本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(新しい順)

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作家の大江健三郎さんが死去。ご冥福をお祈りします。 「生きてゆく上での危機は、いったん乗り越えてしまえば痛みと同じく思い出すのさえ難しい、したがって自殺ということは決してすすめられない、というのがこれまで生きてきての確信です」(『懐かしい年への手紙』講談社文芸文庫、P593)
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「SNSって、まだ煮詰まっていない自分の思いを簡単に出してしまえるから、深く考える前に書き終えてしまうんだよね。それがたとえ、ポジティブなものであろうが、ネガティブなものであろうが、大きくなる前に摘まれてしまうのよ。」(マツコ・デラックス『デラックスじゃない』双葉文庫、P184)
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フランスの女性ジャーナリスト・アンドレ・ヴィオリスが、1932年に来日した際の取材録。 「自分の義務を果たさない、あるいは果たすのを忘れている代議士と、自分の権利を自覚していない有権者。これが日本の議会政治の結果です。民衆の心は議会から離れてしまいました」(『1932年の大日本帝国』P95)
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「人間関係をスッキリし過ぎると孤独になってしまうし、自分らしくいようとし過ぎると、心が貧しくなってしまう。シンプルすぎる心には余裕がありません。スッキリは心を守ってもくれるのですが、時と場合によっては心を損なってしまう。」(『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』P208)
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3月11日は、作家ダグラス・アダムスの誕生日。 「これはよく知られた事実であるが、人を支配したがる人は、人を支配したがっているというその事実によって、人を支配するのにふさわしくない人である。」(安原和見訳『宇宙の果てのレストラン』河出文庫、P272)
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「よい友人、よい友情に恵まれるには、自分にその値打ちがなければならぬ。類は友を呼ぶ、で、いいかげんな人間にはいいかげんな友人しか集まってこない。よい友人に恵まれるには、自分が誠実で、その友情を育てようとする、熱意がなくてはならない」(田辺聖子『上機嫌な言葉 366日』文春文庫、P90)
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「先の東日本大震災の後、避難所で生活する人たちは食べる物や着る物とは別に、本を渇望した。地震で滅茶苦茶になった店から本を段ボールに詰めて届けると、多くの人に喜ばれ、あっという間になくなったという。本は必需品。」(安藤祐介『本のエンドロール』講談社文庫、P505)
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「川へ飛びこんだ人で、助かった人はそう多くはない。両岸から火焰と熱風と黒煙が川面を吹きなぐり、水面から首だけ出していた人は、一瞬に髪を焼かれて死んだ。」(早乙女勝元『東京大空襲ー昭和20年3月10日の記録ー』岩波新書、P152)
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森山至貴『10代から知っておきたい 女性を閉じこめる「ずるい言葉」』(WAVE出版)の裏表紙。
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「自分でコントロールできそうにないことを、夜中にまで考えなくていい。陽の高いうちにうんと悩んで、せめてまぶたを閉じる夜くらいは、とんちんかんな夢みたいなことを思い浮かべて、心の荷物を軽くしよう。悩み事に心身を占領されないようにしよう。」(『ただしい暮らし、なんてなかった。』P27)
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3月8日は漫画家・水木しげるの誕生日。 「死にたいという者に、「生きていたら必ず幸せになる」と言うことは、実はとても難しい。死ぬのもそんなに悪いことではない。死というのは無に帰ることだから、良くも悪くもない。生きていても無に近い人だっている」(『人生をいじくり回してはいけない』P28)
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「男性にも女性にも、繊細でいられる自由があるべきです。そして男性にも女性にも、強くいられる自由がなくてはいけません。今や性別は、二つの相反する理想ではなく、ひとつの連続するスペクトラムとしてとらえる時代です。」(エマ・ワトソン:述、『だから私はここにいる』P150) #国際女性デー
