52
53
54
ミーム汚染とは恐ろしいもので、私はすでに「ある男の娘」という文を見れば「あるおとこのこ」と読み下してしまうし、「イヤー!!!」はニンジャスレイヤーだし、「お兄さん許して!」は甲高い中年男性の声で再生されてしまう身体になっている。
55
すぎやまこういち氏、森繁久彌氏、藤村俊二氏、笹野高史氏、桂歌丸氏あたりは、子どもの頃に見た初期状態が「おじいさん」だったおかげで、「おじいさんの姿をした不老不死の存在」だと思っている節があった。
58
母「これ、あんたから孫クンにってことにしとき(1万円)」
私「お、おう。おーい孫クン、お年玉やぞ(5000円)」
父「おー孫クン、タカシからいくらもらったんだ?」
孫「3000円だった🥺」
父「なにぃ!? 2万円渡したのに!😡😡😡」
これ大好き
59
この江戸期〜戦前期のアサガオ研究は本当にすごい。江戸期のアサガオには「黄色いアサガオ」があったことがわかっている。黄色い花のアサガオは青いバラのように本来ありえない色なのだけど、江戸期にはそれが存在した。その後失われた黄色いアサガオは、最近、遺伝子操作でようやく再現させられた。
60
夜に新幹線に乗っていると、名前も知らない土地の夜景がつぎつぎ車窓に流れていって、「この光の向こうにこの光の数だけそれぞれ人の人生だとか家庭だとか土地の歩んで来た時間があるんだよなあ…」と寂しいような暖かくなるような不思議な感覚に包まれる。旅をよくするようになって、ずっとそう…。
61
ある山奥の谷間にかかる藤花の橋。病気で体が不自由になった旦那さんのため、奥さんが家から見える位置に藤を植えたものがこうなったのだとか。別の用事で向かった集落で、現地の人に教えてもらった場所なのだが、こんなに雨が似合う風景もないと思えた。
262/365 #斜陽暦
63
66
「失敗した」人たちへ
#全日本失敗写真協会
67
68
69
とある農村部を歩いていると、見慣れない円型郵便ポストを見かけた。住人に訊ねると、戦争が激化した昭和10年代、金属不足のため陶器などで製造された「代用品」の一種で、当時の逓信省がコンクリートで作ったポストだと語られた。しかも、現役のものは国内でこれが唯一なのだと…。
232/365 #斜陽暦
70
「怒る」「キレる」のにも訓練がいる。いや、正確に言えば、「正直な感情を他人に発現する」と表現した方がいいだろうか。特に家族、あるいは社会や集団の中で抑圧され続け、「自分が我慢すれば全部丸くおさまる」と考えるタイプの人ほどこの訓練がうまくいってない。
72
これ本当そうなんですよ。中国山地は「全体的にながらかにすべて山」というのが大きな特徴で、どこに行っても人がまんべんなく住んでいて、小さい集落が銀河や星間物質の分布構造のように連なっている。こういう山地であってもどこに行っても人がいる土地は国内ではほかにない。
73
香川の宇多津町にあるオッペン化粧品のネオンサインを、四国最強の昭和文化の遺産だと思っている。
74
75