本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(リツイート順)

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「ファンという正体不明のものに振り回されて、疲れ果ててしまうミュージシャンもいる。特に今は、長く売ろうじゃなくて、今のうちに売って使い捨てちまおうっていう発想が、業界の主流だからね。まあ、これはもちろんこの業界に限らないんだけど。」(『ロックで独立する方法』P222) #ロックの日
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7月2日は、歴史学者・藤原彰の誕生日。 「戦死よりも戦病死の方が多い。それが一局面の特殊な状況でなく、戦場の全体にわたって発生したことが、この戦争(アジア太平洋戦争:引用者注)の特徴であり、そこに何よりも日本軍の特質をみることができる。」(『餓死した英霊たち』ちくま学芸文庫、P10)
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「最も大事な点は、「人民がつねに主人」の立場であり、「議員は必ず人民に仕える人」の立場だということである。この関係を誠実に守り通していくことは、憲政を運用する上で最も大事なことだ。憲政の弊害のすべては、この関係の逆転から生ずる。」(吉野作造『憲政の本義、その有終の美』P188)
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「消費税が導入され、増税されて、それで国税収入が増えたかといえば、たいして増えていない。法人税を下げているからです。所得税の累進性をゆるめて、金持ちから取る税金を減らしたからです。」(斎藤貴男『ちゃんとわかる消費税』河出文庫、P139)
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「なるほど、この国では女性を「人」として見ていないのだ。子どもを産む、家事をする、育児をする、介護をする、たまに家計補助的な仕事もするという「役割」でしか見ていない。国が望む「役割」から外れた女性は、はっきり言ってどうでもいいわけだ。」(『シングルマザー、その後』P290)
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6月23日は「沖縄慰霊の日」。 「アメリカ軍が上陸するまぎわになって、食糧も家も準備されてない本島北部の、畑さえわずかしかない山林地帯に、多数の住民を避難させたために、餓死者が出るほどの食糧難に追いこまれました。」(池宮城秀意『戦争と沖縄』岩波ジュニア新書、P77)
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「やまゆり園事件がこの社会に残した課題は、人と人との関係性の中にある優生思想です。みんなが助けを求めることができる社会だったら、あの事件は起きなかったでしょう。」(安積遊歩・文、『季刊 福祉労働』第167号、現代書館、P43) amzn.to/3cAL5ex
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7月19日は、心理学者・河合隼雄の命日。 「100%正しい忠告は、まず役に立たないが、ある時、ある人に役立った忠告が、100%正しいとは言い難いことも、もちろんである。」「ひとつの忠告が役立つと、人間は嬉しくなってそれを普遍的真理のように思い勝ちである。」(『河合隼雄』平凡社、P42)
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「知ったかぶりをしてはならないらしい。知ったかぶりをして、ろくなことはない。とはいえ人間は、本当に知識があればとりたてて話す気にもならぬが、聞きかじりの知識だと、これを人に告げたくてたまらぬというよくない癖を持っている。」(北杜夫『どくとるマンボウ小辞典』中公文庫、P111)
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「「働く」ということは、「働いて得た結果」を目的とする行為であるが、我が国ではむしろ、「働く」ことそれ自体を尊び、それを道徳的なものとする風があり、従って「一生懸命努力する」ことがそれ自体のものとして極めて抽象的に目的とされてきたのである。」(別役実『思いちがい辞典』P67)
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「じつは、ピーマンを切ると、苦味物質が酸素と結び付いて分解されなくなってしまうのです。子どもたちの目をごまかすために小さく刻んだりすると、酸素と結びつきやすくなって、かえって逆効果です。」(稲垣栄洋『一晩置いたカレーはなぜおいしいのか』新潮文庫、P94)
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「アンパンマンは自分の顔をあげる。自分のエネルギーは落ちるけど、そうせずにはいられないから。正義には一種のかなしみがあって、傷つくもあるんです。そんなにかっこいいもんじゃない。」(やなせたかし『何のために生まれてきたの? 希望のありか』P49) amzn.to/3zaacwG
