本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(リツイート順)

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知人の古本屋店主と話していたとき、「「紙の本」という呼び方が好きじゃない。電子書籍の存在に引きずられている」という言葉に接したことがある。 上記の「紙の本」や「回転しない寿司」「白黒テレビ」のように、新しく登場したモノ・コトに対応して生み出された呼び名を「レトロニム」という。
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「日本では、既婚女性の就業率が上昇すると、家族の絆が弱まり、家族メンバーが孤独化し、ウエルビーイングが低下すると考えられる傾向がある。しかし、この考え方は、家族の親密性のためには専業主婦が必要という前提に基づいている。」(宮坂靖子編著『ケアと家族愛を問う』青弓社、P239)
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「権力者が人々を操ろうとするとき、「無知は力」となります。自分の頭で物事の本質を考えようとせず、政府やメディアの言うことを鵜呑みにして動く人々は、為政者にとっては支配しやすい存在です。逆に、人々が意思を持って生きようとするとき、「知識は力」となります。」(『なぜ学ぶのか』P30)
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「民主主義に必要な3つのポイント ①ものごとを決めるプロセスの透明化 ②参加を通じた当事者意識 ③責任をもつこと」 (参照:宇野重規『そもそも民主主義ってなんですか?』東京新聞、P148)
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「あらゆる戦争は,起こすのは簡単だが,やめるのは極めてむずかしい.戦争の始めと終わりは, 同じ人間の手中にあるわけではない. 始める方は, どんな臆病者にもできるが, やめる方は, 勝利者がやめたいと思う時だけだ.」(柳沼重剛編『ギリシア・ローマ名言集』岩波書店、P134)
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「ほかの作家を模倣するのをためらってはいけない。模倣は、アートや技能を学ぶ人にとっては何かを創造する行為の一部なのだ。バッハもピカソも、最初から完璧なバッハやピカソとして現れたわけではない。彼らにもお手本が必要だった。」(『誰よりも、うまく書く』慶應義塾大学出版会、P269)
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「差別には、同化と排除の二つがあります。一つは「自分たちと同じようになれ」。もう一つは、「同じようになれないなら、どこかへ行け」というものです。いずれも社会環境を定数と見なすアプローチで、多様性を阻害するという意味では同じです」(熊谷晋一郎・文『わたしの身体はままならない』P35)
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「謙虚とは、人のまえで、己れを無にするとか低く見せることでは絶対にない。むしろ自分の責任において、己れを主張することだ。そう断言します。謙虚とは権力とか他人に対してではなく、自分自身に対してこそ、そうあらねばならないことなのです。」(岡本太郎『孤独がきみを強くする』興陽館、P82)
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平沢進(Susumu Hirasawa)の鋭い指摘。 「頻繁に遭遇する「もっと便利に、もっと自由に」という言葉が実は自己否定だということに気づけるかどうかが重要なんです。「このサービスは自分の生活を拡張してくれる」と安直に考えてしまったら、その時点で敗北しているのと同じ」(『kotoba』No.45、P50)
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「自分だけでは実現のための人手や知恵が足りない、ということはありませんか。そのとき、人に「助けて」が言える、それこそが自立です。「助けて」がうまく言えない状態は、自立ではなく孤立です。」(竹信三恵子『10代から考える生き方選び』岩波書店、P97)
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「人間らしい善意はだれにでもあり、全体として断罪される可能性の高い集団にも、善意の人はいる。境界線は集団を越えて引かれるのだ。したがって、いっぽうは天使で、もういっぽうは悪魔だった、などという単純化はつつしむべきだ」(ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧 新版』みすず書房、P144)
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「批判って、難癖をつけるとか、文句ばかり言う、ということとは違います。正しい批判精神を失った社会は、暴走していきます。批判することは、もっとよくなるはずと、理想を持っているからできること。社会を愛する気持ちと反対のものではない」(『ほんとうのリーダーのみつけかた 増補版』P33)
