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別に僕はフェミニストの代弁をする立場にはないし、これはあくまでゲイである僕個人の考えだけどね。
ただ同性婚に関する記事を今年書こうと思っていたのだけど、結局今の自分には無理だと感じて諦めた経緯があるので、余計そう思う。
声はあげたい。
でもすごくしんどくて、今も何一つ書けずにいる。
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そもそも10~20代の女性と数年前に出産を経験している50代の女性を比べ、その体の動きをジャッジするってあまりに酷すぎやしないか。
K-POPの女性歌手たちを称賛しながら現在のジャネット・ジャクソンのダンスをボロクソに揶揄するツイを見て悲しくなった。
こういうのどちらも痛手を負うだけなのに。
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女性蔑視に関する記事を書くと、「男性も大変だ」と言う人が必ず現れる。
そういう人に言いたいんだけど、僕は男性の生きづらさについても記事を書いてるよ。
だからって「男女ともに生きづらいですねチャンチャン」で終わらせて、お互いに生きづらさを抱えたままガマンし続ける必要ってどこにあるの?
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東電OL殺人事件から今年で24年が経つけれど、社会はあの事件から何も学べないままここまで来てしまったのかな。
人権や人の尊厳に関する個々の考え方はゆるやかながら確実に刷新されていってるようにも見えるが、社会の形そのものは24年前、いやもっとはるか昔から実は何一つ変わらないままなのでは。
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客として来てるのに「スタッフのご機嫌とりをし、時には酒を作り、掃除すら手伝う」という行為が娯楽になり得るのは、客が男性でスタッフが女性だからだろう。
女性でもそういうプレイを娯楽として楽しめる人はいると思うが、ビジネスとしては成立しないと思う。
あまりに現実にありふれた光景すぎて。
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エンタメ作品に性的少数者が出たり、有名人がカミングアウトをしたりすると、「何の意味があるんだ」とか「何の価値があるんだ」とか言う人が現れて、そのたびに意味や価値について語りたくなる一方で、そもそも意味や価値ってなきゃいけないわけ?とも思う。
別になくたっていいじゃん、文句あんの?
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「同性同士の結婚は許すべきでない」と考える理由なんて、突き詰めたら「同性同士の結婚を許したくない」という以外にないんだろどうせ。
それなのに、かしこぶってあーだこーだ理屈をこねくりまわすからこんなアホな言い分になるんだよ。
もういっそ「性的少数者を差別したいです」って素直に認めろ。
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“日本はどうしてこんなにもマイノリティへの理解がなかなか進まないのだろう(中略)セクシャルマイノリティーしかり、女性が男性社会で権力を持ち発言しようものならマイノリティーオピニオンだ、と”
かつてそう発信した浜崎あゆみ。
そんな彼女の言葉たちについて書きました。
cinra.net/article/202302…
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結婚の定義について語る時、生殖の可能性うんぬんを持ち出すのってただただ気持ちが悪いし、恐ろしいのだが。
結婚前の段階で待ってるのが性的少数者への蔑視だとしたら、その後の段階で待ってるのは女性への蔑視や、子どもを作らない・作れない人への軽視だというのが目に見えるし、何重にも最悪ね。
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これセクシャルマイノリティの話をする場合なんかにも結構通じると思うんだが、例えば同性愛者として感じる息苦しさを吐露してる人に対して、「自分は冷静に観察してます」みたいな立ち位置でジャッジ・嘲笑してる奴をよく見る。
いやいや、正にお前がその息苦しさを作ってる側なんだって気づけよ。
264
