本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(リツイート順)

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1月7日は、作家・森茉莉の誕生日。 「だいたい贅沢というのは高価なものを持っていることではなくて、贅沢な精神を持っていることである。容れものの着物や車より、中身の人間が贅沢でなくては駄目である。」(『私の美の世界』新潮文庫、P270)
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歌手の水木一郎さんが死去。ご冥福をお祈りします。 ロシアによるウクライナ侵攻後、「Z」の表記が問題視された際、水木は『週刊文春』(第64巻第14号、文藝春秋)の取材に対し、「マジンガーZ」について、「これからも『Z』を歌い、叫び続けるゼーット!」(P30)と答えた。
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「「わたしが選んだわけじゃない」と言っても、当選すれば政治家は、あなたを含めてみんなの代表として意見を言い、議会で投票します。選挙は有権者と政治をつなぐ最大のパイプですし、小さな声でも集まれば大きな力になります。そのパイプがつまるのは政治の病気です。」(『政治のキホン100』P159)
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12月1日は、藤子・F・不二雄の誕生日。 「一般に「娯楽」という言葉は「教養」と対比され、一段低く位置づけられている。これは「労働」に対する「遊び」の位置づけに似ている。いずれの場合にも前者は神聖視され、後者にはなにやら後ろめたい雰囲気がつきまとう」(『藤子・F・不二雄の発想術』P130)
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「批判って、難癖をつけるとか、文句ばかり言う、ということとは違います。正しい批判精神を失った社会は、暴走していきます。批判することは、もっとよくなるはずと、理想を持っているからできること。」(梨木香歩『ほんとうのリーダーのみつけかた』岩波書店、P30) amzn.to/3FLCZub
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「今後どういうふうな未来になるのか、どなたにもわからないのですが、これまでの変遷をしっかりと見極めることで、将来、未来性も、ちゃんと出てくるんだろうと、いうのが僕の考えです。」(かこさとし・文、『かこさとし 子どもたちに伝えたかったこと』平凡社、P98) amzn.to/3gxp96e
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熟成された岩波新書。
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「猫の倫理はいわば無私の利己主義である。自分と自分の愛する者のことしか考えないという点では、猫は利己主義者である。自分のイメージをもたないため、それを保存・拡大しようとは思わないという点では、無私である。」(ジョン・グレイ著、鈴木晶訳『猫に学ぶ』みすず書房、P89)
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サメとイルカを、海面の上から見分ける方法。尾ビレに注目。 (参照:沼口麻子『ほぼ命がけサメ図鑑』講談社、P63)
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「「叱る」という行為を理解する第一歩は、それが「他者を変えようとする手段」であると認識することです。さらに踏み込んで言うと、「叱る」という行為は、叱る側が求める「あるべき姿」や「してほしいこと」を実現するための手段です。」(村中直人『〈叱る依存〉がとまらない』紀伊國屋書店、P29)
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「誰しも多かれ少なかれ、自分の気分や他人の言動、周囲の環境を一定程度調整しながら生活しておりそれは自然なことだが、変えられない何かを変えようとし続ける時、不適切な方法で何かを無理に変えようとし続ける時、依存症に近づいていく。」(『依存症と回復、そして資本主義』光文社新書、P34)
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「グローバリゼーションだ、グローバルスタンダードだと言うが、あらゆるものを混ぜて競わせれば、その結果、生き残るのは競争力や戦闘力という"偏った特徴"が強いものばかりになる。競争で選抜されるのは、実は限られた観点から見た優位性である。」(中屋敷均『科学と非科学』講談社現代新書、P151)
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「人生とは不思議なものだ。一生懸命働いているのに、なぜか充実感より、空虚さの方が強いときがある。また反対に、失敗続きで、貧乏で、明日がまったく見えないのに、空虚さは感じず、自分の生を強烈に感じて充実しているときもある。」(綿矢りさ『憤死』河出文庫、P165)