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敗戦後の「日本分割占領案」。 (参照:成田龍一『戦後史入門』河出文庫、P42)
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7月31日は、民俗学者・柳田國男の誕生日。 「書物で学問をしようとする者は、よっぽど用心せぬとたちまち概念の虜になってしまう。殊に我々常民の先祖は随分よく苦しみ、また痛切なるいろいろの実験をしたが自身ではそれを書残しておいてくれなかった。」(『都市と農村』岩波書店、P15)
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「おそらくはメディアの影響でしょうか、権力者に「お友達感覚」をもち、その人間性に過剰な思い入れを抱いてしまう。そして、権力者のすることに問題があれば批判するという当たり前の行為を「悪口」と感じてしまう。」(藤本一勇訳『茶色の朝』大月書店、P44)
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「右派や保守は「愛国」「日本を守る」「家族を大切に」などと唱えているが、霊感商法で日本国民に深刻な精神的・金銭的被害を与え、家族関係や人間関係を破壊してきた統一教会と手をたずさえているようでは、国民のコンセンサスは得られないであろう」(鈴木エイト:文『徹底検証 日本の右傾化』P351)
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「パパとママが愛し合っていなくてもいいんです。一緒に住んでなくてもいいんです。それこそいなくたっていいんです。穏やかならばいいんです。不安定な状態でなければいいんです。それなりの事情がわかっていればいいんです。」(五味太郎『さらに・大人問題』講談社文庫、P67)
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「猫と人間の交友関係が結ばれると、その人の人生はリッチになり、長生きになる。なぜなら、自分が飼い猫よりも長く生きようとするようになるからである。猫などを飼っている人たちは、愛する動物たちよりも長生きをすることが義務の一つになってくるのである。」(森村誠一『ねこの証明』P102)
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9月3日はドラえもんの誕生日。 「自分の意見をしっかり持つということと、  相手の意見を認めないということは、  まったくちがうんだ。」 (『じょうずに話せ、発表できる』小学館、P127)
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「陸軍では、特攻隊員を送りだす司令官や参謀はこぞって、「君たちのあとにわれわれもつづく」と約束しています。しかし結果的に、そうした司令官のなかで自ら率先して特攻隊員の後を追って行動を起こした者はいませんでした。」(保阪正康『若い人に語る戦争と日本人』ちくまプリマー新書、P166)
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「人間という生き物の本質は、助け合いです。しかし、現代社会では、「人に迷惑をかけてはいけない」ことが強調され、「自立」するという意味が少し曲解され、どんどん窮屈な生き方へと追い込まれているように感じます。」(鎌田實『相手の身になる練習』小学館、P127)
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「自分が幸せだと思いたいのか、人から幸せだと思われたいのか、その区別ができていない人が多い、と感じます。自分が満足したいのか、人から羨ましがられたいのか。」(銀色夏生『私たちは人生に翻弄されるただの葉っぱなんかではない』P15)
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「早く効率よくやることだけが上手な時間の使いかたじゃないと思うよ  時間をわすれて遊んだり  好きなことにむちゅうになるのだってりっぱな時間の使いかただよ」 (沼田晶弘監修『ちびまる子ちゃんの時間の使いかた』集英社、P154)
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「いったん戦争がおこってしまうと、戦争に異議をとなえることはたいへんむずかしく、戦争に協力するしか道は残されていない。そして、戦争に協力しているうちに、やがてみずから率先して積極的に戦争を推進するようにもなってゆくのである。」(大島孝一『戦争のなかの青年』岩波書店、P5)
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「人間が自然を守る」「環境問題について語るとき、よくそういう言い方をする。でもそれは、ほとんど発想として間違いなんだと思います。人間が自然にかける負荷と、自然が許容できる限界とが折り合わなくなるとき、当然敗者になるのは人間です」(『音楽は自由にする』P245) amzn.to/3K765a9