この国の男性異性愛者は、子供を作った責任を放棄しても、金も払わず逃げても、政治家から「生産性がない」とか「区を滅ぼす」などとは言われない。
たまたま同性愛者に生まれた僕がそういう風に言われ、無責任に家庭を捨てて人の人生をめちゃくちゃにした父がのうのうと生きてる構図に心底腹が立つ。
265
ここ数日、ゲイから性的な目で見られてゲイを嫌いになり罵倒する男性や、フェミニストが自分の思う様な活動をしてくれないからと揶揄する男性を見て、思った事がある。
なぜ彼らは自分をジャッジする側だと考えてるのか。
なぜその声を仲間の男たちに向けて発しないのか。
それら全て男性問題だぞ。
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ただ、いわゆる非モテの弱者男性の生きづらさを無視していいものなどとは全く思ってない。
でもそれについて考える時に、マスキュリズムではなくアンチフェミニズムの方に向かう人たちには強い疑問を抱いてしまう。
彼らこそ無視していないだろうか。
非モテの弱者女性や、男性同性愛者などの存在を。
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スター歌手がスタッフの性加害経験を事前に調べるというニュースは現代的な話ではあるけど(あくまで関係者談なので事実かどうかは不明)、ジャネット・ジャクソンは90年代からすでに男性パートナーからの暴力を歌やパフォーマンスで形にしており、そういう意味では一貫してる。
268
「女性はみんなマゾで、なんだかんだ言っても最後は男性に従順になるけど、女同士になるといがみ合う」みたいな架空の女性像を本気で信じてる男なら結構見てきた。
そんなの一人二人じゃないし、決してごく一部の男性の特異例ってわけでもない。
あれこそフィクションに毒された人間の成れの果てでは。
269
最近観たアメリカ映画で、主役の親友がレズビアンという設定のものが三作品あった。
ズバズバ言いたいことを言いながら主役を助けるけど主役が繰り広げるロマンスには一切関わらない、というのは少し前までいろいろな作品で散々観てきた「主役の便利なゲイ友」の女性版だな、と少し複雑な気分になる。
270
妻や恋人に「聖女と家政婦を足して二で割ったような女性像」を求める男性を結構見てきました。
そうした異性に向けられる幻想の正体とは何か。
僕自身が同性愛者向け恋愛紹介所で直面した事実も交えて書きました。
「台所に立った女神様」と「白馬に乗った王子様」について。
tomiokasubaru.theletter.jp/posts/92ba2f90…
271
養育費も払わず家族を捨てた父は、「日本は豊かだから死のうと思っても死ねない国だよ」と言った。
残された母と僕にとっては、「気を抜いたらいつでもすぐ死んでしまう国」だった。
同じ家にいた人間ですら、男女で見える景色が違う。
母子家庭で育った僕が男として思う事。
gendai.ismedia.jp/articles/-/760…
272
女性スター歌手があまり人種差別や性差別に言及してないかのような文章に見えるけど、マドンナ、マライア・キャリー、ジャネット・ジャクソン、ビヨンセ、レディー・ガガ、テイラー・スウィフト…皆、差別に声をあげてるよ。
むしろ彼女たちの功績はそのマイノリティ性と切っても切り離せないでしょ。
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ゲイとして生きづらさを感じていた時、救いをくれたのは女性歌手でした。
彼女たちの言葉を追っていくと、必ずフェミニズムにたどり着くんです。
「男らしさ」の呪いから解放してくれた女性歌手たちについて。
男性という自身のマジョリティ性をふまえた上で書いてみました。
tomiokasubaru.theletter.jp/posts/7daf21a0…
274
自分の犯した性暴力が多くの人に知れ渡ったことで焦りを見せる輩って性的指向を問わずいるけど、結構な被害を出し、噂も広まり、本人のテリトリーではとっくに多くの人に知れ渡っていたはずなのに、その時にはなぜ焦らなかったのか。
自分が支配できる対象のことは人として見てないんだろうね。
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20代前半の頃、年上の男性から音楽や映画の話を語られる機会が何度かあった。
ただ、「あの歌手、僕も好きです!」「あの俳優、素敵ですよね~」などと返すと皆つまらなそうに話を止めてしまった。
彼らは話がしたかったわけじゃないんだな。
何も知らなそうな人間に知識をひけらかしたかっただけで。