本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(リツイート順)

426
「人の評価と自分の価値の本質はまったく別ものであることを知っていないと、自由に生きていくことはできませんし、他の人の評価に左右されているようでは自分のしたいことができず、自分のしていることや自分の価値を自分では決められないことになります。」(岸見一郎『哲学人生問答』講談社、P149)
427
2月17日は、詩人・茨木のり子の命日。 「ぱさぱさに乾いてゆく心を  ひとのせいにはするな  みずから水やりを怠っておいて  気難かしくなってきたのを  友人のせいにはするな  しなやかさを失ったのはどちらなのか」 (谷川俊太郎選『茨木のり子詩集』岩波文庫、P171)
428
12月9日は、作家・夏目漱石の命日。 「馬鹿は百人寄つても馬鹿なり。味方が大勢なる故、己れの方が智慧ありと思ふは、了見違ひなり。牛は牛伴れ、馬は馬連れと申す。味方の多きは、時としてその馬鹿なるを証明しつつあることあり。これほど片腹痛きことなし。」(『漱石文明論集』岩波書店、P290)
429
「日本人は、口に出さずに胸の内にしまっておくのを「大人になる」と勘違いしている。腹の中は煮えくり返っているのに、表面上は穏やかな顔をしてよ。それで、「人生とはそういうものだ」と、悟ったようなこと言ってやがる。そんなの美徳でもなんでもないからな。」(『キャラは自分で作る』P37)
430
「労働者が自分の妻を食べさせているという概念は間違っている。労働者が妻を扶養しているのではなく、妻が、労働者が働きに出られるように扶養しているのだ。言い換えれば、妻が夫に依存しているのではなく、夫が妻に依存している」(『主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら』P136)
431
「NOを言えない人に知ってほしい、「お断り」の態度の強さレベル」 (参照:鈴木裕介『我慢して生きるほど人生は長くない』アスコム、P55)
432
「いまの若い人はよく論破するって言うじゃない? でもあれは無駄。理論で負かしても無駄なの。うらまれるだけ。一所懸命理論で勝って、相手を屈服させても、結果うらまれるだけだったら時間の無駄だよ。理論って意外と役に立たない。」(松本隆・述、『喫茶店で松本隆さんから聞いたこと』P81)
433
「人から受けた恩は別の人間に返しな。でないと世間が狭くなるよ」 「厚意とか思いやりなんてのは、一対一でやり取りするようなもんじゃないんだよ。それじゃあお中元やお歳暮と一緒じゃないか」 (中山七里『護られなかった者たちへ』宝島社文庫、P262)
434
「人は「考えたことを書く」のではなく, いわば, 「考えるために書く」のである. 書くということを通じてこそ, 人は自分の考えを進めたり, 新しい考えを出したりできる. 逆に言うと, 考えがまとまらないとか, 進まないというときには, 書いてみるのがいちばんなのである」(『勉強法が変わる本』P186)
435
「何でもないことは流行に従う、  重大なことは道徳に従う、  芸術のことは自分に従う。」 (小津安二郎・述、『小津安二郎 大全』朝日新聞出版、P498)
436
4月3日は、作家・中島らもの誕生日。 「正気というのは抽象概念であり、どこにも「この人こそ正気だ」という人間は存在しない。つまり正気とは非常に稀有な狂気の一形態だということもできる。他者の狂気、自分の狂気に対して寛大でなければ、とても街では生きていけない」(『僕にはわからない』P73)
437
「批判って、難癖をつけるとか、文句ばかり言う、ということとは違います。正しい批判精神を失った社会は、暴走していきます。批判することは、もっとよくなるはずと、理想を持っているからできること。社会を愛する気持ちと反対のものではない」(『ほんとうのリーダーのみつけかた 増補版』P33)
438
