本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(いいね順)

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「大きいものにはやられます、どうしても。多くの人が支持しだしたら、白いものが黒うなったり、黒いものが白うなったりして、それが人生になる。個人の生き方を規制する。だから流れというのは恐いです。どんな豪傑でも、やられる。」(升田幸三『王手』中公文庫、P68)
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「「知ること」は、間違いなく、自分の身を守り、自分の将来を切り拓くための武器となります。日本では全然報じられていないことを見つけたら、それがなぜ日本では報じられていないのかを考えるのです。気づいていないのか、それとも、あえて報じないのか」(内藤正典『プロパガンダ戦争』P266)
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「困難な状態にある人ほど多くの依存先をつくらなければならないのに、なぜか「家族」や「施設」に押し込められてしまう。それは「自己責任」の変形だろう。自分で責任が取れないなら家族が責任を取れ、所属先が責任を取れ。日本とは、悲しいかなそういう国でもある。」『ただ、そこにいる人たち』P218
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6月12日は、詩人・茨木のり子の誕生日。 「ぱさぱさに乾いてゆく心を  ひとのせいにはするな  みずから水やりを怠っておいて  気難かしくなってきたのを  友人のせいにはするな  しなやかさを失ったのはどちらなのか」 (谷川俊太郎選『茨木のり子詩集』岩波書店、P171)
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「馬鹿は百人寄つても馬鹿なり。味方が大勢なる故、己れの方が智慧ありと思ふは、了見違ひなり。牛は牛伴れ、馬は馬連れと申す。味方の多きは、時としてその馬鹿なるを証明しつつあることあり。これほど片腹痛きことなし。」(三好行雄編『漱石文明論集』岩波書店、P290)
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「「叱る」という行為を理解する第一歩は、それが「他者を変えようとする手段」であると認識することです。さらに踏み込んで言うと、「叱る」という行為は、叱る側が求める「あるべき姿」や「してほしいこと」を実現するための手段です。」(村中直人『〈叱る依存〉がとまらない』紀伊國屋書店、P29)
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「女性は誰でも石ころを持たされている。それを自分の中に大切にしまって体を重くするか、あるいは外に投げ出して世の中を揺るがすか。平和は弱者の沈黙を前提とする。それが平和なら、私は拒否したい。」(大島史子訳『いいから、あなたの話をしなよ』アジュマブックス、P95)
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11月26日は、漫画『ピーナッツ』の作者チャールズ・M・シュルツの誕生日。 「私たちは子供のころから人と自分とを比較することに慣れているため、自分が幸せかどうかさえも、人と比べて判断しがちです。しかし、幸せの尺度はひとりひとり違うもの。」(『スヌーピー』朝日文庫、P93)
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「言葉に責任を持たない人は、人間としてもっとも基本的ななにかを欠いています。どれほど資産や地位があっても、どれほど能力があっても、人間のあり方として失格な人をそれ以上頼ることはできません。そんな人と対話しようとしても失敗するのは目に見えています。」(『対話の技法』笠間書院、P75)
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「「群れ」にあるということ、それ自体が人を優越させ、安定させ、ときに麻薬のような万能感を生む。そして人は時々、群れを外れている人に向かってそれを確かめ、群れの中にいることの快感を得たいと思う。」(梨木香歩『ぐるりのこと』新潮文庫、P176)
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「ロックンロールの女王」歌手のティナ・ターナーさんが死去。ご冥福をお祈りします。 「人生の価値をもっとも高めるものは、自分自身の内にあります。一人ひとりが自身の成長を目指して努力すること、そのこと自体に、平和も安穏もあるということに気づいたのです。」(『ハピネス』論創社)
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「人材は見つけるというより、育てなくてはいけないし、環境によって育てられてゆくものなのである。何とかしなくてはと思うが、権力を持っている連中が、企業にしても、美術館にしても、あまりにも頭が堅くて、そのうえ政治家は心が貧しい。」(草間彌生『無限の網』新潮文庫、P252)