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「パパとママが愛し合っていなくてもいいんです。一緒に住んでなくてもいいんです。それこそいなくたっていいんです。穏やかならばいいんです。不安定な状態でなければいいんです。それなりの事情がわかっていればいいんです。」(五味太郎『さらに・大人問題』講談社文庫、P67)
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「人の評価と自分の価値の本質はまったく別ものであることを知っていないと、自由に生きていくことはできませんし、他の人の評価に左右されているようでは自分のしたいことができず、自分のしていることや自分の価値を自分では決められないことになります。」(岸見一郎『哲学人生問答』講談社、P149)
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親が「奨学金の返済減免」を頼って、出産したのが自分である、と気づいたときの子どもの心情が想像できないのだろうか。「奨学金制度」そのものの見直しに着手しなければ、親がした苦しい判断を、子ども世代も選択せざるをえなくなる。罪悪感を伴う出産を連鎖させてはいけない。
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3月2日は、漫画家・みなもと太郎の誕生日。 「どんな国家元首でも国が栄える事を願ってる それは確かだ そしてその方法は二つきりしきゃねえのさ 民百姓から絞り取って国を栄えさせるか 民百姓を豊かにして国を栄えさせるかだ」(『風雲児たち 幕末編 34巻』より)
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「しばしば誤解されていますが、人に依存することは決して悪いことではないのです。ところが、依存症になる人はそれができません。人には誰にも頼らずに、アルコールや薬物という「物」だけで自身の苦境を支えようとしてしまうのです。」(松本俊彦『薬物依存症』ちくま新書、P322)
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「ペンは剣より強い方がいいんでしょうか?」という問いに対する村上春樹の回答。 (参照:『村上さんのところ』新潮社、P42)
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「自殺すると言う人は本当は自殺しないーーこれはかなり広く信じられている誤解です。」「自殺した人の八割から九割は実際に行動に及ぶ前に何らかのサインを他人に送ったり、自殺するという意思をはっきりと言葉に出して誰かに伝えているのです。」(高橋祥友『自殺の心理学』講談社現代新書、P5)
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経済的理由で大学院進学を諦めようとしている学生に対し、何回か教員や院生が「お金がないなら仕方がない。運も実力のうち」と言うのを目にした事がある。学生が自身で「運も実力のうち」と納得するならともかく、他人に向かって使う言葉ではない。数年間の大学生活を蔑ろにする言葉だ。
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「言葉にできる女性をただ「強い女性」として見るのではなく、言葉にできない/しない女性のことを「弱い女性」と見るのでもなく、言葉にすることの痛みも伴った/伴っているのではないかと考えを巡らせる必要がある。」(安達朗子・文、『障害学研究17』明石書店、P24)
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「猫はなでられて気持ちよくなると、ゴロゴロと喉を鳴らしますよね。このゴロゴロ音は、聞く人の副交感神経を優位にさせ、ストレス解消や免疫力アップの効果があるといわれています。また、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンを分泌させるのです。」(『猫にいいこと大全』主婦の友社、P150)
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「どこでどう取り違えたのか、「民主主義」を少数派を排除黙殺する多数決処理法とか、「論議はさせても実利は渡さぬ」手段とだけ考えるおとながふえ、絶対多数党とか、「数の論理」とかがまかり通る世となってきました」(かこさとし・文、『かこさとし 子どもたちに伝えたかったこと』平凡社、P66)
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「「自分に自信が持てなくて」という人に限って、他人の話に耳を貸そうとしません。それは自信が持てないという自分を過信しているからです。人はついつい自分を信じすぎます。他人を疑うという気持ちも自分を信じてる証拠の表われ。」(みうらじゅん『さよなら私』角川文庫、P53)
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2月26日は、芸術家・岡本太郎の誕生日。 「親子こそ、かえってズレやすい。肉親だという安心感から、親はわが子に対しては不用心になる。家族制度にいやったらしさがあるとすれば、その甘え、互いが人間として真剣にたち向かわないで、枠の方によりかかってしまうことだ。」(『岡本太郎の眼』P153)