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シーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠さんが死去。ご冥福をお祈りします。 「あなたの事想うと  すごく胸があつくなるの  いつもはユーウツな雨も  サンバのリズムにきこえる  あさもやの湖に  水晶の舟をうかべて  ちょっとだけふれる感じの  口づけをかわす」 (『シーナの夢』西日本新聞社)
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「読書とは、突き詰めていくと、孤独の喜びだと思う。人は誰しも孤独だし、人は独りでは生きていけない。矛盾しているけれど、どちらも本当である。書物というのは、この矛盾がそのまま形になったメディアだと思う。読書という行為は孤独を強いるけれども、独りではなしえない。」(『小説以外』P179)
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「われわれの社会は、必要なときにガーッとやってそうじゃないときにはゆるくしているといった労働形態をゆるさない、仕事の性格おかまいなしに時間でいわば抽象的に区切る、そういう強制がはたらいています。」(酒井隆史『ブルシット・ジョブの謎』講談社現代新書、P109)
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「自尊心とは自分自身の強さと不完全さの両方をしっかりと見すえた上で、自分で行なう一つの主張なのです。まやかしの優越感を捨てて自分のプラス面を評価し、自己卑下や劣等感を感じることなく、弱い面にもスポットライトをあてることです。」(『いやな気分よ、さようなら』星和書店、P356)
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「君が生きてゆく上に必要な、いろいろな物をさぐって見ると、みんな、そのために数知れないほどたくさんの人が働いていたことがわかる。それでいながら、その人たちは、君から見ると、全く見ず知らずの人ばかりだ。」(吉野源三郎『君たちはどう生きるか』岩波書店、P96)
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「ホンネという我欲の主張が正しい行動なわけじゃないんだ。「私はホンネで生きている」なんて、かなり甘い台詞だよな。その人の周りでは、多くの人がホンネを抑えて見守っているんだよ、きっと。」(田村隆一・述、『言葉なんかおぼえるんじゃなかった』ちくま文庫、P75)
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「馬鹿は百人寄つても馬鹿なり。味方が大勢なる故、己れの方が智慧ありと思ふは、了見違ひなり。牛は牛伴れ、馬は馬連れと申す。味方の多きは、時としてその馬鹿なるを証明しつつあることあり。これほど片腹痛きことなし。」(三好行雄編『漱石文明論集』岩波書店、P290)
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「自分のことは自分でするし、他人は助けないーーということは、もちろん他人もあなたを助けてくれない。そして、自分はしっかりしているのだから、あなたもしっかりするべきだ、と必要以上に他人に厳しくなる人も多くいるだろう。」(『やさしくない国ニッポンの政治経済学』講談社選書メチエ、P106)
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「フェミニズム運動が、女性と男性を闘わせるためのものではなく、その闘いを終わらせるためのものであることを忘れてはいけない。フェミニズム運動は人と人との関係性を変えることができる。」(野﨑佐和・毛塚翠訳『ベル・フックスの「フェミニズム理論」』あけび書房、P60)
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11月24日は、歌手フレディ・マーキュリーの命日。 「批評なんて屁とも思わない、正直なところね。マスコミの後押しが重要なのは、ロックミュージシャンとして歩みはじめたときだけ。成功がやって来たら、その後の生死を決めるのはファンなんだ。」(新井崇嗣訳『フレディ・マーキュリー』P270)
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「生存が当たり前と思えるようになると、人は新しいアイデアを受け入れ、外集団に対して寛容になる。生存が不安定だと逆の効果がある。すなわち権威(独裁)主義的反射行動が促され、人々は強力なリーダーを先頭に集団内結束を固める。」(山﨑聖子訳『文化的進化論』勁草書房、P177)
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「自分だけでは実現のための人手や知恵が足りない、ということはありませんか。そのとき、人に「助けて」が言える、それこそが自立です。「助けて」がうまく言えない状態は、自立ではなく孤立です。」(竹信三恵子『10代から考える生き方選び』岩波書店、P97)
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「デザインには希望がある、そしてデザインは驚きと喜びを人々に届ける仕事である。好奇心を満載にして生きていくということが、デザインなのではないか。デザインには、未来を見る目が必要なのです。」(『三宅一生 未来のデザインを語る』岩波書店、より) amzn.to/3SBAWip