本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(新しい順)

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評論家の渡辺京二さんが死去。ご冥福をお祈りします。 「国家は幻想だといえば、それから簡単に解放されたような気分になるのは錯覚です。幻想だからこそ厄介なのです。幻想というのはすべて現実に出現の根拠を持っていますから、すこぶる頑強なのです。」(『近代の呪い』平凡社新書、P49)
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「疲れのために、わたしがなぜこうして工場の中に身をおいているのかという本当の理由をつい忘れてしまうことがある。こういう生活がもたらすもっともつよい誘惑に、わたしもまた、ほとんどうちかつことができないようになった。それは、もはや考えることをしないという誘惑である。」『工場日記』P58
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「生活保護がまったく機能しない社会を想像してみればよい。それは貧困にストッパーがなく、人々は生きるために「どんな手」でも使わなければならない社会である。犯罪が増え、病気になっても医療が受けられずに、尊厳もなく人が道端で死んでいく。」(今野晴貴『生活保護』ちくま新書、P6)
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12月24日は、作家・安野光雅の命日。 「本を読むことは、ひとりの仕事ですから、競争にはなりません。また、表面だけきれいにするお化粧に比べて、本を読んでいることは、ほかの人にはわかりません。けれども心の中は美しくなり、ひそかに誇りを持つことができるのです」(『かんがえる子ども』P104)
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「クリスマスを絶対に楽しめない唯一の女性。それはサンタクロースの夫人であろう。とんでもない男といっしょになっちゃった。だから、時には亭主にこうも言いたくなるだろう。「買いおきの材料がなくなったので、きょうの夕食はトナカイのステーキにしたわよ」」(星新一『進化した猿たち』P224)
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「日本のクリスマスのひとつの区切りは1906年にある。ここが、キリスト教と関係のない日本的なクリスマスが本格的に始まった年である。1906年以降、クリスマスは"羽目をはずしていい日"として日本に定着していく。原因はあきらかである。ロシアに戦争で勝ったから」『愛と狂瀾のメリークリスマス』P97
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「憎しみに立ち向かうただひとつの方法は、憎む者たちに欠けている姿勢をとることだ。つまり、正確に観察すること、差異を明確にし、自分を疑うのを決してやめないこと。こういった姿勢によって、憎しみは次第にひとつひとつの要素に解体されていく。」(カロリン・エムケ『憎しみに抗って』P15)
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本を粗末にする輩を襲う「本の化物」。 (参照:巖谷小波『日本イソップ物語』学芸社、P195)
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「…不公平があるって事実をまっすぐ見つめて、それでもあきらめずにたたかうこと。  …自由は、だまっていてももらえるものじゃないんだって気づくこと。  …自分の自由だけじゃなく、みんなの自由の責任も、ぼくらはみんな負っているんだってあたまに入れておくこと」 (『自由って、なに?』P77)
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「我々の自己責任の語り方に顕著な特徴の一つは、個人の行動には関心を向けても、一連の結果の総体を生み出した広範な構造的変化には無関心、というものである。貧困者をめぐる議論は見る間に、それがどんな点で当然の報いと言えるのかについての長広舌になってしまう。」(『自己責任の時代』P175)
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「ひきこもっていない人々が抱きやすい「ひきこもり」への否定的な感情とは、どういう形であれ〈社会参加〉できている自分を基準にして一方的に当事者を評価し、彼/彼女らがなぜ〈社会参加〉できない(しない)のかを問う視点の欠如から生じていると言える。」(『ひきこもりの〈ゴール〉』P38)
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12月20日は、映画監督・伊丹十三の命日。 「大人を緊張させ、ゆとりを取り上げ、競争に駆り立て、常に現状に不満の心を抱かせ、おびえさせ、将来の安心を絶対に与えなければ、子供は当然、大人の不安を反映した競争原理に組み込まれ、たちまちイライラと萎縮してゆく。」(『伊丹十三選集 三』P260)
