小児のコロナ感染の重症化は珍しいですが、残念ながらそこまで稀ではありません。 米国だけでも、コロナ感染による8300人の小児入院、100人近くの小児死亡が確認されました。 日本では、オミクロン株流行期に入っても、513人のコロナによる5-11歳の入院がありました。
男性だけが働いて、帰って来たら「飯、風呂、ビール、テレビ」の時代にはこの働き方でも大丈夫だったかもしれませんが、現代の共働きしながら二人で子供を育てる人などには負担が大きすぎます。重要な時に全力出せるためには、一息できる時も必要。
やはり、一番重要なのは「コロナに感染した時、重症化を防げるのか」。幸いに、その答えは「Yes」。 「時間が経つと感染予防効果が12%」と報告したアメリカの文献でも、「コロナ入院の予防効果」は最後の週でも64%と高いまま推移していた。
【効果性】 では、このワクチンで本当にそういう事を防げるのか? 最近「時間が経つと小児ワクチンのコロナ感染予防効果が12%に下がる」という報告が取り上げられて、ワクチンの効果性を疑問に思う親御さんもいます。 しかし、私達が重視するべきなのは「感染予防効果」ではなく「重症化予防効果」。
その513人の入院の中には、私が診療所で診た子供が1人います。 30分も一緒に救急車を待ちました。ずっと診察台でじっと動かず、とてもぐったりして、本当に可哀想だった。 もし、自分の子供があの状態になる可能性を少しでも下げる方法があれば、できる事は何でもしたい。
「ファイザーを待ちたい」からモデルナの接種を敬遠する人が多く、この感染状況でも集団接種会場の追加接種の枠が余っているそうです。 これは非常にもったいない事。 海外のデータを見ると、追加接種でモデルナを選択するメリットは大きいと思います。 (続) yomiuri.co.jp/medical/202202…
日本の子宮けい癌検診を見た時、この内診台の使用が気になりました。医師にとってはすごく便利ですが、患者さんにとっては嫌じゃないかなと思いました。 オーストラリアだと基本的にかかりつけ医が普通の診察室のベッドで検体を取ります。日本もこういう選択もあれば受診率が上がると思います。 twitter.com/mmmmmeow123/st…
オミクロン株が急拡大している中、「今どのように生活すれば良いのか」と迷う人は多いと思います。 今までの全ての感染対策は引き続き大切ですが、今の日本の状況の中で、最も重要な感染対策はこれだと思います。 「高齢者と接する際、自分がコロナに感染していると思って行動する」 (続)
Pfizerのコロナワクチン、本日接種しました!供給が厳しい中、優先して接種させて頂け感謝です。 31歳の医師として重症化するリスクは元々少ないですが、発熱外来を担当していると無症状のまま周りに感染させてしまう事が心配です。2回目の接種後、このリスクが大幅に減少する事はとても嬉しいです。
私の日本語の勉強の中で、鬱の漢字を書くのよりも難しいチャレンジは何と「外来語」。日本語の決まった発音や綴りがどうしても覚えられない! 例えば「Native」を書こうとすると: ネーチブ? ネイチブ? ネーティーブ? と連呼した後、諦めて辞書で調べます。友達のはずの英単語に裏切られるとは...
急にデルタ株が登場して、今までの感染対策の常識がひっくり返されて「何がどうなってんの!」と思う方が多いと思います。 その中で、聖路加国際病院の感染管理専門家@SakamotoFumieのインタビューは最新情報のまとめとして大変便利だと思います。 twitter.com/BFJMedical/sta…
@yulloyd It's great that you want to help tourists in Japan! Really, there is no need to worry about your English in these situations. When we are stuck, even someone trying to communicate with gestures is very helpful!
子宮けい癌から女性を守るHPVワクチンは海外で一般的なのに、日本でほぼ接種されていない。 この悲惨な状況は「メディアのせい」という視点が多いですが、もはやメディアの性にできないと思います。一番の問題は2013年に積極的推奨中止された事ではなく、その後8年間も放置されている事。
人生の中で一番大きな地震! 揺れている最中にガラスの割れる音。 テレビかなと思ったが、金平糖の瓶でした。 (金平糖以外は無事です)
再診料がこんなに安いと、特に開業医にとって「再診患者に時間をかけて診る医者は馬鹿を見る」。5分で終わらせないといけない診察は医師にとっても、患者にとっても嫌な状況です。 検査に何万円も出している保険制度が、医師と患者のコミュニケーションをもうちょっと高く評価するべきだと思います。
ブースター接種の副反応報告 接種してから翌日の朝になりますが、つまらない程副反応がない。唯一困っているのは接種部の痛み。川の字で寝ていると、ずっと子供達が接種の部分をドンピシャで蹴ったりします。 発熱は全くない。倦怠感もない(子育ての分以外)。どちらかというと、2回目よりも楽です。
「コロナワクチンで熱や倦怠感が出たら嫌だ。最初から解熱薬で予防してもいい?」 ワクチンはウイルスと戦う「予行演習」を起こす事で免疫力を鍛えます。発熱や倦怠感は、その演習の一部。最初から抑えると、ワクチンの効果が落ちてしまう可能性が考えられます。一度症状が出たら解熱薬を飲んでもOK。
日本のミュー株の初症例の報道を見て「また始まった」と絶望を感じている方は多いでしょう。 ですが、現時点では感染力がデルタ株を上回る様子はないので、過剰に不安になる必要はないと思います。2千以上の症例があった米国でも、「差し迫った脅威ではない」としています。 news.yahoo.com/fauci-mu-covid…
#子宮頸がんは予防できる オーストラリアは、HPVワクチンのお陰で、2028年にも世界で初めて子宮頸がんを撲滅する国になる見通し。 アバウトな我国でも出来る事なら、日本にとっては簡単なはず。日本で毎年1万人もの女性が子宮頸がんになるのは、いつまでも続く必要はない。
日本の「自分の努力を常に周りに見せないといけない」文化では時間通りに帰りにくい。でもシフト以上の勤務が習慣になると、チームが皆燃え尽きてしまう。🇦🇺ではから朝のスタッフが積極的に「早く帰れ!」と叱って帰らせています。「チームのために帰る」も日本で普及するといいかもしれないです。
4月からの高齢者のコロナワクチン接種が開始します。そうすると「接種後○人死亡」と不安を煽ぐ報道が出るまで時間の問題です。 日本では毎週約2万人の高齢者が死亡し、この中で予期されない突然な死亡も多く含まれています。 重要なのは「○人死亡」ではなく、「非接種群と比べて多いかどうか」。
私達大人が苦労した発熱や倦怠感の「全身性副反応」についても、子供たちの方が発症率が低い。 大人では、2回目接種後での全身性副反応の発症率は65%ですが、子供では40%程度。そして、その中が殆ど軽症。 「次の日はぐったりして動けない」ような経験は子供ではとても少ない。
「どうやって日本語を勉強した?」とよく聞かれますが、その答えは: - 小学校から日本語の基本(🇦🇺の学校では日本語が人気) - 15歳の時に日本で3ヶ月留学 - 大学で日本語を3年間 - 日本人配偶者とバイリンガル娘に発音間違いの頻繁な指摘 - 毎日隙間時間にスマホで日本語の勉強 まだまだ勉強中です!
新しいテレビの一番好きな使い方: 電気を消して、ユーチューブで虫の音付きのキャンプファイヤー動画をつけて、お話をします。 火の不思議な力で、いつも走り回っている我が子達でも、静かに眺めながらお話を聞く。家の中が、少し落ち着いてのどかなになります。