本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(いいね順)

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「常に「正解」を当てさせることや、結果がよければすべてが正当化されることを、学校や家庭が「模範」として示しているかぎり、ものごとの背後にあるものを考えようとしたり、ものごとを一面的にながめないようにすることは永久に学べないでしょう。」(『「わかる」ということの意味[新版]』P211)
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「本当に好きなものに溺れると、中身をちゃんと見抜くことが出来るようになる。どうしてこんなに惹きつけられるのか、不思議だ、不思議だと思うから、もっと深く知りたいという気持ちがわいて勉強にもなるんです。」(田辺聖子『歳月がくれるもの』文春文庫、P52) note.com/honnoinosisi55…
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「他人の書いた文章に好き嫌いのある人なら、文章を書くということに縁がある、と私は申しました。なぜなら、本当に立派な文章が書けるようになる日まで、この縁を生かして、作家でもよい、学者でもよい、自分の好きな文体の所有者の文章を徹底的に真似ればよいからです。」(『日本語の技術』P18)
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「自由とは、  「ほかでもない自分自身こそが  自らを導いてくれる存在である」と  気づくこと」 (ダイアン・ナッシュ:述、『プロテストってなに?』青幻舎、P9)
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なかなか興味深い「主な企業の守り神」一覧。 (参照:前野和久『現代日本を宗教で問う』日本放送出版協会、P221)
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「漫画より楽しいことがあるものなら、ぜひ教えてほしいわね。」(高橋留美子・述、『カメントツの漫画ならず道 2』小学館、P96) #漫画の日
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「人とは親しめ、だが安売りはするな。  これぞと見極めた友人は決して放さず  鋼のたがで心に縛りつけておけ。  だが生まれたてのヒヨコみたいな連中にいい顔を見せ  手がしびれるほど握手しまくるのは禁物だ。」 (シェイクスピア著、松岡和子訳『ハムレット』ちくま文庫、P43)
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「言葉にできる女性をただ「強い女性」として見るのではなく、言葉にできない/しない女性のことを「弱い女性」と見るのでもなく、言葉にすることの痛みも伴った/伴っているのではないかと考えを巡らせる必要がある。」(安達朗子・文、『障害学研究17』明石書店、P24)
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「ファンという正体不明のものに振り回されて、疲れ果ててしまうミュージシャンもいる。特に今は、長く売ろうじゃなくて、今のうちに売って使い捨てちまおうっていう発想が、業界の主流だからね。まあ、これはもちろんこの業界に限らないんだけど。」(忌野清志郎『ロックで独立する方法』P222)
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「自分でコントロールできそうにないことを、夜中にまで考えなくていい。陽の高いうちにうんと悩んで、せめてまぶたを閉じる夜くらいは、とんちんかんな夢みたいなことを思い浮かべて、心の荷物を軽くしよう。悩み事に心身を占領されないようにしよう。」(『ただしい暮らし、なんてなかった。』P27)
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「ストーリーをすでに知っている作品は、読む気がしないという人がいる。その気持ちが分からない。芝居や落語というものは、ストーリーを知ったうえで楽しむものである。小説だってさして変わらない。常に新しいものを追いかけるはがりが読書ではない。」(黒田龍之助『物語を忘れた外国語』P23)
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「ホンネという我欲の主張が正しい行動なわけじゃないんだ。「私はホンネで生きている」なんて、かなり甘い台詞だよな。その人の周りでは、多くの人がホンネを抑えて見守っているんだよ、きっと。」(田村隆一・述、『言葉なんかおぼえるんじゃなかった』ちくま文庫、P75)
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「書籍には、間違いなく人類の知恵がつまっているものであるが同時に毒も盛られているのである。本から離れられない人間は、その毒に魂を吸われてもいるのである。本には近づくなよ、近づくと舌なめずりしてなめたいものが、たっぷりあるからね。」(佐野洋子『問題があります』ちくま文庫、P59)
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「民主主義に必要な3つのポイント ①ものごとを決めるプロセスの透明化 ②参加を通じた当事者意識 ③責任をもつこと」 (参照:宇野重規『そもそも民主主義ってなんですか?』東京新聞、P148)
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「仕事で男性と比較されながら、容姿について女性同士で比較され、人生については専業主婦や子どものいる人と比較され、様々な価値観に引き裂かれながら、頑張りすぎるくらい頑張っている。それが日本の会社で働く女性たちの実態ではないか。」(中野円佳『上司の「いじり」が許せない』講談社、P44)
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「学習を苦役と考える人は、その方法を工夫することに思い至らず、反復訓練と暗記だけを学習法と信じて繰り返す。そして試験が終わり学校を離れれば、学んだことのほとんどを手放して顧みない。こうした人が「勉強なんて役に立たない」と公言し、専門知より世間知を優先する」読書猿『独学大全』P450
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「現代人はゆっくりするということも、何もせず、ボーッとしている時間を過ごすことも苦手です。何かをすることで幸福感や充実感を得ようとします。でも、何かをするのではなく、何もせずに、いるだけで幸せを感じられる場合があるはずです。」(『ハブられても生き残るための深層心理学』P219)
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「味方でなければ敵だ、賛成でなければ反対だ、と受け取る人がいるが、そうではない。味方でも敵でもない、賛成でも反対でもない、ニュートラルな立場がある。「好きじゃない」というのは、「嫌いだ」とは明らかに違う。」(森博嗣『追懐のコヨーテ』講談社文庫、P203)
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「自由とは、じつは獲得しようとするものであって、あたえられるものじゃない。自由をあたえられていると思い、自由を謳歌している気分になっているとき、その人々は本当は自由じゃない。」(巖谷國士『シュルレアリスムとは何か』ちくま学芸文庫、P230)
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「弱い者は滅び、強い者が生き残るというのが自然界の鉄則です。しかし、その中で、植物たちが見出した「強さ」とは何でしょう。それは、「たくさんの種類がある方が強い」ということです。そして、「みんなが違うことが強い」ということです。」(『植物たちのフシギすぎる進化』筑摩書房、P79)
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6月19日は、作家・太宰治の誕生日。 「学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ。」(『パンドラの匣』新潮文庫、P19)
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「本を読んでいるうちに、本のつくりだす世界に没入してしまえたら、それは大きな喜びである。本を読んでいるうちに、いつのまにか本をはなれて、自分なりの空想を勝手に発展させることができたら、これまた大いに楽しいことである。」(湯川秀樹『本の中の世界』岩波新書、Pⅱ)
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12月9日は、作家・夏目漱石の命日。 「馬鹿は百人寄つても馬鹿なり。味方が大勢なる故、己れの方が智慧ありと思ふは、了見違ひなり。牛は牛伴れ、馬は馬連れと申す。味方の多きは、時としてその馬鹿なるを証明しつつあることあり。これほど片腹痛きことなし。」(『漱石文明論集』岩波書店、P290)
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「じつは孤独というのは、自由自在にふるまえ、無理しない自分にもどれる場所であり、そこからまた社会に打って出ていく「陣地」になるのです。これは赤ちゃんの成長を頭に描けば、すぐに理解できると思います。」(武長脩行『「友だちいない」は"恥ずかしい"のか』平凡社新書、P75)
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1月8日は、音楽家デヴィッド・ボウイの誕生日。 写真は、電話BOX内のデヴィッド・ボウイ。 (鋤田正義:撮影、『時間~TIME BOWIE×KYOTO×SUKITA』P10)