〈私〉なのだろうか。実は、本作では主語が示されていない点が重要である。主語を示さず、「我思う」といった現象から、我…即ち私を消去する無主体論の立場をとる小梅氏は、意識状態の記述に於いては〈私〉という人称を不適切とし、It rains.のような非人称表現を重視するのだ。傑作。
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どこからが実力で、どこまでが影響によるものなのか。「花粉」といった、特異なものからの影響がある場合は、本来の実力でないのだろうか。小梅氏は、「本来の実力」の存在を想定せず、我々にはあらゆる存在との影響関係が常にあるのだから、花粉の影響下であれ、それは「実力」であると主張したのだ。 twitter.com/dayukoume/stat…
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ANT(アクターネットワーク理論)を提唱した人物の一人、ラトゥールによると、ANT論者は、ant(アリ)の如く地道に探求を行わなければならないという。ANT論者である小梅氏は、「アメ」を含む不特定多数のアクターに囲まれ、めまいを起こすありんこ(ant)となり、その探究の困難さを畜生と叫ぶのだ。傑作。 twitter.com/dayukoume/stat…
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かなりユニークな仮説です。
コウメ太夫は国家を揺るがす重大な事実を握っている|代理 @Dairijjjj #note note.com/apt_b2/n/n91bc…
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「食」という行為の生々しさは、ポケモンにおいて隠蔽され続けている。今作ではサンドイッチの具材に卵を用いることが出来るが、ポケモンにおいて食される卵は「何の」卵なのか。疑問を持った小梅氏は、ポケモンが食品としての卵たるピ〜タンを産む様を描写し、その欺瞞を指摘するのだ。問題作。 twitter.com/dayukoume/stat…
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時に人々は、人間の精神は野生的なあり方に打ち克つ事のできる高尚なものと考えがちだが、その実、我々は眠気や排泄欲に敗れるなど、生理的欲求からは逃れ得ない。小梅氏は、リビドーを中心に精神を考えるフロイト的精神論を展開し、人間精神に対する我々の誤謬を見事に指摘して見せたのだ。挑戦作。 twitter.com/Astalos_pkpk/s…
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小梅氏のシュルレアリスム的な手法を自ら解説した一作。我々は小梅氏の作品を「深い」ものとして解釈する。しかしながら小梅氏の作品は、無意識の領野で”何も考えずに”、次々と生み出されるものに過ぎないのかもしれない。時に恣意的になる「コウメ太夫研究」の研究者たちに警鐘を鳴らす重要な作品。 twitter.com/dayukoume/stat…
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何度も死んでいる小梅氏だが、流石にフグをそのまま食べたら死ぬことぐらい分かっているはずである。では何故食べたのか。かつて、多くの日本人がフグを食し、死んできた。その歴史を小梅氏は、「まいチク」という物語の上で再演し、“死ぬ”ことによって、我々にフグ食の歴史の重みを伝えるのだ。傑作。 twitter.com/dayukoume/stat…
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またしても「沈黙」である。先日ピカートの『沈黙の世界』を引用していた小梅氏だが、今作では「チクショー!」以外何も語っていない。小梅氏は、「語り得ぬものについては、沈黙しなければならない」ような、ウィトゲンシュタイン的な視座から、形而上学についての「沈黙」を始めたのかもしれない。 twitter.com/dayukoume/stat…
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@dayukoume フロイトが提唱したエディプスコンプレックスの概念を念頭に置くと、小梅氏の息子が、父である小梅氏の殺害を試みている事が明らかになる。北斗神拳に目覚めた小梅氏の息子は、「タタタタタタタタ」と秘孔を突き、小梅氏を殺害する事に成功したのだ。遺作。
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「意味が明らかに通っていない」まいチクについて、私は「哲学的」という言葉を使っていません。むしろ、「シュルレアリスム」という言葉を用いています。哲学は無意味の学問ではないからです。しかしながらメディアは、「無意味」と「哲学」を混同し、嘲笑めいた眼差しを小梅氏に向けます。
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どうやら、大阪大学コウメ太夫研究会が立ち上がったようです。「まいチク」研究がより深く行われる事が期待できます。応援しています。 twitter.com/OU_Koume/statu…