「今の日本では、一番弱いものに重荷を押しつけ、「あんなものを背負いやがって、あいつはばかだ」と蔑視し差別する。子どもや老人の世話を女に押しつけ、重荷のために身動きがとれないと訴えられると、無能だとばかにする。」(山中恒『昔ガヨカッタハズガナイ』KKベストセラーズ、P129)
439
「絶望しないことだ。おまえが絶望しないことにも、絶望しないことだ。もうすべてがおしまいになったように見えても、それでもまだ新しい力が押しよせてくるものだ。それこそ、おまえが生きている、ということなのだ。」(辻瑆編訳『カフカ 実存と人生』白水社、P165)
440
「誰かを誹謗中傷することによって「勝った」気になろうとしていることを自覚したなら、まず自分自身の不安から生じた言動ではないかと疑ってみるべきである。自分と相手のスキルの違いを慎重に見比べた結果として誹謗中傷が飛び出してくることは滅多にない。」(『個性という幻想』講談社、P272)
441
「日本では人権が思いやりや他者への配慮という一人ひとりの意識や道徳の問題と捉えられているが、国際的に人権とは一人ひとりに与えられた権利であると同時に、国に課せられた義務と理解されている。」(谷口洋幸・文、『クィア・スタディーズをひらく 2 結婚, 家族, 労働』晃洋書房、P37)
442
「大切なことは、「人権」とは、その国のその時代に、やむにやまれず発した人々のうめき声であり、人権にしておかないと人間らしい生活が絶対にできないと考えた結果を、その時点で法的文書に書き残したものだ、ということである。」(『新版 主権者はきみだ』岩波ジュニア新書、P59) #世界人権デー
443
「強調しておこう。いじめの被害者は悪くない。たとえ、被害者自身がいじめを招くような行動をしていたとしても、である。たとえば、どんなに嫌な人であっても、私たちはその人を傷つけることはできない。」(和久田学『学校を変える いじめの科学』日本評論社、P44)
444
「他人に注意する者は、それが正しい要求であると信じていればいるほど、覚悟しなければならない。自分はいまたいそう傲慢な行為に出ているのだから、無傷で相手を動かすことができるというおめでたい期待などしてはならないこと、を」(中島義道『カイン 自分の「弱さ」に悩むきみへ』新潮社、P94)
445
「酒をやめるためには、飲んで得られる報酬よりも、もっと大きな何かを、「飲まない」ことによって与えられなければならない。それはたぶん、生存への希望、他者への愛、幸福などだろうと思う。飲むことと飲まないことは、抽象と具象との闘いになるのだ。」(『今夜、すべてのバーで 新装版』P250)
446
「全般的に言って、朝はなんとなく本を読むのに向かない。朝の読書は人にとって時間の無理な使い方のような気がする。だんだんと日中になっていって初めて、本を読む能力がゆっくりと育っていき、ふつう夜になって最高になる」「読書人は夜行性の動物に属する」(『いろいろな人たち』平凡社、P120)
447
「自由には二種類あるのです」「無秩序の時代にあったのは、したいことをする自由でした。今、あなた方に与えられつつあるのは、されたくないことをされない自由なのです。それを過小評価してはいけませんよ」(マーガレット・アトウッド著、斎藤英治訳『侍女の物語』早川書房、P54)
448
「誰かを誹謗中傷することによって「勝った」気になろうとしていることを自覚したなら、まず自分自身の不安から生じた言動ではないかと疑ってみるべきである。自分と相手のスキルの違いを慎重に見比べた結果として誹謗中傷が飛び出してくることは滅多にない。」(『個性という幻想』講談社、P272)
449
8月5日は、岩波茂雄により「岩波書店」が創業された日。 1918年4月時(開業年は1913年)の岩波書店の様子。 (参照:植田康夫・紅野謙介・十重田裕一編『岩波茂雄文集1 1898-1935年』岩波書店、Pⅶ)
450
「よく、人権というと、「権利、権利と主張しすぎ」といったことが言われます。しかし、日本にはそもそも、「性別」や「人種」といった個別の人権に関する法律が少なく、人権一般をカバーする法律も、かなり乏しい状況にあります。」(神谷悠一『差別は思いやりでは解決しない』集英社新書、P50)