本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(いいね順)

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「男性の中には、自分を大切にすることを学んでこなかった人も少なくありません。昔からのジェンダー観にもとづく理想の男らしさがむしろ、自分自身を大切にしたり、さまざまな感情をうまく表現することを妨げてきたのかもしれません。」(『ジェンダー・ステレオタイプから自由になる子育て』P56)
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「後から新しいことを知って考えを改めるのは決して恥ずかしいことではなく、むしろ望ましい態度だと思うのですが、多くの人は、いちど表明した意見を変えることは「恥」や「負け」だと思うようです。」(山口裕之『「みんな違ってみんないい」のか?』ちくまプリマー新書、P207)
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「人をすぐ上下とか、上手下手とかに種類わけして、どっちが偉いとか考えるという、そういう考えてもしようがないことを考えないようにしたい。比べて、自分のほうが劣っていると分かったからといって、どうしようもありません。」(大村はま『日本の教師に伝えたいこと』ちくま学芸文庫、P95)
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9月2日は、精神科医・フランクルの命日。 「人間らしい善意はだれにでもあり、全体として断罪される可能性の高い集団にも、善意の人はいる。境界線は集団を越えて引かれるのだ。したがって、いっぽうは天使で、もういっぽうは悪魔だった、などという単純化はつつしむべきだ」(『夜と霧 新版』P144)
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「男性にも女性にも、繊細でいられる自由があるべきです。そして男性にも女性にも、強くいられる自由がなくてはいけません。今や性別は、二つの相反する理想ではなく、ひとつの連続するスペクトラムとしてとらえる時代です。」(エマ・ワトソン:述、『だから私はここにいる』フィルムアート社、P150)
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「生まれ育った家庭と地域によって何者にでもなれる可能性が制限されている「緩やかな身分社会」、それが日本だ。現行の教育制度は建前としての「平等」な機会を提供する一方、平均寿命が80歳を超える時代となっても、10代も半ばのうちに「身の程」を知らせる過程を内包している」(『教育格差』P16)
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8月6日は、芸術家アンディ・ウォーホルの誕生日。 「問題は誰にでもあるけれど問題を問題にしないことが肝心なのだ。たとえば金がなくてそのことをいつも悩んでいたら潰瘍ができてしまう、それこそ問題だ。その上相変わらず金は入ってこない。」(『ぼくの哲学』新潮社、P262)
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「「思う」と「考える」の違い」 (参照:国立国語研究所編『日本語の大疑問』幻冬舎新書、P152)
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「「病む」に関係した言葉に「うらやむ」があります。この場合の「うら」は心の意味です。あまり、人をうらやましがってばかりいると、自分にもいいことはありません。気をつけましょう。」(川嶋優『ちびまる子ちゃんの慣用句教室』集英社、P68)
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「過剰労働に命をかけ、節約に明け暮れるという、労働者のこの二重の狂気の沙汰を前にして、資本主義生産の最大の課題は、もはや生産労働者を見つけることや、その労働力を倍加することではなく、消費者を新たに見つけ、欲望を刺激し、偽りの必要を作り出すことである。」(『怠ける権利』P50)
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さくらももこが描く「織姫と彦星」の物語。 「わたしゃ待つよ あの人が来ようが 来まいが待つよ  今年も 来年も ずーっと 待ってるよ  何万年も 愛し合ってたんだから ハンパじゃないんだからね……」 (参照:『COJI-COJI 3』集英社、P43~60)
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「無邪気な冷笑家は、世界よりも冷笑そのものを愛している。世界を守る代わりに、自分を守っているのだ。わたしは、世界をもっと愛している人びとに興味がある。そして、その日ごとに話題ごとに異なる、そうした人たちの語りに興味がある。」(『それを、真の名で呼ぶならば』岩波書店、P80)
