本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(リツイート順)

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「現代人はゆっくりするということも、何もせず、ボーッとしている時間を過ごすことも苦手です。何かをすることで幸福感や充実感を得ようとします。でも、何かをするのではなく、何もせずに、いるだけで幸せを感じられる場合があるはずです。」(『ハブられても生き残るための深層心理学』P219)
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「どんどん先に読み進めることができる小説が傑作ではないんです。気持ちが昂揚して、あるいは整理がつかなくなって、思わず本を閉じてしまう。そのようにしか読めない小説こそ、かけがえのないものです。」(中村邦生『はじめての文学講義 読む・書く・味わう』岩波書店、P116)
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「誰かの発言や芸を「面白くない」「つまらない」と一言で切ってしまえば、それで終わりですが、「わからない」という受け止め方だと将来に繫がる。つまり、将来わかる時がくるかもしれない可能性が残される。」(家近良樹『歴史を知る楽しみ 史料から日本史を読みなおす』ちくまプリマー新書、P156)
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「人の評価と自分の価値の本質はまったく別ものであることを知っていないと、自由に生きていくことはできませんし、他の人の評価に左右されているようでは自分のしたいことができず、自分のしていることや自分の価値を自分では決められないことになります。」(岸見一郎『哲学人生問答』講談社、P149)
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「たとえば道徳の授業では、「共感」する能力が強調されますが、それは「やさしい気持ちで人に接すればいい」という話ではないのです。ちゃんと「知識」をもったうえでないと、他者に対して想像力を働かせることはできないし、「やさしく」することもできません」(『心の病気ってなんだろう?』P284)
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平野レミが語る「子どもたちには大事なものがちゃんと見えている」という話。 (参照:『おいしい子育て』ポプラ社、P121)
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4月16日は、喜劇俳優・チャップリンの誕生日。 「わたしにとって貧困とは、魅力的なものでも、自らを啓発してくれるものでもない。それから学んだのは、価値をゆがめてしまうこと、そしてお金持ちやいわゆる上流階級の美徳と品位を過大評価してしまうことだけだ。」(『チャップリン自伝』P206)
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8月23日は、絵本作家ディック・ブルーナの誕生日。 「どんな境遇におかれても、夢をあきらめることはできません。前向きに努力を続ければ、たとえ時間がかかったとしても、道が開ける可能性は大きいのです。私がそうでした。」(『夢を描き続ける力』KADOKAWAより)
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「明治時代に、東京の上野動物園では、キリンを購入しようとしていたが、あまりに高価で買うことができない。そこで、この動物は聖獣の「麒麟」とされていた動物であると宣伝して予算を獲得し、キリンの購入を実現したのである。」(稲垣栄洋『モンスターにされた生き物たち』二見書房、P164)
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「女の幸せなんてものはね……などと切り出される意見あるいは忠告みたいなものが役立つということは一切ありません。言い訳の練習にはなります。」(五味太郎『さらに・大人問題』講談社文庫、P178) amzn.to/3S6ysZb
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8月13日は、看護教育学者・ナイチンゲールの命日。 「迷信の多くは間違った知識,いい加減な観察,「BはAの後に起こった. よってAはBの原因である」という論法によるものである. 観察しない人にかぎって迷信深い.」(『看護覚え書 決定版』医学書院、P202)
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6月25日は、作家ジョージ・オーウェルの誕生日。 「わたしが「愛国心」と呼ぶのは、特定の場所と特定の生活様式にたいする献身的愛情であって、その場所や生活様式こそ世界一だと信じてはいるが、それを他人にまで押しつけようとは考えないものである。」(『オーウェル評論集』岩波文庫、P308)
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「元気なふりをしたり、気を遣ったり、疲れたりするから、僕は極力ひとりでいたいんだ。たまにさびしくなるけど、僕はひとりが好きなんだ。こんなふうに寝ころんで、天井を見上げる。物の影がのびて、動物に見える。」(銀色夏生『ひとりが好きなあなたへ』幻冬舎文庫、P53)