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「もっとも嬉しいのは、みんな待ってますという一言だった。うつ病の人の見舞いに行く時はこの一言で充分である。うつの人間は自分なんて誰にも愛されていないのだと思うので、みんなあなたが好きなんだというようなことをいわれるのが、たまらなく嬉しいのである。」(『うつ病九段』文春文庫、P41)
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「ぼくの場合は、一人の人間のことに必死になっていたら、世界のことを考えざるをえなくなってくるんですね。結局、深く病んでいる人は世界の病いを病んでいるんですね。それでぼくはなんとなく社会に発言するようになってきたんですよ。」(河合隼雄・述、『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』P216)
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「正気というのは抽象概念であり、どこにも「この人こそ正気だ」という人間は存在しない。つまり正気とは非常に稀有な狂気の一形態だということもできる。他者の狂気、自分の狂気に対して寛大でなければ、とても街では生きていけないのだ。」(中島らも『僕にはわからない』講談社文庫、P73)
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現代の妖怪・通貨。 「これを馬鹿にすると貧乏というザンコクな復讐をうける、といって精神安定剤の代わりに貯めると、いくら貯めても精神が安定するという効能はないから、一生このドレイとなることがある。」(『水木しげるのニッポン幸福哀歌』角川文庫、P269)
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「人は唯一、生産せずに消費する生き物だ。乳も出さず、卵も産まず、鋤を引くには弱すぎ、ウサギを捕らえるには足が遅すぎる。それなのに、人はあらゆる動物の主だ。」(ジョージ・オーウェル『動物農場〔新訳版〕』早川書房、P12) amzn.to/3PFWNmM
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「日本の民主主義は一種の村の寄合に過ぎません。寄合というのは全員一致主義です。ですが、理を尽くした説得をするわけでも、本当の議論を尽くすわけでもありません。」(高畑勲『君が戦争を欲しないならば』岩波書店、P54) amzn.to/3fiGyz6
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「批判って、難癖をつけるとか、文句ばかり言う、ということとは違います。正しい批判精神を失った社会は、暴走していきます。批判することは、もっとよくなるはずと、理想を持っているからできること。」(梨木香歩『ほんとうのリーダーのみつけかた 増補版』岩波書店、P33) amzn.to/3nDpBjC
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「投票に行かないのも意思表示という考え方もあります。でも、考えてみてください。四〇人のクラスで三九人が投票を「やめた」と言ったら、一人の判断が全員の判断になってしまいます」(吉田文和『政治のキホン100』岩波ジュニア新書、P159) amzn.to/3Wqnpex
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「だれにでもいい顔をする人は  だれからも距離をおいている  だれにでも当たりさわりのないことを言う人は  心の奥で苦しんでいる  そしてその苦しみに気づかないでいる」 (銀色夏生『ひとりが好きなあなたへ 2』幻冬舎文庫、P46)
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「「もとにもどる」なんてこと、人にはない。前進するしかない。何かを「乗りこえる」なんてこともない。ずっと共に生きていくだけ。もう十分だよねって思ってしまった。人の命に「十分」なんてないのに。自分で勝手にそう言い聞かせる。」(伊藤詩織『裸で泳ぐ』岩波書店、P155)
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「考えてみれば、世間を維持しているのが強者です。いや、世間の甘い汁を吸って生きているのが強者であって、その甘い汁を吸っている連中の集合体を名づけて"世間"と呼んでいるわけですから、世間イコール強者なんです。だから、世間は強者を叩かない。」(『「狂い」のすすめ』集英社新書、P16)
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「インターネットが、歴史的噓が増殖するのを可能としている。というのも、インターネット上では、事実上、事前の検閲なしに、そして一切の制裁もなく、誰でも、どのような名前でも、そしてどのような内容でも投稿することが可能だからだ。」(リン・ハント『なぜ歴史を学ぶのか』岩波書店、P4)