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「「働く」ということは、「働いて得た結果」を目的とする行為であるが、我が国ではむしろ、「働く」ことそれ自体を尊び、それを道徳的なものとする風があり、従って「一生懸命努力する」ことがそれ自体のものとして極めて抽象的に目的とされてきたのである。」(別役実『思いちがい辞典』P67)
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「差別には、同化と排除の二つがあります。一つは「自分たちと同じようになれ」。もう一つは、「同じようになれないなら、どこかへ行け」というものです。いずれも社会環境を定数と見なすアプローチで、多様性を阻害するという意味では同じです」(熊谷晋一郎・文『わたしの身体はままならない』P35)
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「われわれは、「みかけの内発性」にだまされないようにしなければならない。みんなが好奇心・向上心を働かしているようにみえるときも、それが暗黙裡に強制されたものでないか、疑ってみることが必要である。」(波多野誼余夫・稲垣佳世子『知的好奇心』中公新書、P177)
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「一度ある人を立派な人だと思ってしまうと、その人が立派なことをしている場面にだけ注意が向けられる。反対に別の人をダメなやつだと思うと、その人がダメなことをしている場面に注意が向けられがちになる。」(鈴木宏昭『認知バイアス 心に潜むふしぎな働き』講談社、P87)
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他者を頭ごなしに「お前は無知だ」と決めつける人間は、自身の知識の不足は断固として認めない。持ちあわせの知識を使って質問を繰り返し、相手が答えられない状況をつくれることが、博識の証明であると思い込んでいる。
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1月15日は、俳優・樹木希林の誕生日。 「お金や地位や名声もなくて、傍からは地味でつまらない人生に見えたとしても、本人が本当に好きなことができていて「ああ、幸せだなあ」と思っていれば、その人の人生はキラキラ輝いていますよ。」(『一切なりゆき』文春新書、P25)
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「私たちは服従するのをやめなければいけない。変化を生み出すために私たちは権威や分裂をもたらす静けさに抗い、厄介者として扱われる時期を過ごすことになる。抵抗はいつも上手くいくわけではないが、許容することがいつも上手くいくわけでもない。」(『今すぐ格差を是正せよ!』ちくま新書、P219)
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山内志朗が紹介する、論文執筆のための「言い換え」一覧。 (参照:『新版 ぎりぎり合格への論文マニュアル』平凡社新書、P214)
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「自殺すると言う人は本当は自殺しないーーこれはかなり広く信じられている誤解です。」「自殺した人の八割から九割は実際に行動に及ぶ前に何らかのサインを他人に送ったり、自殺するという意思をはっきりと言葉に出して誰かに伝えているのです。」(高橋祥友『自殺の心理学』講談社現代新書、P5)
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7月30日は、作家・小田実の命日。 「ナショナリズムに酔うこと自体がわるいというのではない。酔うことによって、たとえば、酔わない人、酔えない人を「なんだこいつは」と白い目で見始めることがおそろしいのである。」(『東京オリンピック 文学者の見た世紀の祭典』講談社文芸文庫、P388)
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7月19日は、心理学者・河合隼雄の命日。 「100%正しい忠告は、まず役に立たないが、ある時、ある人に役立った忠告が、100%正しいとは言い難いことも、もちろんである。」「ひとつの忠告が役立つと、人間は嬉しくなってそれを普遍的真理のように思い勝ちである。」(『河合隼雄』平凡社、P42)
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11月11日は、作家・ドストエフスキーの誕生日。 「人間というものは、もともとシステムとか抽象的結論にはたいへん弱いもので、自分の論理を正当化するためなら、故意に真実をゆがめて、見ざる、聞かざるをきめこむことも辞さないものなのだ。」(『地下室の手記』新潮文庫、P42~43)
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「…不公平があるって事実をまっすぐ見つめて、それでもあきらめずにたたかうこと。  …自由は、だまっていてももらえるものじゃないんだって気づくこと。  …自分の自由だけじゃなく、みんなの自由の責任も、ぼくらはみんな負っているんだってあたまに入れておくこと」 (『自由って、なに?』P77)