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「ほどよく距離があるとき、人は不思議とやさしくなれるものです。誰かと関わるとき、その対象との距離感をはかりながら、もっと近づきたいと押しすぎたり、自分なんてと引きすぎたり、ときに間違い、修正しながら人間関係を織りなしていく。」(『ほどよく距離を置きなさい』サンマーク出版、P1)
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「ほんとうに悲しいときは言葉にできないぐらい悲しいといいます。ですから、小説の中で「悲しい」と書いてしまうと、ほんとうの悲しみは描ききれない。言葉が壁になって、その先に心をはばたかせることができなくなるのです。それはほんとうに悲しくないことなのです」(小川洋子『物語の役割』P65)
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「考えてみれば、友だちというものは無駄な時をともについやすものなのだ。」「友だちというものはお金になるわけでもなく、社会的地位向上に役立つものでもない。もしそのように友人を利用したら、それは友情とは別のものである。」(佐野洋子『友だちは無駄である』ちくま文庫、P213)
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12月19日は、漫画家・中沢啓治の命日。 「日本人全体の中に、戦争責任の問題意識が、まったく薄らいでしまっている。戦争で甘い汁を吸って味をしめている人々がいるから、また軍備だ、国を守るために戦争をやれといいだす。」(『はだしのゲンはピカドンを忘れない』岩波書店、P53~54)
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「世界的に見ても、無償労働の75%は女性が担っており、女性が毎日3~6時間を費やしているのに対し、男性は平均30分~2時間にすぎない。こうした格差は子どものころから始まり(5歳の少女でさえ、兄弟たちよりも家の手伝いをよくする)、年齢とともに差が広がっていく。」(『存在しない女たち』P85)
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かこさとしの描く「パン」が可愛い。 (参照:『現代思想』第45巻第17号、P5)
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「投票に行かないのも意思表示という考え方もあります。でも、考えてみてください。四〇人のクラスで三九人が投票を「やめた」と言ったら、一人の判断が全員の判断になってしまいます」(吉田文和『政治のキホン100』岩波ジュニア新書、P159) amzn.to/3Wqnpex
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「「わたしが選んだわけじゃない」と言っても、当選すれば政治家は、あなたを含めてみんなの代表として意見を言い、議会で投票します。選挙は有権者と政治をつなぐ最大のパイプですし、小さな声でも集まれば大きな力になります。そのパイプがつまるのは政治の病気です。」(『政治のキホン100』P159)
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「知的文章を書く人には、起承転結はすすめられない。第一に、関係ないような話題から入る必要がない。もっとストレートに、起と転を除いて、結論から入り、結論で終わる「結承結」のように書くと、分かりやすい文書になる。」(黒木登志夫『知的文章術入門』岩波新書、P69)
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「いい本だからといって義務的に読むべきではないと思います。その人にとって良書というのは、決していい本のことではない。それはその人が持っている問題意識を疼かせる本のことを言うのです。」(遠藤周作『人生には何ひとつ無駄なものはない』朝日文庫、P271)
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「私は、「私は差別なんてしない」などといった「自分は違う」的な発言をする(一見したところ意識が高いように見える)人こそ、危険であると思っています。誰もが「差別」と受け止められる発言をしてしまう可能性があり、誰もが危機意識を持つべきなのです。」(『いまを生きるカント倫理学』P201)
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「学力というと、問題の解き方がわかっていて、すいすいと解いていくことのように思われているが、そんなものは学力のうちに入らない。まちがったり迷ったりするのは当然であって、早くまちがいに気づいて直せるとか、迷ってもなんとか抜けだせるのが学力だ。」(森毅『21世紀の歩き方』青土社、P50)
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「本当に好きなものに溺れると、中身をちゃんと見抜くことが出来るようになる。どうしてこんなに惹きつけられるのか、不思議だ、不思議だと思うから、もっと深く知りたいという気持ちがわいて勉強にもなるんです。」(田辺聖子『歳月がくれるもの』文春文庫、P52) note.com/honnoinosisi55…