本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(新しい順)

301
生き物のおなら事情。 (参照:関麻衣子訳『おならのサイエンス』柏書房、P31)
302
「高齢だから「老害」なのではない。学ぶことを忘れ、弱者に思いを寄せる謙虚さを失い、他者の尊厳を平気で踏みにじるようになったら、社会の害になる。年齢は関係ないことを肝に銘じたい。」(鳥飼玖美子『異文化コミュニケーション学』岩波新書、P137)
303
「多数決原理は、個人的選好と外的選好を区別できません。これはきわめて重要な事実です。つまり、多数決に従うかぎり、差別的偏見を持った人が多ければ、差別は永遠に解消されないのです。」(永井均『倫理とは何か』ちくま学芸文庫、P216)
304
雪の中で戯れる子犬たち。 (長沢蘆雪《狗児図》、金子信久監修『かわいい江戸の絵画史』P113)
305
2月9日は、漫画家・手塚治虫の命日。 手塚が語る「漫画を描くうえで、絶対にしてはいけないこと」。 一、戦争や災害の犠牲者をからかうようなこと。 一、特定の職業を見くだすようなこと。 一、民族や、国民、そして大衆をばかにするようなこと。 (『マンガの描き方』光文社、P235)
306
「少しでも「変だな」と感じたら、その自分の感性を大事にしましょう。そういう時は、「自分の理解が足りないため」などと思わず、なぜ違和感を覚えたのか、一度相手と少し距離を置いて、じっくり考えてみてください。」(江川紹子『「カルト」はすぐ隣に』岩波ジュニア新書、P208)
307
「本は長持ちする。本は頼りになる。あなたが十五歳のときに、あなたに何かを語った本は、あなたが五十歳のときにも、また何かを語ってくれるだろう。あなたのその本に対する理解が非常に変化していて、まったく新しい本だと思うかもしれないけれども。」(谷垣暁美訳『私と言葉たち』P128)
308
「たとえば道徳の授業では、「共感」する能力が強調されますが、それは「やさしい気持ちで人に接すればいい」という話ではないのです。ちゃんと「知識」をもったうえでないと、他者に対して想像力を働かせることはできないし、「やさしく」することもできません」(『心の病気ってなんだろう?』P284)
309
2月6日は、漫画家/絵本作家・やなせたかしの誕生日。 「最初のアンパンマンは"人間"だった。世界中の飢えた子に、あんパンを届けるちょっと太ったヒーロー。最後は許可なく国境を越えたため、撃ち落とされてしまうという物語だった。」(『何のために生まれてきたの? 希望のありか』P42)
310
「女性が男性と同じ程度の怒りの感情を表現するとき、その怒りはたいてい、その女性の不安定な心の印として解釈されてしまう。一般的に女性は感情的であると信じられており、この固定観念こそが女性たちの感情を妥当でないものとするのに利用されているのである」(『管理される心』世界思想社、P198)
311
「優生思想とは、「何でも一人でできなければならない」という考えのこと。終わらせるためには、社会の一人ひとりが助けを求められるようになればよい。人はみな無力の状態で生まれ、人の助けを求めて育っていくのだから、その関係性こそを大切にすべきだ。」(『季刊 福祉労働』第167号、P42)
312
「学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。」「勉強しなければいかん。そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。」(太宰治『パンドラの匣』P19)
313
人間の忘れっぽさの法則性。 (参照:畑村洋太郎『未曾有と想定外』講談社現代新書、P19)
314
「不利な集団からの訴えだけでは、なかなか社会全体の変化につながらないのが現実です。なぜなら、恵まれた集団に所属する人たちは現状維持によって利益が得られているため、変化の必要性を感じにくく、変えたくないと思っているかもしれないからです。」(村山綾『「心のクセ」に気づくには』P204)
315
「親を大切にすることと、親の期待に応えることはイコールではないのです。逆に言えば、親を大切にしながら、「親の期待」に応えないという生き方がある、ということです。この点を混同して考えてしまうと、あなたは苦しむことになります。」(鴻上尚史『親の期待に応えなくていい』小学館、P12)
316
誰かを擁護するときに、一番に「実際に会ったらいい人なんだよ」と「人柄の良さ」を強調してくる人は信用ならない。
317
「最近、政治が使っている社会的孤立って、社会の側が排除しているという話をあまり使わず、孤立しているかわいそうな人がいるから支援しようみたいな話ばかりですね。そもそも政治も含めて、制度がそれこそ排除的ですよ。」(桜井啓太・文、『子育て罰』光文社新書、P222)
318
「奴隷的服従になれてしまえば、それすらも人間にとっては快となってしまう。くだらない独裁者の支配など皆が自由を求めて隷従を拒否すれば、あっという間に覆るのに、そうはならないのは、長い時間をかけて人間が隷従に慣らされた結果なのです。」(小谷敏『怠ける権利!』高文研、P80)
319
「何度も書いているが、ファンとは商品そのものではなく、商品が「大切にしている価値」を支持している人である。ということは「価値」にファンがつく、ということだ。その価値を軸にファン・コミュニティを作るべきだし、そのほうが活気づくだろう。」(佐藤尚之『ファンベース』ちくま新書、P141)
320
「一般的には、親や社会に都合のいいことが長所で、都合の悪いことが短所だとされてしまっています。けれど子どもが幼いときから自分の気持ちを抑え、我慢をするのは立派なことに見えるけれども、実は自分を見失うことでもあるのです。」(佐々木正美『子どもの心の育てかた』河出書房新社、P69)
321
「無邪気な冷笑家は、世界よりも冷笑そのものを愛している。世界を守る代わりに、自分を守っているのだ。わたしは、世界をもっと愛している人びとに興味がある。そして、その日ごとに話題ごとに異なる、そうした人たちの語りに興味がある。」(渡辺由佳里訳『それを、真の名で呼ぶならば』P80)
322
「若いということは、自分にも他人にも残酷である。若いがゆえの経験の浅さと自意識の過剰とが、自分の位置のとりかたを往々にして誤らせる。傲慢さと背中あわせの劣等感に常に揺れ動いていて自分を制御するのがなかなか難しい。」(河野裕子『わたしはここよ』白水社、P40)
323
シーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠さんが死去。ご冥福をお祈りします。 「あなたの事想うと  すごく胸があつくなるの  いつもはユーウツな雨も  サンバのリズムにきこえる  あさもやの湖に  水晶の舟をうかべて  ちょっとだけふれる感じの  口づけをかわす」 (『シーナの夢』西日本新聞社)
324
1月30日は、社会運動家マハートマ・ガンディーの命日。 「人格のともなわない知識は、ただ悪事の力になるにすぎません。この世にいる多くの「才能豊かな泥棒」や「紳士的な悪党」の例を見てのとおりです。」(鳥居千代香訳『ガンディーの言葉』岩波ジュニア新書、P52)
325
知人の古本屋店主と話していたとき、「「紙の本」という呼び方が好きじゃない。電子書籍の存在に引きずられている」という言葉に接したことがある。 上記の「紙の本」や「回転しない寿司」「白黒テレビ」のように、新しく登場したモノ・コトに対応して生み出された呼び名を「レトロニム」という。