本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(いいね順)

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「今の日本では、「お客様扱い」が行きすぎているため、あきらかに理不尽なクレームであっても、うっかりたしなめたりすると、客はさらに激しく怒り出し、訴えるぞと脅しに出たり、ネット上に大げさに悪評を書き込んだりする。」(榎本博明『「おもてなし」という残酷社会』平凡社新書、P150)
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「日本には, ネコは1200-1300年ほど前, 8世紀の奈良時代に中国から運ばれてきたとされる. 船に積まれた仏教の経典とともに, それをネズミの害から守るために運ばれてきたと考えられる. 最初の経典の渡来は, 奈良時代の初めの和銅3(710)年である」(大石孝雄『ネコの動物学』東京大学出版会、P101)
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7月7日は、放送作家・永六輔の命日。 「難民がインチキだろうがなんだろうが、  助けてくれって言われたら助けるのが  人間じゃねェのかね」 (『一般人名語録』講談社文庫、P155)
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「図書館ができても、書店のお客さんは減りません。今まで、本を買ってまで読む習慣がなかった人も、公共図書館を無料で利用することで、本に親しむようになると思います。本を読む楽しさ、便利さを知った市民は、書店へも足を運ぶようになるでしょう。」(田中共子『図書館へ行こう』岩波書店、P117)
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「長続きする幸せは平凡な幸せだ、言葉を代えるとドラマチックな幸せは長続きしないからこそ濃い。幸せが毎日の暮らしの低音部を担っていて、幸せだっていうことにも気づかないくらいの、BGMみたいな幸せが、一番確実な幸せかもしれない。」(谷川俊太郎『幸せについて』ナナロク社、P11)
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「誰も自分の話を聞いてくれないと思うとき、社会は敵だらけの危険な場所に見える。すると、当然のことながら、他者は悪魔的に見えやすくなる。だけど、もし誰かが十分に聞いてくれたならば、世界には理解してくれる人「も」いると思える」(東畑開人『聞く技術 聞いてもらう技術』ちくま新書、P210)
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2月6日は、漫画家/絵本作家・やなせたかしの誕生日。 「最初のアンパンマンは"人間"だった。世界中の飢えた子に、あんパンを届けるちょっと太ったヒーロー。最後は許可なく国境を越えたため、撃ち落とされてしまうという物語だった。」(『何のために生まれてきたの? 希望のありか』P42)
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「この国では、独立した人格、独立した人、人そのもの、そういう「人」概念が欠けている。私はそれを疑う。人「間」なのであって、「人」ではない。「人の間」とは、うまいことを言う。そういうことを感心したように言う人があるが、私は気に入らない。」(『日本人の身体観の歴史』法藏館、P69)
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「「ノー」と言えない人の多くは「人を拒否したらうらみを買い、仲間はずれにされる」というビリーフ(考え方)を持っている。しかし、「ノー」と言うことによって尊敬をかちとることもある。」(国分康孝『〈自己発見〉の心理学』講談社現代新書、P42)
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「時は金なりということばを、私は好きではない。とても時間を大切にして無駄のない時間を使う人を、立派だなあと思っても、できたら私は、時間を無駄に過ごしたいと思うし、時間に追いかけられたり、時間を追いかけたりしたくない。」(佐野洋子『私の猫たち許してほしい』ちくま文庫、P78~79)
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かこさとしの描く「パン」が可愛い。 (参照:『現代思想』第45巻第17号、P5) #パンの記念日
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「自分が嫌いだったものを、子供には好きになってほしい、というのも、虫が良すぎる。自分ができなかったことを子供には実現してもらいたい、と考えるような親の言うことを聞く子供はいない。たとえいたとしても、大した大人にならない子供である。」(森博嗣『勉強の価値』幻冬舎新書、P90)
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「自分の不注意を後悔するのは立派なことです。でも後悔も度がすぎると逆効果になることがあります。罪の意識が強くなりすぎて、動きがとれなくなり、「しようがない。どうせうまくいかないんだ」と思ってしまいかねません。」(笹野洋子訳『いいことは、いつくるかな?』講談社、P148)
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「「思う」と「考える」の違い」 (参照:国立国語研究所編『日本語の大疑問』幻冬舎新書、P152)
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「みんながやっぱ  自分は人間のクズだと思ってればさ、  素晴らしい世界が来ると  思うんだよね(笑)。」 (忌野清志郎『使ってはいけない言葉』百万年書房、P6)
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12月16日は、作家サマセット・モームの命日。 「人は心の中の大切なものを他者に伝えようと苦闘するが、他人は受け取るだけの力を持たない。だから、人は他者を知ることも、他者に知られることもできずに、並んでいても一緒にではなく、孤独に歩むのだ。」(『月と六ペンス』岩波書店、P270)
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「自分の足で立つことは、誰にとっても必須である。ただ、何らかの理由でひとりでは生きられない時もあるし、支えが欠かせない立場におかれている人もいる。誰かと助け合うことが「自立」を阻害することにはならない」(『異文化コミュニケーション学』岩波新書、P162) amzn.to/3b4eaPg
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「現代的ポピュリストは「他者」をあからさまに見下すというよりも、むしろ「権威的エリート知識人はわれわれのことを無視するが、実はわれわれこそが被害者/犠牲者なのだ」と主張することが多い。」(塩川伸明・文、『思想』no.1174、岩波書店、P2)
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「親が子を愛することも、男が女を愛することも、相手を精神的に自立せしめるということが、ほんとうの愛なのかもしれない。「あなたなしでは生きることができない」などと言ううちは、まだ真の愛のきびしさを知らないということになるのだろうか。」(三浦綾子『道ありき〈青春編〉』新潮文庫、P194)
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「失うもののない人と争ってはならない。とうてい勝ち目はない。相手はすでに羞恥心を含めて何もかも失っているから、もはや何の憂いもない。だから、人を人とも思わぬありとあらゆる手を使う。あなたの価値ある名声をそんな恐ろしい危険にさらしてはならない。」(『賢く生きる智恵 新版』P65)
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「完全に「他者のため」という動機だけで良心が生じるわけではない。他者に承認されたい、他者と共に生きたい、という「自己のため」の動機も当然あるだろうし、あっていいと私は思う。そうでなければ、自己犠牲を美徳と考えるような偏った義務論になりかねない」(『共感の正体』河出書房新社、P188)
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「いじめのかなりの部分は、学校の外で行われれば立派な犯罪です。では学校の中で行われればどうでしょうか? 「罪に問われない、学校は法の外にある」という考え方は、多くのひとがもっているかもしれませんが、ただの錯覚です。」(中井久夫『いじめのある世界に生きる君たちへ』中央公論新社、P8)
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「無学な人びとと同じくらい、高い教育を受けた人びとのあいだにも無知は見られる。ときとして、個人的な経験を深く受け入れるのに教育が妨げになることもある。一方、教育の不足は、個人の経験に限界をもたらすことがある。」(野中邦子訳『アート・スピリット』国書刊行会、P98)
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4月26日は哲学者・ウィトゲンシュタインの誕生日。 「思考は言語で偽装する。すなわち、衣装をまとった外形から、内にある思考の形を推測することはできない。なぜなら、その衣装の外形は、身体の形を知らしめるのとはまったく異なる目的で作られているからである」(『論理哲学論考』岩波書店、P39)
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「会社からすれば、いじめのおかげで、社員から不満の矛先を向けられる恐れが減る。加害者が自分の職場ストレスを発散するために無自覚に行っていたいじめが、会社にとっては、過酷な職場の「統治」に役立っていたというわけだ。」(坂倉昇平『大人のいじめ』講談社現代新書、P90)