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「善良な弱い人間は、みすてられている。組合とか圧力団体を作り、しゃにむに叫んで要求するやつらばかりが利益をえている。このたぐいがみな悪人というわけではないが、それにくらべて、孤立した善人はあわれなものだよ。善良であるがゆえに、集団を作れない。」(星新一『なりそこない王子』P164)
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11月23日は「勤労感謝の日」。 「今や日本では非正規労働者の割合が全労働者の約四割となりました。そんな中で家族の中に正社員が一人もいない世帯では、人間らしい生活をするのにふさわしい賃金が得られなくなっているのです。」(『最低賃金 生活保障の基盤』岩波書店、P64)
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8月13日は、看護教育学者・ナイチンゲールの命日。 「迷信の多くは間違った知識,いい加減な観察,「BはAの後に起こった. よってAはBの原因である」という論法によるものである. 観察しない人にかぎって迷信深い.」(『看護覚え書 決定版』医学書院、P202)
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「日本人には「人間」の足場がない。従って、私たちの考え方には、何一つとしてしんがない。いつも外側の強力なものに畏服しているだけである。軍部が勢いを得れば軍部に、軍部が倒れて、別の勢力がはいって来れば別の勢力に、ただ無自覚に畏服しているだけである。」(田村泰次郎『肉体の門』P237)
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「自分のことは自分でするし、他人は助けないーーということは、もちろん他人もあなたを助けてくれない。そして、自分はしっかりしているのだから、あなたもしっかりするべきだ、と必要以上に他人に厳しくなる人も多くいるだろう。」(『やさしくない国ニッポンの政治経済学』講談社選書メチエ、P106)
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「迷信の多くは間違った知識,いい加減な観察,「BはAの後に起こった. よってAはBの原因である」という論法によるものである. 観察しない人にかぎって迷信深い.」(ナイチンゲール著、助川尚子訳『看護覚え書 決定版』医学書院、P202)
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「大きなうそも、声高に叫べば信じられる、といったのは、ナチの宣伝相だったが、うそをつき続けた彼の、唯一の真理の言葉がこれであった。ナチが滅びても、一度知られたその原理は、他の権力者たちによって、利用され続けているように思われる。」(なだいなだ『信じることと、疑うことと』P200)
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「学力というと、問題の解き方がわかっていて、すいすいと解いていくことのように思われているが、そんなものは学力のうちに入らない。まちがったり迷ったりするのは当然であって、早くまちがいに気づいて直せるとか、迷ってもなんとか抜けだせるのが学力だ。」(森毅『21世紀の歩き方』青土社、P50)
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「誰しも多かれ少なかれ、自分の気分や他人の言動、周囲の環境を一定程度調整しながら生活しておりそれは自然なことだが、変えられない何かを変えようとし続ける時、不適切な方法で何かを無理に変えようとし続ける時、依存症に近づいていく。」(『依存症と回復、そして資本主義』光文社新書、P34)
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「言論の権利が保障されているところでは、ファシズムの伝道者は対立する意見を真正面から封じることができない。そこで、彼らは対立意見を「暴力的で抑圧的」と宣伝する(それゆえ、抗議行動は"暴動"と表現される)。」(棚橋志行訳『ファシズムはどこからやってくるか』青土社、P55)
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3月14日は、漫画家・中沢啓治の誕生日。 「日本人全体の中に、戦争責任の問題意識が、まったく薄らいでしまっている。戦争で甘い汁を吸って味をしめている人々がいるから、また軍備だ、国を守るために戦争をやれといいだす。」(『はだしのゲンはピカドンを忘れない』岩波書店、P53~54)
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「よく、人権というと、「権利、権利と主張しすぎ」といったことが言われます。しかし、日本にはそもそも、「性別」や「人種」といった個別の人権に関する法律が少なく、人権一般をカバーする法律も、かなり乏しい状況にあります。」(神谷悠一『差別は思いやりでは解決しない』集英社新書、P50)
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「猫はなでられて気持ちよくなると、ゴロゴロと喉を鳴らしますよね。このゴロゴロ音は、聞く人の副交感神経を優位にさせ、ストレス解消や免疫力アップの効果があるといわれています。また、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンを分泌させるのです。」(『猫にいいこと大全』主婦の友社、P150)