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「人間の料理の核にあるのは、明確に毒に近い「腐敗したもの」である。そして人間は、すれすれに毒であることを認識しているアルコールを飲み、ある文化では麻薬的なものを好んで摂取し、過剰なカロリーが危ないといわれても砂糖を摂取しつづける。」(檜垣立哉『食べることの哲学』世界思想社、P175)
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「私たち人間が求めるのは、たんに「うまく」生きること、つまり費用対効果を計算して「要領よく」生きることだけではない。私たちは、「うまく」生きることよりも、むしろ「よく」生きること・「いい人生」を求めている。」(大庭健『善と悪ーー倫理学への招待』岩波新書、P207)
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1月10日は、数学者・森毅の誕生日。 「相手の心を傷つけないようにするのではなくて、傷つかないような関係を相手ととり結ぶこと、それにはときに傷つけあうかもしれぬ危険もあえて引きうける、そうしたなかにこそ、本当のやさしさがあるのではないか」(『チャランポランのすすめ』ちくま文庫、P150)
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「我々が芸術に求めるのは自己の拡張であるのに対して、娯楽に求めるのは、自己の維持だ。このどちらも、我々にとって大切であるのは言うまでもない。そのときどきの状況と必要に応じて、作品を選んだり、同じ作品でも芸術として接するか、娯楽としてかを、選べばよい」(『美学の練習』春秋社、P213)
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6月25日は、歌手マイケル・ジャクソンの命日。 「みんな自分の能力を疑いすぎるのです。自分で自分を疑っていては、最善を尽くすことなどできないんです。自分が信じなかったとしたら、誰が信じてくれるのでしょう?」(『ムーンウォーク 新装版』河出書房新社、P196~197)
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9月10日は世界自殺予防デー。 「自殺すると言う人は本当は自殺しないーーこれはかなり広く信じられている誤解です。」「自殺した人の八割から九割は実際に行動に及ぶ前に何らかのサインを他人に送ったり、自殺するという意思をはっきりと言葉に出して誰かに伝えているのです。」(『自殺の心理学』P5)
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4月24日は、植物学者・牧野富太郎の誕生日(植物学の日)。 写真は、自由民権運動に取り組んでいた、21歳頃の牧野富太郎(中央)。 のちに、「政治論争の時間を、植物研究に向けるべき」として、運動から脱退した。 (参照:『牧野富太郎 植物博士の人生図鑑』平凡社、P38)
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「日本の入管収容施設は、まさに「絶望工場」だ。人権を奪い、時に命を奪う。日々、「絶望」をつくり出している。それこそが入管の本質であり、歴史そのものだ。絶望と死を量産する収容施設など、やはり一度「解体」すべきでないのか。」(安田浩一・文、『外国人差別の現場』朝日新書、P54)
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「どんなにすぐれた人と出会っても、それが「出会い」になるとは限らない。こちら側にも用意がなければならない。「人が、人と出会う」、そしてそこから「学び」ということが起こるには、その双方に、理由と準備がなければ、ダメなのです」(加藤典洋『もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために』P114)
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「人間は一人一人にちがつた肉体と、ちがつた神経とをもつて居る。我のかなしみは彼のかなしみではない。彼のよろこびは我のよろこびではない。人は一人一人では、いつも永久に、永久に、恐ろしい孤独である。」(河上徹太郎編『萩原朔太郎詩集』新潮文庫、P17)
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「自分が嫌いだったものを、子供には好きになってほしい、というのも、虫が良すぎる。自分ができなかったことを子供には実現してもらいたい、と考えるような親の言うことを聞く子供はいない。たとえいたとしても、大した大人にならない子供である。」(森博嗣『勉強の価値』幻冬舎新書、P90)
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「若い時代が人生で一番いい時だなんて、輝いている時だなんて、一体全体誰が言ったのだろう。たとえいい時だったのだとしても、それを教えてくれる大人は誰もいなかった。大人たちは、劣るものとして、わたしたちを扱った。」(松田青子『女が死ぬ』中公文庫、P196) amzn.to/3dO2DF7