本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(リツイート順)

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建築家・磯崎新さんが死去。ご冥福をお祈りします。 「現代とは、あらゆる総合への意図が、それが達成されたかにみえた瞬間に、すでに混沌たる全体の単なる構成微粒子へ転落するという、不定形が不定形を再生産しながら、すべての固定化した論理を融解しながら運動する時代である」(『空間へ』P108)
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8月28日は、ミヒャエル・エンデの命日。 「どの人間も、他の人間の考えていることを感じる、一種の能力とでもいえばいいのか、そんな能力を持っていると思うのです。ただ、わたしたちの教育が、人生の最初の日から、学校でもどこでも、実はその能力を破壊しようとする」(『ものがたりの余白』P200)
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「一国の政権がやたら「わが国らしさを取り戻せ」などと精神論で愛国を語るときには、その裏側で、形あるものが海外の金持ちにばんばん売られているという現実がある。」(ブレイディみかこ『ヨーロッパ・コーリング・リターンズ』岩波現代文庫、P52)
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7月28日は、ジャーナリスト・宮武外骨の命日。 「入獄4回、罰金・発禁29回という輝かしい記録を持つ外骨は、本書でGHQによる検閲・削除命令を受け、日米両政府からのダブル弾圧という栄誉に浴した。」(宮武外骨『アメリカ様』の裏表紙のあらすじより) amzn.to/3zFrEKW
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「現在も、自衛官募集に対する基本的な認識、つまり若者の「愛国心」や「国防意識」に依拠することは困難であり、給与などの待遇によって魅力を打ち出していくほかないという認識は変わっていない」(布施祐仁『経済的徴兵制』集英社新書、P79) amzn.to/3vdIyh4
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本日(8月11日)から、下鴨神社・糺の森にて「第35回下鴨納涼古本まつり」が開催されます。
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「自信って、一体何なんだろうな。自分の能力が評価される、自分の人柄が愛される、自分の立場が誇れるーーそういうことだが、それより、何より、肝心なのは、自分で自分を"良し"と納得することかもしれない。」(佐藤多佳子『しゃべれども しゃべれども』新潮文庫、P220)
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「みんながやっぱ  自分は人間のクズだと思ってればさ、  素晴らしい世界が来ると  思うんだよね(笑)。」 (忌野清志郎『使ってはいけない言葉』百万年書房、P6)
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「都市においては、ほとんどすべての空間が私物化されており、そこにいつづけることは難しい。一見、オープンのように見える地下街や商店街やビルの軒下であっても、そこに長時間いれば警備員がやってきて追い出される。」(阿部彩『弱者の居場所がない社会』講談社現代新書、P118)
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「われわれは、「みかけの内発性」にだまされないようにしなければならない。みんなが好奇心・向上心を働かしているようにみえるときも、それが暗黙裡に強制されたものでないか、疑ってみることが必要である。」(波多野誼余夫・稲垣佳世子『知的好奇心』中公新書、P177)
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「批判って、難癖をつけるとか、文句ばかり言う、ということとは違います。正しい批判精神を失った社会は、暴走していきます。批判することは、もっとよくなるはずと、理想を持っているからできること。社会を愛する気持ちと反対のものではない」(『ほんとうのリーダーのみつけかた 増補版』P33)
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2月24日は、文学者ドナルド・キーンの命日。 「日本人自身がよく嘆いている日本人の島国根性は、家族をモデルにして日本人が組み立てた階層性の一つの所産である。そこには、階層の外にいる誰かを扱う方法を示した規定はないと言っていい。」(『『ニューヨーク・タイムズ』のドナルド・キーン』P69)
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11月26日は、漫画『ピーナッツ』の作者チャールズ・M・シュルツの誕生日。 「私たちは子供のころから人と自分とを比較することに慣れているため、自分が幸せかどうかさえも、人と比べて判断しがちです。しかし、幸せの尺度はひとりひとり違うもの。」(『スヌーピー』朝日文庫、P93)
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「「生理は病気ではないが, 生理痛は病気である」つまり生理痛は他人と痛みの程度を比べるものではなく, 本人が生活上困っていたら治療対象であると考えていただきたい。」(高尾美穂・文、『月経の人類学 女子生徒の「生理」と開発支援』世界思想社、P93)
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「周囲の人を無為に傷つけ、満たされることは永遠になく、壊れたラジオのように「気に入らないこと」を受信し続ける。死ぬまで。これをおそらくは不幸という。」(津村記久子『二度寝とは、遠くにありて想うもの』講談社文庫、P30) amzn.to/3JN9uu3
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「生活保護を「公助」の代表のように扱うのもおかしいと多くの人に気づいてほしいと思います。生活保護は「お上」が貧しい人に与えるものではありません。私たちの「共同財源」から配分されるものであって、その配分の基準や条件は、私たちが決めるべきなのです」(『生活保護解体論』岩波書店、P295)
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「説明責任を果たさない政府の側に問題があるときに、「国民の間にわかりづらいとの声がある」という問いかけをおこなうと、理解できない国民の側に問題があるかのような問い方となり、「これからも丁寧に説明していきたい」といったお決まりの答弁に回収されてしまう」(上西充子『政治と報道』P34)
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「人間にとって本当に必要なものは、そう多くはない。少なくとも私は「カネさえあれば何でもできて幸せになる」という迷信、「武力さえあれば身が守られる」という妄信から自由である。」(中村哲『天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い』NHK出版、P245) amzn.to/3P5odTS
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1月12日は、作家・半藤一利の命日。 「言論の自由というものは、ある日突然に奪われるというものではありません。権力によって外堀から内堀へとじりじりと埋められていって、いつの間にか「自由」は動きがとれなくなる。戦前日本の歴史がそう教えてくれています。」(『語り継ぐこの国のかたち』P207)
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「いま、日本社会に求められているのは、古い伝統的家族主義の復活ではない。にもかかわらず、現在進められている家族をめぐる動きは、本来必要な家族支援策への期待を裏切る形で展開されている」(本田由紀/伊藤公雄編著『国家がなぜ家族に干渉するのか』青弓社、P170) amzn.to/3N0PnbT
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古本まつりからの帰りにブックオフに立ち寄ることを、友人たちは「別腹」と呼んでいる。
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「誰も自分の話を聞いてくれないと思うとき、社会は敵だらけの危険な場所に見える。すると、当然のことながら、他者は悪魔的に見えやすくなる。だけど、もし誰かが十分に聞いてくれたならば、世界には理解してくれる人「も」いると思える」(東畑開人『聞く技術 聞いてもらう技術』ちくま新書、P210)
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「「ノー」と言えない人の多くは「人を拒否したらうらみを買い、仲間はずれにされる」というビリーフ(考え方)を持っている。しかし、「ノー」と言うことによって尊敬をかちとることもある。」(国分康孝『〈自己発見〉の心理学』講談社現代新書、P42)
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12月16日は、作家サマセット・モームの命日。 「人は心の中の大切なものを他者に伝えようと苦闘するが、他人は受け取るだけの力を持たない。だから、人は他者を知ることも、他者に知られることもできずに、並んでいても一緒にではなく、孤独に歩むのだ。」(『月と六ペンス』岩波書店、P270)
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「失うもののない人と争ってはならない。とうてい勝ち目はない。相手はすでに羞恥心を含めて何もかも失っているから、もはや何の憂いもない。だから、人を人とも思わぬありとあらゆる手を使う。あなたの価値ある名声をそんな恐ろしい危険にさらしてはならない。」(『賢く生きる智恵 新版』P65)